せもっちの空手と筋トレブログ

主に空手についての考え方、練習、鍛錬などといったことや、筋トレについてなど書いていこうと思いますm(_ _)m押忍!

膝(ひざ)の痛みと空手【膝が痛い時】トレーニング方法、ストレッチや対処方法など。

                          ・膝(ひざ)の痛みと空手・

 

こんにちは、こんばんは、せもっちです(。-`ω-)押忍!

今回はどちらかと言いますと、中高年向けのお話しになるかもしれません。

【膝(ひざ)】の痛みと、空手についての気づきのような感じのお話しになります。

 

どうやら、膝が痛む理由として、今までは立ち方が悪いと言うことだったり。

爪先の向きに無理があるからではないか?

といったことを勘ぐってみたりしたいたんですが。

 

普通に考えてみれば、こうではないか?

といったことを思いましたので、今回書いてみようと思いました。

 

膝の痛みの原因としては、ほかにも有名なものとして【膝の軟骨のすり減り】といったことなども、テレビなどでもよく言われています。

しかし、膝の軟骨のすり減り、といったことに関してはどうにも、膝の関節部分そのものには神経がなく、軟骨のすり減りとは関係ない。

といったことも言われており、我々にはいったいぜんたい、何を信じれば良いのかよくわからない状況ではあるかと思います。

 

そこで、普通に、もっとも簡単にスポーツの世界で言われているように。

たとえば、ベンチプレスを50KG上げることが限界である人に、無理やり60kgを持たせるようなトレーニングをさせていると、最初は筋肉がつくかもしれませんが。

そのようなトレーニング方法を続けていますと、やがていつかは必ず肩や肘などを壊してしまう日が、おそらく間違いなく訪れることになります。

 

それと同じように考えますと、膝が壊れる原因としては。

膝の力不足、といったことが考えられます。

膝が、形などを頻繁に回数も多く練習していますと、痛みを起こすことがあると思います。

若い頃にはあまりないかもしれませんが、若い人でも、あまり無理をすると膝に痛みを抱えることにもなる場合も多いと思います。

 

それの理由として、やはり膝の力不足が考えられると思います。

 

単純に、足腰のパワーといったこともありますが、それだけではないと思います。

足腰のパワー不足、といった要素もあると思われますが、それだけだと。

「じゃあ、スクワットをすればいいのかい?」

といったことになってしまいます。

 

重たい重量を使ってスクワットなどを行うことで、足腰が強くなり、膝も強くなる、といったことはあると思いますが。

形などを行った場合に痛みが出る場合は、単純に足腰や膝の【筋力】といったもの以外にも、膝まわりの関節や、靭帯や腱、といった部分の強化もしていく必要があり、単純にスクワットで太ももまわりの筋肉が大きくなれば、膝が強くなったか、となりますとまだ不安が残るところです。

 

そこで、関節部分や、靭帯や腱のトレーニングとしては、スクワットも期待できるわけですが。

わたしは、空手の練習方法で言いますと、【立ち方】をやってみると良いのではないか?

と最近、考えております。

 

昔の空手や武術の世界では、まずいきなり型や組手を練習することはなく、最初の3年間は【立ち方】だけ。

【立ち方】だけを3年間やった、と昔の武術や空手の世界でも言われていることなんですが。

それは、立ち方を3年やることで、基本をしっかりと身に着ける必要があるんだよ。

と言うようなことなんだろうな。

と、わたしは昔から考えていたんですが。

 

今回の、膝の痛み、といったことを考えますと。

とくに空手のようにスピードを必要として、形の最中にジャンプといった動作なども含まれる。

強く踏み込むような動作があったりなど、膝に強く衝撃が加わるような動きのある形の場合、なおさら膝の負担は大きいものになります。

 

そこで、わたしの提唱として【立ち方】を行うことで、足腰を鍛えていく方法です。

ただその場で【立ち方】を行うだけでも良いし、移動の要素を入れても良いと思います。

ただ、膝に痛みのある場合や、まだ初心の場合は、いきなり激しい動きである【形】の練習に入る前に、しっかりと【立ち方】を行っていき、膝まわりや足腰をしっかりと強くすることで、膝の痛みが起こらないようにしていきます。

 

たとえば、形をやって、最初の1回目はあまり痛くないけれど、回数を重ねていくうちにだんだんと痛みが出てくるような場合は、足腰や膝が弱いと言う可能性があると思います。

 

つまり、運動で言うところの【オーバーワーク】の状態になっているわけです。

 

もう膝の耐久力の限界を超えてしまっているわけです。

膝の耐久力の限界を超えてしまったことにより、痛みが起こっているわけです。

最初のうちは痛くないけれども、何回も回数を重ねていくうちに痛みが出てくるような場合は、膝以外にも、もしかすると【足腰】まわりが全体的に、強い疲労状態になってないでしょうか。

 

その場合、足腰が【形】の練習をハードに、回数も多く練習していけるくらいに、強くない可能性があると思います。

 

形には、軸足を中心として【回転】するような動作もあります、そのような回転する動作は膝に非常に負担がかかります。

なので、そんなにひどく痛みがない場合などは、回転やジャンプ動作など、無理な動作が含まれない【基本移動】をたくさん行うことで、しっかりと膝周りを強くすると言う方法も良いかと思います。

 

昔の方々は、みなさん基本移動の練習だけで1時間くらいは行った。

と言うようによく聞きますが、それによってしっかりとした強い足腰が作られ、形動作に含まれる【回転】や【ジャンプ】、【強い踏み込み】といった動作にもしっかりと耐えられる強い足腰を作っていたのかな、と思います。

 

そういった、立ち方であったり、基本移動などを徹底的にやはりやるべきなのだろうな、と今回考えましたね。

 

・膝が痛い時

 

膝が練習中などに痛くなったら、無理をしないほうが良いです。

試合などがある場合、どうしても無理をしてしまうこともあると思いますが、膝の痛みが練習するごとに、どんどんひどくなっていっている場合は、いったん練習を休んで、ある程度痛みが抜けてから、あまりスピードをつけずに、回転やジャンプといった動作も控えるようにして。

移動基本や、立ち方などから行っていき、膝や足腰を鍛え直すほうが良いかもしれません。

 

ランニングなどもそうですが、その人にあったスピードや距離、といったものが守られていないで無理をすると、やはり膝であったり、腰であったりなど、どこかが壊れてしまうように思います。

 

練習前や、練習後のストレッチなども、しっかりと行うべきです。

 

練習前の静的ストレッチは、運動能力を低下させてしまう、といった考え方が最近のスポーツ界では常識となってきてますが。

空手の練習においては、そんなにアスリート的なことは行わないと思います。

静的ストレッチを行ったことで、重たい重量が上がらなかったり、タイムが落ちてしまったり、など、そういった競技ではないので、安心して静的ストレッチを行って良いとわたしは思います。

 

・膝の痛みに重要なストレッチ

 

仰向けになり、膝を抱える動作で、臀部やハムストなどを伸ばしていきます。

仰向けになり、両足を開脚する【テコンドーストレッチ】と言われるものもおすすめです。

開脚動作は、座るポジションでもできます。

【開脚動作】によって、内転筋群がストレッチされます。

それにより、膝の内側の筋肉群や腱・靭帯などを伸ばすことができます。

 

【逆正座】と言われるポジションも良いです。

これは回し蹴りなども上手になるので、普段からよく行うのが良いと思います。

よく言う女座り、といったようなポジションになります。

これが硬いと、回し蹴りの際に、横にしっかりと膝が持ち上がらなかったり、やはり膝まわりもどうしても固くなってしまってますので、膝を痛めやすくなってしまいます。

 

【前屈運動】でしっかりとハムストリングス筋群をストレッチします。

太ももの裏側にある、大きい筋肉群を伸ばしていきます。

膝に痛みがある場合、ハムストリングス筋群が硬くなっている場合がよく見られます。

膝まわりばかり気にしてしまいますが、太ももの裏がわのハムストが硬くなっている場合があります。

 

【膝まわし運動】立ちストレッチのポジションで、体育の授業などでよく行われる膝まわしもしっかり行うべきです。

 

【屈伸運動】立ったりしゃがんだりの、屈伸運動も行うと良いです。

 

【伸脚運動】立ちストレッチのポジションから、軸足を軽く曲げ、もう一方の足を延ばし、軽く膝のうえに手を乗せていく、基本的なストレッチです。

これは、軽く膝を逆方向に伸展させてやる動作が入るので、膝の可動域アップの効果が期待できます。

 

運動直前は、あまり強く行わないほうが良いと思います。

 

運動後や、入浴のあとなど、体が温まっている時に、入念にストレッチを行うことで、膝まわりの筋肉をほぐし、膝の痛みを和らげることができます。

 

温浴と、冷水浴を交互に繰り返す方法も、血流を高め、回復を促進させるとのことですので、おすすめです。

 

それでは、今回は【膝の痛みと空手】について、考えてみました。

 

とくに、中高齢になりますと、膝の痛みがどうしても付きまとってきますので、気を付けたいところです。

自分の足腰が衰えていることに気付かない場合も、どうしてもあるかと思います。

どうしても足腰がきついところを、無理して練習することで、膝も壊れてしまいますので、とくに中高年以上になりましたら、あまり無理をしないでコツコツと練習を積み重ねていく方法が、良いのではないかと思います。

 

それでは、今回はこのあたりで失礼いたします。

 

自然な動き

          ・✨せもっちの空手研究会✨・

 

こんにちは、こんばんは、せもっちでございます<(_ _)>令和2年!今年もよろしくお願いいたしますぞいっ✨

 

今回は、以前からよく考えていたことなんですが。

最近になって、子らにもよく言っていることなんですが。

 

自然な動きを心がけよう!

 

と言うことなんですよ。

 

たとえば、前屈立ち追い突きですけれども。

骨盤が、自然に、本当に力を抜いた時、ゆっくり動いた時、どう動きたがっているか?

と言うことなんですよ。

 

自然に後ろ脚を引き寄せて、前足にスッ・・・と寄せていきます。

その時に、後ろ足が寄せられた時に、骨盤は、自然とどうなるのか?

骨盤は、どのように動きたがっているのか?

 

と言うことなんです。

 

その、骨盤が自然とどう動きたがっているのか?

 

と言うところを無視して、筋肉や脳みそで、コントロールしようとすると、必ずムリがかかってしまうんです。

必ず、腰を痛めて腰痛を引き起こしたり、ヒザを痛めてしまい、選手としても、空手を生涯を通して練習していこう!

と思っていましても、自然の動きに逆らってしまった動きを頑張って、頑張って、頑張ってしまうと、壊してしまうんです。

 

どうしても。

【こうやらなきゃいけないんだ!】

 

つらいけど!

こうしなきゃだめなんだ!

 

と言うのがあると思いますけれども。

それが、本当に、古来・・・

中国から、沖縄へ伝わり・・・

沖縄から・・・日本国内へ・・・

空手道が伝達された時に。

 

本当に、痛みが伴うような動きが、正しいのかどうか。

 

 

腰であったり、ヒザであったり、何か痛みが伴う場合などは

何か無理をしていないか?

 

何か間違った動きをしているのではないか?

 

とか、いろいろと考えてみるのも良いのではないかと、わたしは考えております。

 

先生に、こう習ったので、痛いけれど、我慢してやらなきゃダメなんだ!

 

といった場合、もしかすると、先生の言っていることを間違って理解しているかもしれません。

先生も神様ではないので、もしかすると、その生徒さんに合ってない指導である可能性も、もしかするとあるかもしれません。

 

そこで。

 

いまいちど。

 

前屈立ちでの移動を、ゆっくりと行った場合、骨盤はどう動きたいのか?

自然にリラックスした場合。

どのように動きたがっているのか?

 

といったことを、注視してみるのも良いのではないかと思います。

 

後屈立ちでの移動の際、ヒザが痛いことがあるとして。

もしかすると。

何かまちがってないだろうか?

 

と、ちょっと考えてみるのも、良いかもしれないな、と思います。

 

ゆっくりと、リラックスした状態で、前屈立ち移動をしてみた時。

ゆっくりと、リラックスして、後屈立ち移動・騎馬立ち移動をしてみた時。

 

もしかすると、本当に骨盤が行きたがっている方向とは、違うほうに、無理やり、脳みそでコントロールしているのではないか?

 

脳みそで、何もかも、やろうとしていないか?

 

といったことなんです。

 

 

たとえば。

スワイショウ

 

と言われるような、中国武術では基本の動作があります。

それは。

人間が自然に、まったくリラックスした状態で足や腰に力をゆっくりと入れていった時、腕であったり手であったりが、どう動くのか?

 

といったことを理解するためのものなんだろうな。

 

とわたしは考えているんですが。

 

本当にリラックスして、骨盤や、腕や腰、そういったものがまったく無理のない動作ができたなら。

それは疲れることが少なく、かつ、武術としての技も強いものなんではないか?

とわたしは、常々考えるようになりました。

 

しかしやはり、基本、といったことを勉強する時には。

もちろん。

今まで行ったことのない動作を理解するために、きつい思いをすることになると思います。

しかし、中級から、もしかすると上級に近いようなレベルになるまでに頑張った最に。

腰であったり、ヒザであったり。

そういったところに練習すればするほどに、痛い。

 

そのような場合。

本当にその動作は、自然に見た場合、無理のない動作であるのか。

 

もしかすると。

何か、間違っているのではないだろうか。

 

そういったとを、最近は考えております。

 

太極拳なんかもそうですが。

友人の太極拳の教室でありましたり、わたしの整体のお客様であったりした、太極拳の先生の方のお話しでも。

 

太極拳は、やればやるほどに健康になり、今まで歩くのが大変だったりした方も、歩けるようになったり。

 

そのような健康的な効果のほうが強い。

 

本来、武術といっものは、そうあるべきではないだろうか?

 

もし、ヒザがものすごく痛い、腰が痛い。

 

そういった苦痛を抱えて、それでも、何がなんでも勝たなくてはいけない。

 

だから、痛くても、どんどん関節が痛くなっていっても、練習しなくてはいけない。

 

そういった場合は、無理しなくて良いと、わたしは思います。

 

リラックスして、ゆっくりと、動いてみてはいかがでしょうか。

 

誰かに習う必要はないと思います。

 

自分で、ゆっくりと、しっかり考えながら、体感していくと良いと思います。

 

ここは、こうやってやったら、痛くなくなった。

 

こうしてみたら、痛くなくなった。

 

その場合、それは、正解なんだと思います。

 

誰がどう間違っているか?

 

そんなことは、なかなかわからないことですけれども。

 

どこか、もしかすると、無理な動きを長年続けてきている、といった可能性は、誰しもあるかと思います。

 

無理な動きを矯正したい時は。

いったん、すっかり空手も、鍛錬も、練習しなくてはいけない!

も、忘れてしまって良いと思います。

 

いったん、全て忘れて、楽になってしまって。

やがて、体が楽になったら、また少しずつ再開してみると良いと思います。

 

その時は、ゆっくりと、リラックスして、体や骨・関節が、どう動きたがってるのか?

といったことを、考えながら、自分で一人、行ってみるのも良いのではないかと思います。

 

その時のヒントとして、リラックスして、スワイショウを行ってみたり。

何げなく、ボーッとして、足をユラユラさせてみたり。

ただただ、腕を振ってみたり。

足を何も考えずにユラユラと、振り回してみたり。

 

そんな、体が自然に動きたい方向であったり。

自由な動きであったり。

 

そんなことを考えてみたら。

もしかすると。

 

関節の痛みを克服して、本当に健康になるための空手ができるのではないか、そのように、考えたりもしています。

 

それでは、今回は【自然な動き】について、といったことで書いてまいりました。

では、失礼いたしますぞいっ!

<(_ _)>押忍っ!!✨

 

 

筋トレで体重を絞り、筋肉を付けスピードを上げよう!【長時間の有酸素運動は筋肉を失う危険性!】

【筋トレで体重を絞りスピードを上げる!】

こんにちは、こんばんは、せもっちです(。-`ω-)押忍(オイッス)!

 

今回は、筋トレのお話しになります。

あまり筋トレが好きでない方は、あまり気の進まない内容となると思いますので、スルーで大丈夫です。

 

筋トレを最近、ちんまりとやっているんですが。

やはり、高重量を使っての筋力アップは、関節を痛めることが多いうえに、どうしても神経系統のトレーニングが多くなってしまい、一週間も筋トレを開けてしまうと、筋肉量が減ったわけでもないのに、神経系統の筋肉とのつながりが弱くなってしまい、MAX重量のみでなく、トレーニングに使っていく使用重量も、どうしても下がってしまい。

その結果として、筋トレを行わないと筋肉がすぐに減ってしまう!

 

といったような、トレーニングを行わないことに対する恐怖からくる、トレーニング依存症となってしまう可能性が高く、あまりオススメできないですね。

 

どうしても、最大重量を基本とした高重量でのトレーニングは、一週間くらいをメドとして、休めば休むほどに、明確に使用重量が下がってしまいます。

それをどうしても、筋肉が減ってしまった!

と言うように感じてしまいますが。

それは、神経系統の繋がりの問題でして、実際には筋肉量は変わってないのです。

 

一週間も休んでしまうことで、また大変な高重量を持ち上げる時に、筋肉や脳などの神経系統がビックリしてしまい、ついていけない状態になっているだけのことであり、筋肉量はじつのところ、まったく減ってないのです。

 

そのように、マックスにこだわった重量によるトレーニングは、どうしてもトレーニング依存症のような状態になってしまいやすいので、あまりオススメできないのです。

 

これは、空手のお話しを書いているので、そのように書いておりますが。

やはり重量挙げの選手であったり、といった場合には何よりもかによりも、重たいものを持ち上げることこそが、キーポイントであるわけですので、神経系統の繋がりが弱くなってしまうほどの期間を開けてトレーニングを行うよりは、しっかりとした自分にあった頻度で、継続していく方が良いと思います。

 

空手を嗜んでおられる方々にとっては、そんなにも使用重量の向上は、必ずしも成績アップとはつながらないと思います。

 

それよりも、わたしもそうなんですが。

体重を落とすことによって、かなりスピードは向上し、さらに、ただ単にダイエットをした場合による体重の減少は、軽くなった、といった体感によるものですが。

筋トレを行って、体脂肪を落とした場合には、脂肪が減っただけでなく、筋力も向上しているので、スピードの向上効果は倍となります。

 

単なるダイエットで終わらせず、筋トレを行って体重を落とし、体脂肪を落としていくことによって、筋肉を落とさずに済むし、さらにうまくいくと、体脂肪をガッツリと落とし、さらに筋肉量を増量させることで、出力も上げることができる。

 

そんな素晴らしい効果が、筋トレにはあります。

 

わたしが体感してきたところによりますと。

どうやら。

最大筋力にこだわったトレーニングよりも、自分のMAX重量の40~60%程度の重量で100レップス以上。

わたしは、マラソン形式のトレーニング。

と名付けていますが。

そのように、マラソン形式の、トレーニングを継続していくことで、体脂肪をガッツリと落とし、さらには筋肉量の増量も見込めると言う。

素晴らしい効果を発揮することが可能です。

 

ポイントは、高重量ではありません。

あくまで。

中重量による追い込みとなります。

 

自分のMAX重量の40~60%の重量です。

デッドリフトで、100KGがマックスであるなら、40か60KGで行います。

そのような、中重量によるトレーニングを、マラソン形式で行っていきます。

 

ラソン形式、と言うのは、最初に20回できたら、それにどんどん回数を追加しているようにやっていきます。

次に16回できたら、最初の20+16で、【20、36(+16)】と書いていきます。

 

次に13回できたら【20、36、49】と言うように書いていきます。

そのようにして、100レップス以上。

できれば、300回以上を行っていきます。

 

全てのトレーニングで、1000レップスを目指しましょう。

できれば、トレーニング中に、筋肉が栄養として使用され、筋肉量が減ってしまうことをなるべく防ぐために、【BCAA】などを摂取すると良いと思います。

BCAAは、摂取してから筋肉に栄養として運ばれる速度が非常に早く、運動中の、筋肉を栄養として使ってしまうような状態を防ぐ効果が、強く期待できます。

 

なるべく、こまかくトレーニング中にBCAAを摂取します、小さく、少しずつ、細かく取っていくと良いです。

それを、筋トレの人たちは、【ビルダー飲み】と言うようです。

 

そのように、筋肉量を犠牲にしないように、うまくトレーニングしていくことがポイントの一つとなります。

 

必ずしも、BCAAを取らないと無駄。

といったようなことではないので、大丈夫です。

 

ただ、やはり過剰な長時間のトレーニング(特に有酸素運動)は、筋肉量を減少してしまうのは、仕方のないことのようです。

 

 

中重量によるトレーニングですが。

おすすめは、上半身と下半身の日を分ける設定です。

 

上半身の日は、なるべく全ての部位を鍛えていきます。

具体的には、ベンチ・バーベルプレス・ロー・アップライトロー・カールなどです。

替わりとして。

腕立て伏せ+懸垂。

といった方法でも良いと思います。

自重を使ったトレーニングでも、しっかりと筋肥大は期待できます。

自重を使ったトレーニングは、正しく行えば、フリーウェイトによる中重量トレーニングと同じような効果を期待できると思います。

 

なので、腕立て+懸垂は。

ベンチプレス+ベントロー。

といったようなトレーニングと同じような効果を得ることができます。

 

そして。

消費カロリーですが。

これは、MAXにこだわった高重量トレーニングでは、まったく期待できませんが。

中重量による追い込み式、マラソン式のトレーニングだと、消費カロリーもかなりのものを期待できます。

 

レップ数(挙上回数)と、重量(使用重量)は、カロリーと比例してくるからです。

 

つまり、100kgで10レップス行った場合は、合計1000の運動量です。

しかし、10kgで100レップス行った場合も、同じく合計1000の運動量になります。

 

その運動量の計算式を利用していきます。

すると。

MAX近い重量ででなんとかんかとか、10回・7回・5回・4回・3回。

などといった重量・回数の設定よりも。

 

中重量による、20回・16回・14回・12回・11回・10回・10回・9回・9回・8回~。

といったような形で、合計300レップスなどを行ったほうが、精神的にも楽だし。

うっかり1週間以上もトレーニングが空いてしまっても、神経系統の記憶にはさほど左右されないので、安心して同じ重量でトレーニングができます。

 

そのように、とにもかくにも、あまりにも軽すぎる重量ではなく。

40%~60%の重さの重量で、マラソン形式で回数を稼いでいくことで、消費カロリーを稼いでいきます。

すると、筋肉は非常に強くパンプアップし、成長ホルモンも出るので。

筋肉量が減少することを防ぎつつ、体脂肪を落とすことができます。

 

なるべく、トレーニング中にはBCAAなどを摂取し。

レーニング後や、トレーニング後と最低でも次の日くらいは、プロテインを飲むようにすると、筋肉量をむしろ増やしていくことも、どうやら可能なようです。

 

たんぱく質は多めに取る必要があります。

たんぱく質が足りてないと、間違いなく体脂肪と同じく、筋肉量もどんどん減っていくことになります。

筋トレによるダイエットは、有酸素運動と違い、成長ホルモンが出ますので、筋肉量が一気に落ちてしまうことは、あまりないと思いますが、筋肉の材料であるたんぱく質が足りてないと、どうしても、少なからず筋肉量を失うこととなってしまいます。

 

そのように、うまく、筋肉量を落とすことなくトレーニングを継続していくことが大切です。

 

下半身のトレーニングを重点的に行っていくことが、大変に重要になります。

 

ヘソより下の下半身に、体重の6割がある、と言われているからです。

体で最も大きい筋肉も、下半身にあります。

なるべく体のなかにある、大きい筋肉を動かしてやることで、より効率的にカロリーを消費していくことができます。

 

最も大きい筋肉群は、下半身にあります。

なので、スクワット・デッドリフトなどの種目は絶対に欠かせない種目となります。

ただ、単純に筋肉量を増やす。

と言うことにかけては、下半身のトレーニングを行うほどに確実なことはありませんので、スクワット・デッドなどは、絶対に欠かすことはできません。

 

そして、大きい筋肉を動かすほどに、1レップスごとの消費カロリーは大きくなります。

つまり、腕などの小さな筋肉を必死にたくさん動かすよりも。

下半身にある、大腿四頭筋群、脊柱起立筋群、といった大きい筋肉群を中重量で高レップスで行っていくことで、消費カロリーを稼いでいきます。

 

かつ、それなりに中重量を使っていくことで、筋肉はしっかりパンプアップし、それに伴って成長ホルモンも分泌されるので、筋肉を落とすことなく、体脂肪を減らしていくことができます。

 

とにかく、太っている方や、ぽっちゃりな体形である場合、体脂肪を減らさないことには、いくら技術練習を頑張っても限界があると思います。

動画などで、素晴らしい選手の動きをマネしたところで、身体能力・スピード・バネ・身軽さ、といったような【基礎体力】がまるで違うので、そういった素晴らしい選手のマネをやったところで、できるわけがありません。

 

陸上の100メートルの選手は、ただ毎日、一生懸命に単純に走っているわけではなく。

しっかりとしたトレーニングがあっての、奇跡の9秒台なわけです。

ただ、毎日毎日、グラウンドを走っていて、ガトリンになれるわけではありません。

 

生まれつき早いのでは?

と思うような、昔で言うとカールルイスのような選手もいますが。

今は、陸上の世界も、筋力トレーニングによって、カールルイス以上のスピードを出す選手が増えて来ています。

空手も同じように、筋力トレーニングをしっかり行っていくことで、もともとはそんなにスピードに恵まれていない体質であっても、速筋が鍛えられることで、スピードも同じように向上し、かつ、体脂肪を絞り込むことで、スピードアップの効果が期待できます。

 

そのように、筋トレによって素晴らしい効果を得られる、と言うことができると思います。

足腰を筋トレによって、筋肉量を増やすことで、いわゆる【健康寿命】も延びます。

足腰の筋肉が弱り、寝たきりになってしまっては、もう、ただ生きているだけとなってしまいます。

自分の足で、最後まで歩くことが何よりも大切なことなのです。

 

そのためにも、筋力トレーニングも平行して行っていくのが、良いとわたしは考えています。

 

忘れないで欲しいこととして。

有酸素運動】は筋肉量を減らす!

といったことです。

 

30分程度ですと、問題ないですが。

空手のトレーニングであったり、長時間のマラソンとなりますと、筋肉量はむしろ減ってしまうこととなります。

それは、筋肉の異化作用、と言われる現象であり、仕方のないことなのです。

 

それによってヒザを故障してしまったり、といったことも起こってしまいます。

 

それゆえに、やはり筋力トレーニングも併用して行っていき、かつ、体重の管理も可能となりますので、筋力トレーニングぜひ行っていただきたい。

そのようにわたしは思います。

 

それでは、今回はそういったことで、失礼しようと思います。

<(_ _)>ではでは、押忍!

 

卍受け(まんじ受け)の考察

                          ・空手道・

こんにちは、こんばんは、みなさま日々空手道の修行のほう、頑張っておられますでしょうか。

 

わたくし、高校時代に初めて形の慈恩を先輩に教えて頂いてから、とくに何も考えることもなく、卍受け、と言うものをただひたすら繰り返し、繰り返し、いったい何百回なのか、何千回なのか、よくわかりませんが。

行ってまいりましたけれど。

 

これはだいぶ以前にも書いたことのあるテーマなんですが。

卍受けですけれども。

太極拳の指導をされておられる友人Y氏いわく。

当時、けっこうお互いにグイグイと酒を飲んでおりました。

Y氏(。-`ω-)「ところで、せもっちよ。卍受けってどうやって使うんだい?」

おれ(´・ω・`)「なんか、話によると、後ろの手で後ろからの攻撃を防御して、前の手は下段を防御するらしいぜ!」

y氏(。-`ω-)「ほう!そんな魔法使いみたいなことが、可能なのか?!」

おれ(*‘ω‘ *)「なんか、やっぱり達人になれば、できるみたいだぜ」

 

みたいな話を、酔っ払いながらした記憶があるんですが。

わたしの、最近の見解、考察ですと、こうなんですよ。

 

・卍受けの考察

 

とくに、動画なんかは今回は撮影してないんですけれども。

こうですね。

 

基本的に、卍受けは、回ってから行うと思うんですよ。

慈恩なんかでも、4分の3回転、270度ほどの回転をしてから卍受けを出します。

その際に、ソウチン立ち、のようなスタイル、重心になってみると見えてみることがあるんですよ。

 

なんと。

中国武術で言うところの。

【背・肩甲骨(カオ)】

と言われる肩甲骨や背面を使っての打撃です。

 

慈恩の騎馬立ちでの、前腕の打ち落としのあとの卍受け。

形の動作は、基本的にダイナミックに練習するようになっているので、小さい動作にすることで何か見えてくることが多いように思います。

もちろん、形の練習時には、よりダイナミックに大きく行うことは大事なことだと思っております。

大は小をかねる、よりダイナミックに行うことで、より強い大きい力を発揮できるようになると、わたしも考えております。

 

で、卍受けですけれども。

相手の姿勢を崩す必要があります。

それが、騎馬立ちでの前腕の打ち落としになります。

 

【背面・肩甲骨】面での打撃は、かなりの近距離・接近距離用の打撃となりますが、人体の頑丈な骨である、肩甲骨などを、相当なスピードで体重を乗せた状態で相手に打ち込むことになりますので非常に強力な技となります。

 

ゲームのバーチャファイターなどでも、漫画【拳児】の影響なのか、よく登場する強力な技である【鉄山硬】ですけれども。

それのイメージで良いかと思います。

 

ただ、ゲームのように、お互いに向かい合った状態では、背面の打撃を当てることは難しいですので。

相手を崩す動きがあり、その後に、瞬時に【背面・肩甲骨】などの背打を行っていく、といった必要はあるかと思います。

 

卍受けは、さまざまな形に使用されていますが。

基本的に、向かい合った相手に、いきなり背面卍受けを行う、といったパターンはあまり見られないと思います。

まず、受けのような動作があり、崩しのような動作があり、その後、瞬時に卍受けを行うと思うんですが、この際の動作が、前の敵と、後ろの敵の攻撃を同時に受ける。

といったものではないのではないかな。

と言うことなんですが。

 

ここは、相手を崩した際に、瞬時に背面での打撃、と考えると非常に辻褄が合うようにわたしは思うのです。

 

下段払いの動作を行う方の、肩甲骨面での背面打ち。

武術で言うところの【背(カオ)】ではないのかな。

とことを、2か月くらい前でしょうか。

 

考えるようになりました。

 

実際に動画を撮影しようとも考えていたのですが。

このたび、とりあえずブログのほうに【考察】と言う形でまずは書いてみることにしました。

もちろん、いろいろな考え方があると思います。

 

前の敵の前蹴りを下段払いで受け、それと同時に後ろの敵の顔面攻撃を、後ろ手で受ける。

そういったことも、非常にカッコ良く、決まれば素晴らしくカッコ良いだろうな、と思います。

しかし、組手などの練習をしておりますならば、おわかりではないかと思うんですが。

 

なかなか、人間と言うものは小ズル賢いものですので。

簡単にはそうそう、ダイナミックな技が決まるものでもありません。

 

ここは、敵の攻撃技を受けた瞬間、もしくは、相手の攻撃技を受け、さらに体勢や重心を崩した瞬間に。

クッ!と素早く体軸の回転を入れ。

背面での打撃を打ち込む。

 

そういった攻撃技である、といった可能性もあるのではないだろうか?

 

今回は、卍受けのそういった解釈の一つとして、書いてみました。

いかがでしょうか。

 

そういった、武術的な解釈なども交えて考えていきますと、どんどん形といったものはより面白く、楽しいものになっていくのではないかな?

とわたしは考えております。

 

・形の考え方

 

あまり、反論的な、反論主義者みたいにはなりたくないんですけれども。

よくおりますよ。

反論主義者、否定主義者的なスタイルの人と言うものは。

どこにいっても、いるものですけれども。

 

それは、ただたんに、真逆のことを言っている場合が多いですので。

あまり気にしなくても良い、と今は思っております。

 

ただ、わたしがそのようになっているのでは?

そのように考えることも大事なことだと思っています。

 

たんなる、否定主義者。

批判主義。

それではただの反抗期の少年にすぎず、無意味ですので、そうはならないように、と考えてはいるのですが。

もしかすると、まんじうけにしても、前手で下段を受けて、後ろ手で上段を受ける練習。

といったことが完全なる事実であるかもしれません。

 

そのような素直な心も空手を行ううえで、大切なことだとも考えてはいるのですが。

先輩や先生がそのように指導されているのならば。

そう考えるべきですが。

どうしても、たまに出現する。

なかなか言うことを聴いてくれない。

不良生徒のような。

盗んだバイクで走り出すような。

 

わけのわからない者。

そんな者なのかもしれないな、わたしは。

と思ったりも、しているかもしれません。

 

(。-`ω-)「訳のわからん文面やめろ」

 

(´・ω・)「まあな・・・」

 

そういったことで、このたびは【卍受け】の考察。

といったことで書かせて頂きました。

 

今回の考察にしましても。

わたしの個人的な勝手きままなる、あくまで空手を嗜んでいる個人が、想像をして喜んでいるだけのものですので。

間違っても、道場などで【卍受け】の使い方などを詳しく質問するような真似は、しないで頂きたいとわたしは思います。

 

空手の全てをわかって、形を指導できる先生は、なかなか希少だとわたしは思います。

あまり難しい質問を先生にするのは、あまり良くないことだとわたしは思いますので、そんなことよりも、競技で活躍して先生を喜ばせてあげることが、もっとも素晴らしい、先生に対する御恩返しである、そのように考えて日々しっかりと練習に励むことが大事だと思います。

 

卍受けの、本当の使い方って・・・もしかして・・・違うんじゃないか?

 

そんなことを考えるのは、競技であまり活躍することのできなかった。

 

高校空手などで、あまり活躍できなかった者などの、逃避の一つかもしれません。

 

では、今回はこのあたりで失礼いたしますぞ<(_ _)>押忍っ!!

 

 

【空手道】股関節を使って腰を入れる!

こんにちは、こんばんは、皆々様方、日々空手道の修練、ご指導お疲れさまです<(_ _)>押忍!

 

今回は、ずいぶんとしばらくぶりに、動画を二分ほどのものですが、二・三本取りましたので、それの内容と、その内容である【股関節を使って腰を入れる】といったことについて、書いていこうと思います。

よろしくお願いいたします<(_ _)>!

 

・股関節を使って腰を入れる!

 

といったタイトルで進めていこうと思います。

指導される先生様や、指導を受ける生徒さんの理解度など、いろいろあると思うんですが。

わたくし、どうにもなかなか、腰を入れる。

といったことの意味が、なかなか長いこと理解できずにおりましたが、最近になってようやく、結論と言うか、ようやくなんとか理解できた、ことと言っても良いのかもしれませんが。

それが、股関節を使うことで、腰を入れる。

といった、ごくごく単純かつ、ご存じの方々にとっては当たり前のことであることかとも思うんですが、そういったことになります。

 

まず、こちらの動画をご覧になられて頂きますと、すぐに何を言わんとしているのかは、すぐにわかるようになっております。

動画には広告などは出ませんので、良かったらお願いいたします<(_ _)>押忍

 

 

このような感じになりまして、もう、ご存じの方は問題ないかと思うんですが。

動画でも言ってますように、わたくしも高校空手部の時代などは、指導される先生などもほぼ初心者であったりなどしましたので、腰の使い方などは、よくわかっておりませんでした。

 

いろいろとやってきましたが。

やはり、地面をしっかりと足の裏でつかみ、後ろ足と地面の反発力から来る力をそのままヒザに乗せ、その力は、そのまま股関節に乗せていきます。

そして股関節に乗った力は、股関節を自然と伸ばしていきます。

反対側の股関節は、それを受け止めるように、逆に織り込んでいきます。

それによって、腰(骨盤)は、自然と勝手に入ってくれるべきであって。

腹筋や腹斜筋などの、骨盤回りの筋肉群で、無理やり回転させるものではない。

 

そのようなことを、空手道初心者の方々には、わかってもらえると修行が捗るのではないかな。

といった趣旨であります。

 

このブログは、なんとか自分では中級者だと思っている自分ではありますが。

高校の空手部などで、指導者があまり経験が少なかったり。

そんな空手の初心者の方々にとって、何か有意義になることがあれば、それで良いと思っております。

 

わたしも、高校空手部時代には、必死に考えました。

わたしの親は、野球や剣道が非常に強かったこともありまして、よく少年時代には、スポーツは腰だ!とか、ヒザだ!

とか言われましたが、よくわからないままでした。

 

わたしの父は、たぶん、才能があったのだと思います。

父の野球の知り合いなどに会いますと、よく、素晴らしい選手だった、と言ってましたが、わたしにとっては厳しい父でした。

よく日曜日などは、グラウンドに連れていかれ、野球部は休みのなか。

自分だけ、父に千本ノックを受けたりなどしてましたが、良い思い出ではあります。

 

あまりにもきびしく、イヤで、便所に引きこもったりしてしまうほどに、父の野球の訓練は厳しかったですね。

 

まあ、まったく違うお話しになってしまいましたけれども。

 

そんな父が、よく行っていたことは、たぶん。

腰を入れろ!

は。

股関節を使え!

と言うことだったんだと思います。

 

良い選手が、良い指導者とは限らない。

といった諺もありますけれども。

 

たとえば、巨人の某有名選手ですけれども。

やはり、最初からもう、最小限の努力でなんでもわかってしまうようなタイプの方は、わからない人を見ると、どうしてできないのか?

と言うことがわからない。

なので、教えることができない。

といったことが、どうしても起こってくるんだと思います。

 

わたしも父に、何度も、何百回も、腰を使うんだ!

と言われましたが、結局、よくわからないままでした。

 

今になって、なるほど、確かに、股関節をうまく使えば、上半身はものすごい力でその反動力を受けるのだな。

と理解することができています。

 

父が言いたかったことは、こう言うことなんだな、と、なんとなく思います。

 

先日、草刈りをやっておりまして。

このままだと、雪かきだ大変だなぁ・・・

と思いましたので、草刈りをしました。

 

その際に、野球のスイングのような要領と、股関節を使った腰の回転なんかを使って、カマをふるってみると、素晴らしい勢いで、細い枝などは軽々と吹き飛んでいきました。

まあ、そんな、草刈りのお話しは、いらないようにも思いますが(謝)💦

 

 

ついでに、なぜ股関節を使って腰を入れるのか?

といったことについて、しゃべっている動画を作りましたので、そちらも掲載しようと思います。

正直なところ、内容的に先ほどのものとあまり変わり映えしないですので、わざわざ動画に上げる必要はないように思ったんですが。

まあ、記念と言いますか。

この時の自分は、こう思っていたんだな。

といった、そういった意味合いもありまして、掲載することにしました。

 

この、この時の自分は、こう思っていた。

と書きましたけれども。

そのように、友人に昔言われたことがあります。

空手ではなく、武術をしている幼馴染的な感じの友人にですが。

友人いわく「今の自分と、10年後の自分が同じことを言っていたら、それは成長していない、10年前と違うことを言っていて良いんだ」。

そのようなことを、わたしは覚えておりまして。

今も、よく、思いだしております。

 

・腹部ではなく、股関節で腰を入れる理由。

 

上の動画内でも言っていることなのですけれども。

たとえば、半身で構えておりまして。

後ろに引いている側の骨盤を抑えられていた場合、腹部の筋肉群などで、いくら必死に押し返しても、なかなかそれを押し戻すことはできませんが。

地面をしっかりと踏んだ足、ヒザからの力をうまく骨盤の回転に使うことができれば、骨盤はもう、地面からの力で、もう、人に抑えられた力などはもう無関係と言っていいほどに、強い力で【骨盤】を動かすしかなくなります。

 

ヒザを、地面からほんの少し押す程度の力で、骨盤は十分に強い力を得ることができるので、その、ほんのちょっとのヒザの伸びを、抑えられるほど力の強い人は、あまりいないと思います。

 

人は、訓練していない人でも、ただ立っているだけなら、1トンほどを足腰で充分に支えることができるそうです。

スクワット競技のように、ヒザをしっかり曲げた状態から立ち上がる場合と、骨盤を回転させる時の運動では、移動距離の大きさも違うので、そんなに巨大なバワーがなくとも、力強く骨盤を入れることができます。

 

 

といったところで、久々になりますが、股関節の重要性について、このたび動画などを作ったこともありまして、書いてみました。

 

初心の方は、どんなスポーツも、腰やヒザは非常に重要だと、今はわたしも考えておりますので、そのあたりもよく考えつつ、勉強してみると良いと思います。

 

それではこのたびは、失礼いたします<(_ _)>押忍!

 

フックの打ち方から学ぶムチミ(鞭身)の考え方!【ファミリータイムさんから学ぶ】

こんにちは、こんばんは、せもっちです<(_ _)>押忍!

 

もうすっかり、世間様の空手界とは離れてしまい、自分の空手世界の追求を、むなしく追及しております。

空手界は昔から、【一人、一流派】と言われるように、どうしても先生によって、考え方、教え方が異なってきてしまいます。

 

わたしも、そのような経験がありますが、どうしてもその先生、先生によって、自分で積み重ねてきた考え方。

自分が積み重ねてきて、見つけた結論。

そういったものは、違ってきてしまいますので、どうしても仕方のないことだと、わたしは思っています。

 

A先生はこう言っていたのに、B先生はこういっていた。

そう言うことは、空手の世界ではどうしても起こってしまうと思いますが、それは、どうしても仕方のないことなのです。

A先生にとっては、それは間違いのない真実であり。

B先生にとっては、それは間違いのない、自分が積み重ねてきてつかんだ、結論なのです。

パンチの強い先生と、キックの強い先生とでも、おそらく指導の方法は異なってくると思います。

一つの道場にも、先生が一人とは限りません。

 

しかし、それは、その先生、先生によって、違う真実があり。

違う、自分がたどってきた空手道の結論に、どうしても差が生じてしまったことの結果であり。

どちらかの先生がより優れている、と言うことではないのだと、わたしは思います。

 

先生と生徒の相性もあると思います。

 

では、今回は、タイトルにありますように。

「フックの打ち方から学ぶ、ムチミ(鞭身)の練習!」です。

 

まず、こちらの先生の動画を見て頂くと嬉しい次第です。


左フックの打ち方|フォームを良くする練習

最近、楽しくよく拝見させて頂いている動画、ファミリータイムさんからです。

 

こちらの先生の、フックの打ち方なんですが。

しっかりと、腰を入れてから、パンチを出しています。

 

手から打ってしまうと、いわゆる手打ち、と言われるパンチになってしまいます。

 

わたしは、伝統派空手においては、どうしてもやはり。

スピードや展開が大変に早いですので、手から先に撃つ方法が有効だと考えていましたが。

やはり、しっかりと効かせるといったことになりますと。

このように、実際に殴る蹴る、の世界で生きてきた先生の言うように、やはり、しっかり腰を入れてからパンチ。

なにをするにも、しっかりと腰を入れてから攻撃。

 

そうです。

 

形における。

ムチミ【鞭身】と同じ考え方であると、わたしは思います。

 

手から打つ方法にも、重たく、効かせる方法もあるようですが。

それは、空手や格闘技の世界にも、たくさんの技術があるわけですので、どれが最も優れているのか?

となりますと、それこそ千差万別の世界でありまして。

打撃と寝技と関節は、どれが一番強いのか?

といった、永遠にわかることのない問の一つだと思われます。

 

こちらの先生のように、腰をしっかり入れて打つような打ち方は、空手で言いますと、ムチミに近いのではないかと、わたしは思っています。

 

よく、腰を入れて突け!

と言われると思いますが。

よくある間違いが、腹筋で腰を回してしまうことです。

 

一生懸命に、腹筋で、まるで、ハワイアン【フラダンス】のように、クイックイッ、と腰を回してしまうことです。

 

腰を入れて突きを打つ。

と言うことは、ハワイアンダンスのように、腹の力で、腰をサッサッ、素早く簡単に、エクササイズのように、クイックイッ、とひねるものではない、と言うことです。

 

そこを間違ってしまうと、まるでしっかり腰を入れて突いているようでも、ただ、腹筋、正確には内・外腹斜筋などの腹筋群を使って、骨盤をただ、ただたんに、むなしく、ハワイアンダンスさながらに、回転させて、踊っているといった事態になっていることです。

 

それは、腰を入れて突いている。

と言うことにはならない、とわたしは考えています(個人的に)。

 

腰は、入れるものではなく、勝手に、自動的に入るものだと、最近のわたしは考えています。

と言うか、現在のわたしの、腰を入れる。

と言うことの解釈は。

腹筋などの上体を使っての、いわゆる【回転】ではなく。

 

地面と足の接するところから発される、股関節の力の発揮のことを、【腰を入れる】と言うことだと、わたしは考えています。

 

さらに、解説を書いてまいりますと。

地面と接する足の裏から、グイ、と力を加えます。

そこで、地面からの力はヒザまできます。

そこで、ヒザをしっかり伸ばしていきます。

それは、空手でよく言われるように、ヒザを伸ばせ!

の段階です。

 

そのヒザを伸ばしなさい。

の段階は。

ただ、ヒザ筋肉、ハムストリングス筋群などを使って、太ももの筋力を使ってヒザを伸ばすのは、あまり良くありません。

ヒザは、地面から来た力を、そのまま股関節に伝えるために、伸ばしていきます。

 

そのようにして、地面から来た力が股関節に来た時。

構えの後ろ側にあたる股関節は、前に押し出されます。

前足は、しっかりと固定させておきます。

前足などの前方向がフラフラしていると、野球のバッティングや、ボクシングでも言われるように、前足を【壁】にしておかないと、せっかくの地面からの力が、フラフラと抜けていってしまいます。

 

なので、前足はしっかりと閉めておきます。

 

そして、後ろ脚から来た地面からの力が、股関節までせりあがって来た時。

始めて、腰は入るのです。

 

腰は、腰で回してはダメです。

腰は、あくまで地面から来た力で、股関節が入ることで、自動的に、勝手に気づくと入っている状態になります。

 

          ・腰と突きの連動の違いが【ムチミ】・

 

ここで、地面から来た力を使って、そのまま上体を回転させて突いてしまうほうが早いし、威力も十分なのですが。

ここで、腹を緩めることで、腹を強力なゴムのような軸、映画ベストキッドで、ダニエルさんの先生である【ミヤギさん】が言う、でんでん太鼓のようになります。

 

腹を緩めることで、地面からきた力を、さらにもう1エンジンを追加することになります。

それが、上記のフックを打っている画像のような形となります。

 

先に、もうしっかり腰が入っている状態では、まだ撃ってません。

 

腰が入っていても、まだ撃ってません。

 

それが、ムチミのようなものだと、わたしは考えています。

 

腰が入った状態で、さらに、緩めた腹で、もう1段階、エンジンを蓄えることで、さらにパンチにタメを乗せるような形になります。

 

これは、こういったフックのような技を練習していると、わりと気づくと思います。

 

先に腰が行ってから打つ、と言う打ち方ですが。

これは、サンドバックなどを叩いておりますと、非常に強いです。

これは、自分が食らったら、大変なことになるだろうな、といった威力が出ます。

 

ただ、腰を先に入れてから突いていく打ち方は、こちらから先制していく場合は、なかなか当たらないですので。

このようなフック技のように。

こちらから先制していく場合は、ワンツーの、ツーの瞬間に織り交ぜていくように。

ボクシングでも、なかなか一発目でフックを打ちにいくことは、少ないと思います。

 

まず、ジャブで入って、ツーのフックにつなげる、といったことが基本になると思います。

そのツーで打ち込んでいく、フックの時に、空手で言うところのムチミのような打ち方をしていっていると思うんですが。

 

やはり、なかなか簡単にはいかないですわな。

 

もちろん、地面からの力を使って。

足の裏から出た力を、ヒザに伝えて、股関節を回転させ、腹を柔らかく使って、最後に肩甲骨から発射していく、そんな突き方は。

その場練習などでは、それなりに、誰でも練習すればできるとは思うんですが。

 

実際に、とてつもない素早い展開である、組手などで、それを使うとなると。

もう完全に異なる世界になります。

 

いわゆる。ケンカパンチ。

などを、形で行われるようなスタイルで受け。

受けた体の開きの力を使って、瞬間的に、本当にほんの瞬時に、ムチミを入れることで、かなり強力に撃っていくことができると思うんですが。

まだまだ、一人、ただ、やっている段階ですね。

 

 

動画のほう、毎回勉強させて頂いております。ファミリータイムさんからでした。

おすすめですので、拝見してくださると、勉強になると思います。

 

いろいろファミリータイムさんの動画を勉強させて頂いてますと。

腰と一緒にパンチを打ってしまっているような、そんな打ち方を。

「筋肉パンチ」と表現しています。

そのような、腰の回転と、パンチを一緒に打つような、筋肉パンチを練習していてもダメだな、と、そんなことを考えたりする、良い動画となっております。

 

もちろん、一人一流派です、空手は。

いや、空手に限らず、格闘技は一人一流派だと思います。

 

今回は、そういった、キックボクシングなどで行われているような、腰を入れてから撃っていく。

そんな打ち方について、考えてみました。

 

それでは、失礼いたします<(_ _)>押忍!

 

伝統派空手【形競技】における筋トレの有効性!※やや辛口

伝統派空手【形競技】における筋トレ【ウェイトトレーニング】の有効性!

※やや辛口です※

 

こんにちは、こんばんは、せもっちです(。-`ω-)押忍っ!

 

みなさん、空手道や武芸武術、格闘技やスポーツなど、頑張っておられますでしょうか。

かなり暑いですが、がんばりましょう!

 

今回は、伝統派空手における、筋トレの有効性について、考えを改めたものですので、そういったことを書いていこうと思っております。

 

・考えを改めた部分について

 

わたくし、今まではあまり、伝統派空手においては、あまり筋量を増やしてしまうような筋トレ[※ウェイトトレーニング等]は、自分でもあまり行わないほうが良いと考えておりましたが。

現在では、伝統派空手においても、筋トレ(ウェイトトレーニング等)は非常に有効である。

と言うように考えております。

 

今まで、伝統派空手において、筋トレ、限定すると、筋肥大を優先したようなトレーニングは、行うべきではない、といったような考えでしたが。

最近では変化が訪れました。

 

やはり、伝統派空手においても、筋肥大を起こすほどの、高重量のフリーウェイトなどを扱うようなウェイトトレーニングも、非常に有効である、と言うように考えています。

 

間違ってはいけないのは、あくまでボディビルディング的になってしまってはいけない、と言うことです。

体をデカくすることが、主目的になってしまってはいけない、と言うことです。

 

しかし、デカくしても良い体の部分もあると最近では考えています。

 

まず、デカくしてはいけない部分は、末端にあたる部分です。

腕ばかり太くするようなトレーニングは、体軸が弱いのに、末端ばかり太くしてしまいますと、木で考えますと、木の幹は細いのに、枝ばかり太くても、弱い木の幹は、太すぎる枝を支えることができません。

 

体で例えると、腕は木の枝であり、体軸は、木の幹にあたります。

 

木の幹を鍛えて、強くしていくことで、末端である枝、手などをしっかりとコントロールすることができます。

 

何年もかけてウェイトトレーニングを行うことは、今では伝統派空手においても有効だと考えていますが、腕などの木の枝にあたるような部分ばかりを太くしてしまうと、スピードは間違いなく下がることになり、腕に振り回されるような動きになってしまいます。

 

昨今の伝統派空手における形の試合においても、世界規模の大会においてはとくに、筋力が強いような選手が多いようにわたしは思っております。

 

わたしの伝統派空手における、最も尊敬する形選手の一人として、喜友名諒選手がおられますが。

喜友名選手の、筋力トレーニングなどの動画なども拝見してみますと、おわかり頂けると思います。


空手形の世界王者・喜友名諒がクロスフィット開始

このように、まるで体操選手のように体を自由自在に、肩関節やいろいろな体の筋力を強化することで、こういったトレーニングもされているようです。

 

こういった、自重を吊り輪で持ち上げるといったことは、ある程度の筋力があり、体重が50kgなどの軽い体重ですと、反動をつけるなどすれば、できるかもしれませんが。

喜友名選手は、見てもわかるとおり、まったく反動をつける、といったことはせずにまるで一流の体操選手に近いレベルで、自分の体をまったく反動をつけることなく持ち上げています。

これは、かなりとてつもない筋力が必要となる動作です。

吊り輪を掴んでいる、喜友名選手の腕なども見てもわかるとおり、従来の伝統派空手の選手の限界を超えているように思います。

 

動画のほうは、基本的に最初の5秒も見て頂けますと、わたしの言わんとしていることがわかると思いますので、少しでも見て頂けますと嬉しいですね。

 

見て頂けるとおわかりになると思いますが。

喜友名選手の表情を見て頂きたいです。

なんと・・・吊り輪と言う非常にきつく、苦しいトレーニングを行っているのに。

体を持ち上げた時、すごい笑顔をされているんですね。

これは・・・強いわ・・・と、わたくし、思いました。

喜友名選手は、1日に6時間以上練習されるそうですが。

そのような、筋トレなどもたくさん行っているのだと思われますが。

 

この、楽しげな表情。

みなさんは、この言われをご存じでしょうか。

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「子曰く、これを知る者は、これを好む者に如かず、これを好む者は、これを楽しむ者に如かず」
と言うのがありますが、まさに、こういったことですよ。

意味はご存じのとおりです。

それを知っている者は、それを好きである者には敵わないよ。

だが、それを好きである者でも、それを楽しんでいる者には、敵わないよ。

といった格言ですね。

 

喜友名選手は、まさに、空手やトレーニングを楽しんでおられる。

日々のつらく、ハードな練習も、自分が成長する喜びに変えておられる。

それが、喜友名選手の強さの秘訣でしょう。

 

 

喜友名選手の世界大会の決勝の動画なんですが。

こちらを見て頂けますと、よくわかると思います。


FINAL Zigi Zaresta (INA) Vs Ryo Kyuna (JPN) - 16th AKF Karate Championship

勝戦ですが、先攻はインドネシアの選手です。

おそらく、雲手を演武されておりますので、松濤館の流派だと思われます。

素晴らしい形ですが、今までの形のイメージとはかなり違っているように、わたしは思いました。

どのように違うか?

 

それはもう、力強さです。

今まではこういった力強さよりも、形のうまさ、するどさ、そしてなによりもかによりも、1にも2にも【スピード】が重要だったように思います。

 

スピードがなによりも大事であると言うことは、結局のところ。

重量級の選手と、軽量級の選手とでは、どちらが有利であるか?

それはもう考えるまでもないですね。

プロボクシングの試合を見てもわかりますが、体重の階級が下がるほど、パンチなどの打撃力は落ちますが、はたから見ても、スピードは目に見えないほどに早いですね。

 

手足を速く動かす、と言うことにおいては、体重は軽いほうが有利です。

 

しかし、このたびの世界大会を見てもわかるように。

喜友名選手も、相手のインドネシアの選手も、かなりの筋肉量を感じます。

 

この、決勝戦までの対戦相手などは、よくわからないままに書いているんですが。

従来のように、とてつもなくスピードが速いような選手とは、たくさん決勝に上がるまでに当たってきたと思うんです。

しかし、このように非常にパワフルな形を行うインドネシアの選手や、体形やパワーが充実した、なによりも力強い形を行うことのできる、喜友名選手が決勝戦に勝ちあがる、と言うことは、今までのようにスピードが、なによりも重要である。

といったような部分が、変わってきているのではないか。

そのように、わたし個人としては感じております。

 

・スポーツとして考えた場合

 

まずは反対の観点から言いますと、どうしても、空手はスポーツではなく武道・武術なんだ!

となりますと、ウェイトトレーニングは、西洋のボクシングなどの格闘技、グローブをつけての格闘技のため、そんなイメージが出てきてしまいます。

しかし、空手もオリンピックなどにもなり、スポーツとしての側面がかなり大きくなってきました。

 

その場合、どんなスポーツも、ウェィトトレーニングをまったく行わないようなスポーツは、ほぼないと思います。

空手においても、従来からいわゆる簡単な、技術練習をさらに追い込むためのような。

【補強】

といわれる、腕立て伏せを、練習の最後に行う、腹筋や背筋を練習の最後に行う、などといったことはかなり昔から、伝統派空手においても行われてきたと思います。

しかし、そのようないわゆる【補強】といわれるトレーニグは、あくまで補強と言われるように、あくまで技術練習で疲労した体を、さらに運動能力を後押しするための補助、あくまで補助的なトレーニング、であったとわたしは思います。

 

しかし、本当にスポーツである。

と言うように考えた場合には、そのような【補強】といった程度のものでは、これからはダメではないだろうか?

そのように思い、このたび、ひさびさに書かせて頂いております。

 

たとえば、スピードがなによりも重要であるスポーツである。

陸上競技の花形である【100メートル】ですが。

今時、まったくウェイトトレーニングを行わない【100m選手】や、陸上選手はおそらくいないと思います。

ラソンなどの競技はまた違ってくると思いますが、単純に、限られた時間内でよりスピードを発揮しなくてはいけないような競技においては、おそらくほぼ100%、ウェイトトレーニングは行われていると思います。

 

それほどまでに、陸上競技などにおいても、格闘技においても、最も重要なトレーニングの一つである【筋力トレーニング】を、練習の最後の追い込みとして【補強】といった形で行われるのは、今の時代においては、もうダメなんじゃないだろうか?

とわたしは考えております。

 

これからはもう【補強】といった形での、あくまで体力を強化するためのメインは、練習であり、筋トレは【補助的なもの】といった考え方から脱却する必要があるのかもしれないな、といったことです。

 

100メートルの選手が早く走るためには、ただ走ることを繰り返すだけではだめです。

太ももの裏側のハムストリングス筋群や、大腰筋などのインナーマッスル、腹筋群や腕を力強く振るためのトレーニングも重要になってきます。

 

そのように、全ての体の部分は、骨と筋肉によって動いているわけですので、どうしても今よりもよりスピードを出すためには、ウェイトトレーニングは必要になります。

 

もちろん、よりハードに練習を行うことで、足腰はガクガクになるほどに疲労し、余計なウェイトトレーニングなどできない!

と言うくらいに疲れ果て、筋肉も追い込まれ、極度の疲労状態になると思います。

しかし、それは、筋肉が大きく成長することとはまったく違う経過になります。

 

筋肉を成長させるためには、適切なトレーニングが必要です。

長時間の筋肉の、極度な酷使は、マラソンと同じこととなり、むしろ筋力を低下させてしまうこともあります。

そのような、長時間筋肉を酷使するような練習を行う場合には、ウェイトトレーニング的な観点から考えますと、BCAAやプロテインなどのたんぱく質を補給しながら、練習を行うべきです。

 

長時間の筋肉の酷使は、貴重な筋肉を失ってしまうことになるからです。

長時間の継続的な運動は、血中の栄養素であるグリコーゲンなどを、あっと言う間に使い果たし、やがては体脂肪なども溶かして、血液中に巡り、栄養として使われます。

※それはダイエット的な観点からすると良いことなんですが。

 

血中のグリコーゲンなどの栄養素を使い果たしたあと、体脂肪などを溶かし、血中に回し、エネルギーとして使います、その時体脂肪は【遊離脂肪酸】といわれる状態となり、やっと栄養として使うことができるようになりますが。

 

その時、なんと、遊離脂肪酸と同じく、貴重な筋肉そのものも、体を激しく動かしている、貴重な貴重な筋肉そのものも、なんと、エネルギーとして使ってしまうのです。

 

それを防ぐためには、運動中にちまちまと、BCAAやたんぱく質などを摂取する必要がありますが、あまりそこまでされている方は少ないと思います。

そのようにちまちまと、栄養を補給することで、運動により筋肉を失うことを防ぐための栄養(プロテイン・BCAA等)を補給することを【ビルダー飲み】などとも言うそうですが、そういったことは、そのほかのスポーツでも有効です。

 

松濤館で言いますと、動画などで拝見したところ、在本選手なども、以前と比べますとものすごく筋肉量が増えたように感じました。

やはり松濤館の選手も、今はしっかり筋力トレーニングを行っているのだな。

と思いましたね。

 

・形における筋力の意味合い

 

本来、形での試合と言うものは、お互いに実際に戦った場合、どちらが強いのか?

と言うことが本来の意味合いであると思うのですね。

 

それが、いつのまにやら、形での試合では。

どちらがよりうまいのか?

どちらがより速いのか?

 

そういったことが、重要視されることなどもあったような感じがします。

 

しかし、実際に本当に、戦ってみた場合どうでしょうか。

 

体重が50kgの選手と、まるでマイクタイソンのような重量級の人とでは、条件がかなり違ってくると思います。

マイクタイソンのような人は、単純なスピードで言いますと、どうしても50kgの人に負けてしまいますが。

本当に戦った場合はどうでしょうか。

 

もちろん、ヘタである場合、お話しになりませんが。

 

形と言う競技のうえでの話ですので、あくまで競技なので、ヘタである場合は仕方ないですね。

 

しかし、ほぼ同等である場合。

 

より普通に殴り合いをした場合、完全に勝っているほうが負けてしまうと言うことは、なんだか、おかしいのではないか?

そのように思ったりもします。

 

世界大会などでは、外国の審判の方々が審判を行うことが多いですが。

わたしが考えるところによりますと。

 

日本と言う国では。

どうしても昔から、武道といったものは、

小よく大を制す

といった言葉のように、小さいものが、自分よりも大きいものに勝つところに武道性がある。

といったように考えられているように思います。

わたしもある意味賛成ではあります。

自分よりも小さいものに勝つために、武道を練習する必要はないからです。

 

自分よりも大きく、力も強いものに勝つために、武道を練習するわけです。

 

しかし、実際にはなかなかそうはいきません。

 

こちらはわたしの大好きな漫画である、バキですが。

合気道の渋川剛気先生が、でかい相手を簡単に崩して動くこともできなくしてしまうシーンですが。

これが実際にできたら、本当にすごいと思います。

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みんな、これができるようになりたいから、東洋の武術・武道を修行するのだと思います。

小さい人が、簡単に自分よりも大きい人を倒してしまう。

これほどカッコイイことはありませんね。

 

まさに、武術の本懐、といったところだと思います。

 

しかし、実際に空手道において、これができるような人はどのくらいいるのか?

といったところ、なかなか難しいと思います。

 

小さく大を制す

 

これが、修行によって本当に誰もができるなら、ウェイトトレーニングは本来必要ないのかもしれませんが。

 

しかし、それにしても。

 

柔道などを見てみますと、昔はあったそうですが。

今はもう、大型の海外の選手がやはり強く、小さい選手が、大きい選手に勝つ。

そういった感動的なことは、少なくなっているように思います。

 

やはり、筋力が強く、体が大きい。

 

それは、クマのなどの野生の世界においても、絶対的な強さの証明であり、ボクシングなどにおいても、ほぼ3キロごとに体重を細かく制限しており、ほんの数グラムでも体重がオーバーしていたら、失格となってしまうほどに、体重が重たいと言うことは有利である。

とされています。

 

空手の組手においても、現在では体重が分けられている場合が多いと思います。

 

フルコンタクト空手の世界などでは、昔で言いますと、わたしの大好きな【緑健児】先生のように、75キロ以下の中量級でありながら、体重無制限の大会で優勝してしまったといったような、英雄の方もいますが、最近ではそういった素晴らしいお話しは、めっきり聴くことも、見ることもなくなってしまったように思います。

 

マイクタイソンは、180センチの身長で、190センチ以上が普通であるボクシングのヘビー級の世界でほぼ無敗の強さでしたので、非常に感動的です。

そういったところに、技術の面白さであったり、神秘性などを感じるわけですが。

 

いずれにせよ。

やはり、体の大きいものが勝つと、やはりどうしても。

「やっぱり、でかい方が勝ったか・・・」

といったように思うと思います。

 

そして。

小さいほうが勝つと

「おおっ!!小さいほがでかい方に勝ったぞっ!!すげえっ!!」

 

となります。

 

そんな、小よく大を制す、のところに武術、格闘技の神秘性、面白さ。

そういったものが、たくさん隠されている、そのようにわたしは思っています。

 

しかしやはり、どうしても、本能的に大きいほうが勝つだろう?

と言う考えがあると思います。

 

それは、大きいほうが有利であることを、本能的に感じているからです。

 

ボクシングの試合で、50kgのチャンピオンと、100kgのチャンピオンとで戦う場合、可能性としては、100kgのチャンピオンが勝つ可能性が高いのではないか?

 

それは、誰もが認めることだと思います。

 

わたしもそう思います。

 

おそらく、100kgのチャンピオンの前に、50kgのチャンピオンの人は、圧倒的な力の差を見せられ、負けてしまうのではないでしょうか。

もちろん、やってみないとわからないです。

100%ではありません。

しかし、可能性として、100kgのチャンピオンのほうが有利である、と言うことについては、多くの方が賛成ではないのかな、と思います。

 

そのように、やはり、ガッチリと鍛錬し、鍛え、練習してきた選手同士であるなら。

筋力や体重がある方が有利である。

 

そのように、あまり東洋の武術の神秘性よりも、現実をなによりも重視している、リアルを考える外国の審判である場合。

やはり、体重や筋力がある方が、戦った場合勝つだろう。

 

そのように判断するからではないかな。

 

世界大会などで、筋力が強い大型の選手が活躍するようになってきたのは。

外国の審判の方々が、形競技を、形そのもののスピードやうまさ、だけでなく。

実際に、形などを通して戦った場合の、戦闘力の強さを見ているとした場合。

 

大型の選手が有利になるように思います。

 

といったところですかね。

 

もちろん、形そのものの技術がお互いに拮抗するくらいでないとだめですね。

 

形がヘタであるのに、パワーが強いから勝つ、となりますとこれはもう大間違いです。

やはり、形は素晴らしい技術を持っており、さらに筋力・パワーもすごいぞ!

と言うのが、理想的な武術家の姿ではないかと思います。

 

技術練習しかしていない人でも、かなり形が強い人はたくさんおられますが。

やはり、とっくみ合いになったら弱い。

腕相撲をしたら弱い。

パンチも軽い。

 

と言うよりも、形が早くてうまい!キレもすごい!

そして、筋肉も強い!パワーもすごい!

 

そういった選手のほうが、体は細いけれど、技術はすごいぞ。

といった選手よりも、なんだかすごいのではないかな、とわたしは思います。

 

・まとめのような段階に入ろうと思います<(_ _)>押忍!

 

やはり、そこそこ足腰が鍛えられておりますと、しっかり足や腰が使えていると、手足も運足も、早く動けますけれども。

どうしても、それ以上の筋力トレーニングなどを行っておりません場合には、格闘技競技の方々などと比べますと、どうしてもなんだか、力強さで負けてしまうように感じてしまうことがあります。

 

やはり、形選手の動きを一般の方々が見た場合に

「こりゃあ・・・・すげえパワーとスピードだなぁ・・・!」

と感嘆してしまうような。

 

そんな形を、お若い方々はとくに、目指してみると面白いのではないかな、とわたしは最近になって思っております。

 

喜友名選手の体を見てますと、なんだかもう、空手の道着が筋肉でパンパンになっているのではないか?

と言うくらいの筋量をされておりますけれども。

そのくらいの迫力があっても、これからの空手は良いのではないかな。

 

そんなことを言いたく、このたびは書かせて頂きましたね。

 

体の細い選手が、早いばかりの形を行うのは、なんだか、飽きてしまったな・・・

 

そんなこともありますかね。

 

では、失礼いたしますぞい(。-`ω-)ノ押忍っ!!