・膝(ひざ)の痛みと空手・
こんにちは、こんばんは、せもっちです(。-`ω-)押忍!
今回はどちらかと言いますと、中高年向けのお話しになるかもしれません。
【膝(ひざ)】の痛みと、空手についての気づきのような感じのお話しになります。
どうやら、膝が痛む理由として、今までは立ち方が悪いと言うことだったり。
爪先の向きに無理があるからではないか?
といったことを勘ぐってみたりしたいたんですが。
普通に考えてみれば、こうではないか?
といったことを思いましたので、今回書いてみようと思いました。
膝の痛みの原因としては、ほかにも有名なものとして【膝の軟骨のすり減り】といったことなども、テレビなどでもよく言われています。
しかし、膝の軟骨のすり減り、といったことに関してはどうにも、膝の関節部分そのものには神経がなく、軟骨のすり減りとは関係ない。
といったことも言われており、我々にはいったいぜんたい、何を信じれば良いのかよくわからない状況ではあるかと思います。
そこで、普通に、もっとも簡単にスポーツの世界で言われているように。
たとえば、ベンチプレスを50KG上げることが限界である人に、無理やり60kgを持たせるようなトレーニングをさせていると、最初は筋肉がつくかもしれませんが。
そのようなトレーニング方法を続けていますと、やがていつかは必ず肩や肘などを壊してしまう日が、おそらく間違いなく訪れることになります。
それと同じように考えますと、膝が壊れる原因としては。
膝の力不足、といったことが考えられます。
膝が、形などを頻繁に回数も多く練習していますと、痛みを起こすことがあると思います。
若い頃にはあまりないかもしれませんが、若い人でも、あまり無理をすると膝に痛みを抱えることにもなる場合も多いと思います。
それの理由として、やはり膝の力不足が考えられると思います。
単純に、足腰のパワーといったこともありますが、それだけではないと思います。
足腰のパワー不足、といった要素もあると思われますが、それだけだと。
「じゃあ、スクワットをすればいいのかい?」
といったことになってしまいます。
重たい重量を使ってスクワットなどを行うことで、足腰が強くなり、膝も強くなる、といったことはあると思いますが。
形などを行った場合に痛みが出る場合は、単純に足腰や膝の【筋力】といったもの以外にも、膝まわりの関節や、靭帯や腱、といった部分の強化もしていく必要があり、単純にスクワットで太ももまわりの筋肉が大きくなれば、膝が強くなったか、となりますとまだ不安が残るところです。
そこで、関節部分や、靭帯や腱のトレーニングとしては、スクワットも期待できるわけですが。
わたしは、空手の練習方法で言いますと、【立ち方】をやってみると良いのではないか?
と最近、考えております。
昔の空手や武術の世界では、まずいきなり型や組手を練習することはなく、最初の3年間は【立ち方】だけ。
【立ち方】だけを3年間やった、と昔の武術や空手の世界でも言われていることなんですが。
それは、立ち方を3年やることで、基本をしっかりと身に着ける必要があるんだよ。
と言うようなことなんだろうな。
と、わたしは昔から考えていたんですが。
今回の、膝の痛み、といったことを考えますと。
とくに空手のようにスピードを必要として、形の最中にジャンプといった動作なども含まれる。
強く踏み込むような動作があったりなど、膝に強く衝撃が加わるような動きのある形の場合、なおさら膝の負担は大きいものになります。
そこで、わたしの提唱として【立ち方】を行うことで、足腰を鍛えていく方法です。
ただその場で【立ち方】を行うだけでも良いし、移動の要素を入れても良いと思います。
ただ、膝に痛みのある場合や、まだ初心の場合は、いきなり激しい動きである【形】の練習に入る前に、しっかりと【立ち方】を行っていき、膝まわりや足腰をしっかりと強くすることで、膝の痛みが起こらないようにしていきます。
たとえば、形をやって、最初の1回目はあまり痛くないけれど、回数を重ねていくうちにだんだんと痛みが出てくるような場合は、足腰や膝が弱いと言う可能性があると思います。
つまり、運動で言うところの【オーバーワーク】の状態になっているわけです。
もう膝の耐久力の限界を超えてしまっているわけです。
膝の耐久力の限界を超えてしまったことにより、痛みが起こっているわけです。
最初のうちは痛くないけれども、何回も回数を重ねていくうちに痛みが出てくるような場合は、膝以外にも、もしかすると【足腰】まわりが全体的に、強い疲労状態になってないでしょうか。
その場合、足腰が【形】の練習をハードに、回数も多く練習していけるくらいに、強くない可能性があると思います。
形には、軸足を中心として【回転】するような動作もあります、そのような回転する動作は膝に非常に負担がかかります。
なので、そんなにひどく痛みがない場合などは、回転やジャンプ動作など、無理な動作が含まれない【基本移動】をたくさん行うことで、しっかりと膝周りを強くすると言う方法も良いかと思います。
昔の方々は、みなさん基本移動の練習だけで1時間くらいは行った。
と言うようによく聞きますが、それによってしっかりとした強い足腰が作られ、形動作に含まれる【回転】や【ジャンプ】、【強い踏み込み】といった動作にもしっかりと耐えられる強い足腰を作っていたのかな、と思います。
そういった、立ち方であったり、基本移動などを徹底的にやはりやるべきなのだろうな、と今回考えましたね。
・膝が痛い時
膝が練習中などに痛くなったら、無理をしないほうが良いです。
試合などがある場合、どうしても無理をしてしまうこともあると思いますが、膝の痛みが練習するごとに、どんどんひどくなっていっている場合は、いったん練習を休んで、ある程度痛みが抜けてから、あまりスピードをつけずに、回転やジャンプといった動作も控えるようにして。
移動基本や、立ち方などから行っていき、膝や足腰を鍛え直すほうが良いかもしれません。
ランニングなどもそうですが、その人にあったスピードや距離、といったものが守られていないで無理をすると、やはり膝であったり、腰であったりなど、どこかが壊れてしまうように思います。
練習前や、練習後のストレッチなども、しっかりと行うべきです。
練習前の静的ストレッチは、運動能力を低下させてしまう、といった考え方が最近のスポーツ界では常識となってきてますが。
空手の練習においては、そんなにアスリート的なことは行わないと思います。
静的ストレッチを行ったことで、重たい重量が上がらなかったり、タイムが落ちてしまったり、など、そういった競技ではないので、安心して静的ストレッチを行って良いとわたしは思います。
・膝の痛みに重要なストレッチ
仰向けになり、膝を抱える動作で、臀部やハムストなどを伸ばしていきます。
仰向けになり、両足を開脚する【テコンドーストレッチ】と言われるものもおすすめです。
開脚動作は、座るポジションでもできます。
【開脚動作】によって、内転筋群がストレッチされます。
それにより、膝の内側の筋肉群や腱・靭帯などを伸ばすことができます。
【逆正座】と言われるポジションも良いです。
これは回し蹴りなども上手になるので、普段からよく行うのが良いと思います。
よく言う女座り、といったようなポジションになります。
これが硬いと、回し蹴りの際に、横にしっかりと膝が持ち上がらなかったり、やはり膝まわりもどうしても固くなってしまってますので、膝を痛めやすくなってしまいます。
【前屈運動】でしっかりとハムストリングス筋群をストレッチします。
太ももの裏側にある、大きい筋肉群を伸ばしていきます。
膝に痛みがある場合、ハムストリングス筋群が硬くなっている場合がよく見られます。
膝まわりばかり気にしてしまいますが、太ももの裏がわのハムストが硬くなっている場合があります。
【膝まわし運動】立ちストレッチのポジションで、体育の授業などでよく行われる膝まわしもしっかり行うべきです。
【屈伸運動】立ったりしゃがんだりの、屈伸運動も行うと良いです。
【伸脚運動】立ちストレッチのポジションから、軸足を軽く曲げ、もう一方の足を延ばし、軽く膝のうえに手を乗せていく、基本的なストレッチです。
これは、軽く膝を逆方向に伸展させてやる動作が入るので、膝の可動域アップの効果が期待できます。
運動直前は、あまり強く行わないほうが良いと思います。
運動後や、入浴のあとなど、体が温まっている時に、入念にストレッチを行うことで、膝まわりの筋肉をほぐし、膝の痛みを和らげることができます。
温浴と、冷水浴を交互に繰り返す方法も、血流を高め、回復を促進させるとのことですので、おすすめです。
それでは、今回は【膝の痛みと空手】について、考えてみました。
とくに、中高齢になりますと、膝の痛みがどうしても付きまとってきますので、気を付けたいところです。
自分の足腰が衰えていることに気付かない場合も、どうしてもあるかと思います。
どうしても足腰がきついところを、無理して練習することで、膝も壊れてしまいますので、とくに中高年以上になりましたら、あまり無理をしないでコツコツと練習を積み重ねていく方法が、良いのではないかと思います。
それでは、今回はこのあたりで失礼いたします。