せもっちの空手と筋トレブログ

主に空手についての考え方、練習、鍛錬などといったことや、筋トレについてなど書いていこうと思いますm(_ _)m押忍!

空手とオリンピックについて最近思ってること【オリンピック競技正式採用について】

  ・空手とオリンピックについて思っていること!

                                  (オリンピック競技正式採用について)

 

こんにちは(*´ω`*)ノ押忍押忍っ!空手道頑張られてますかな?✨

 

まず、伝統派空手をオリンピックに採用したことは、素晴らしい良いことだと思ってますが、やはり緑先生も言われておられるように。

 

【空手は一つ、ルールは二つ!】

 

それで良いんじゃないかな、と思ってます。

伝統派空手を採用するのなら、極真(フルコンタクト)空手ルールを採用するのも、世界で数千万人のフルコンタクト空手愛好家の方々に対するマナーではないだろうか。

と言う気持ちがありますかね。

 

確かに、伝統派空手にはなによりもスポーツに欠かせない【安全性】があり、よりスポーツ的な要素が多いように感じます。

フルコンタクト空手ルールでは、打撃を実際に当て、ダメージを競い合うと言う、格闘技性が強く、ボクシングやキックボクシング、総合格闘技に近いような世界ではあるように思いますが。

長い目で見た場合には。

伝統派空手競技を行っている高校の部活などでは、剣道と同じくらいの確率で、足の甲などの【疲労骨折】が多くなってます。

理由は伝統派空手の愛好家の方々でしたら、語るまでもないと思いますが。

 

伝統派空手の組手競技においては、どうしても前足の強い踏み込み動作が、ほぼ欠かせない要素になってます。

瞬時に飛び込んで、前足を理想的な位置に踏み込み、突きなどの攻撃技を行っていくわけですが。

その際に、マットなどを部活練習に採用している高校などは良いのですが。

今でも、板張りの格技場のようなところも少なくないと思います。

 

その場合、どうしても踏み込む前足の甲部分や、膝に強烈な負担がかかってしまい、疲労骨折、もしくは、レントゲンで見てみたら、足の甲にヒビが入っていた。

といったケースが思いのほか多いのだとか。

 

あと、前屈立ちや後屈立ちの膝にかかる負担も、長い目で見ますと、膝にかなりの負担をかけることになります。

 

そのようなことを考えていきますと。

長い、長期的な目で見ていきますと、必ずしも伝統派空手のほうが安全性が高い、

といったことにはならない、といった見方も隠されているのではないかな。

とも言えるかもしれません。

 

 

レスリングでは、フリースタイルのものと、グレコローマンスタイル、といった二種類のルールでオリンピック競技が行われており、空手で言うと伝統派ルールと、フルコンタクト空手ルール、といったように。

同競技内で二種類のルール、と言うことはそんなに珍しいことではなく、僕個人としては、フルコンタクト空手愛家の方々も、世界には数千万人もおられるのだから。

フルコンタクト空手ルールでも、オリンピックを行ってほしいものだな、といった気持ちもあります。

 

そして、あくまで間違ってはいけないこととしまして。

オリンピックに採用されたのが、伝統派空手競技であるので、伝統派空手のほうが格が上であるとか、伝統派空手のほうが本物の空手である、とか。

そういった考え方は非常に差別的であり。

悪く、古い考え方の見本である。

と僕は考えております。

 

現実のものとして、沖縄にはスピードを重視した技を用いる【ムチミ】などを最重要な技術として練習している流派も多くある半面。

山城先生などを拝見しますと、そんなに伝統派空手のようなスピードはないように思いますが、敵の虚を突き、重い一撃を入れることで確実に敵を倒していく。

といった技術を練習したりと、一重に本場沖縄空手と言いましても、決して一つの練習、稽古体系ではなく、ムチミのようなスピードを重視した稽古、鍛錬方法を重要視する、今の伝統派空手に強く影響を与えているような流派もありますし。

ずっしりとした、重く、強い一撃を追い求める、といったスタイルの稽古体系のものの両方が正当に伝統され、伝えられてきた沖縄の空手である。

 

と言うようになってます。

なので、どの沖縄空手が本当の空手なんですか?

と言うことはなく、どの流派も本物ですよ。

と言うのが正解であると僕は考えています。

 

ムチミ、といったスピードを生かした攻撃、防御体系を伝えたものが、今日の伝統派空手ではないかな、と言うようには考えられます。

一方で、沖縄剛柔さんのように、三戦立ちでの、打ち身稽古などを代表としたような、敵の攻撃をいくら受けても大丈夫なような、強い体を作っていくことを何よりも大切にしている。

そういった沖縄の空手は、今では極真、フルコンタクト空手として、本土に残った。

そんなようなことなのではないかな、と言うように僕は解釈してます。

 

 

【オリンピックの型について】

 

オリンピックの型についてですが。

おそらく、本当におそらくなんですが。

このままもし、空手や空手の形がオリンピック競技として正式採用になった場合なんですが。

本当におそらくではあるんですが。

今までの世界大会などの結果からしますと。

 

もう。

 

チャタンヤラクーシャンクー、スーパーリンペー、そういった、ムチミを用いた動作を主要とした体形である。

糸東流や、剛柔流劉衛流、といった流派のみの連勝。

といったことになってしまうのではないか?

と僕は危惧しているのです。

 

現状、確か、松濤館の型が世界大会で勝ったことが、なかったように思います。

 

松濤館の型は、派手な飛び技などが多く、ダイナミックで僕はむしろ最も好きなんですが。

僕も長年やってきまして、喜友名選手などを拝見し、わかったことの一つとして。

 

松濤館空手の形には「ムチミ」】などの概念がない!💦

 

と言うことがあるかもしれなく。

いや、空手協会の選手の方々などは、ムチミのような動作をされている方も多くみられるんですが。

やはり多くの選手が、あまり糸東流に見られるようなムチミのような動作は、あまり重要視していないように、見ていて思ってます。

 

あと。

 

松濤館空手の形には「腹を柔らかく使った縦(たて)の動作がない!」かも💦】

 

と言うことがあります。

剛柔や糸東流の選手は、回し受けなどの動作などに、巧に腹の縦の動き、骨盤や仙骨の縦の動作をふんだんに行い、ムチミ的な全身のしなりの力で技を出しているのに対して、松濤館空手の形選手は、どうにもやはり、筋力重視と言うか、そういった印象を僕個人は、あくまで誰にも押し付ける気持ちなどない。

僕個人の気持ちですが。

そのような印象があります。

 

これからの松濤館の選手には、糸東流剛柔流のような、腹や仙骨の縦の動きや柔らかさが必要なのではないか。

そのように思ったりしているんですが。

今回のお話は、オリンピックのお話なので、このあたりにしようかなと思います<(_ _)>💦

 

 

【オリンピックの型について】

 

このままでは、糸東流剛柔流のクーシャンクーのような、ムチミの動作をふんだんに取り入れた型が、どうしても勝ってしまうように思っています。

それはなぜか?

腰の回転動作や、肩甲骨の回転動作から出る力だけよりも。

腹や骨盤、仙骨などを意識した鞭のようにしなりある動作のほうが、どうしてもスピードの面で優ってしまうから。です。

 

なにやら、先ほどのお話の続きのようになってしまいましたが。

 

 

それ以上に僕が危惧していることは、これです。

 

オリンピックを見ておられる、お客様の方々の目です。

 

おそらく、これからもムチミ動作を取り入れている糸東流や、剛柔流がこれからも有利に形の世界で進んでいくのではないか?

と僕は思っており。

つまり、オリンピックでは、毎回毎回、糸東流剛柔流の型が決勝、準決勝では行われることになってしまいます。

 

なので、見ているお客さんには、どうしてもワンパターンなものに映ってしまうのではないだろうか?

 

と言うことを、僕は恐れています。

 

「今年も、チャタンヤラなんとかか・・・」

みたいになってしまうのではないか・・・

 

それの予防として。

 

①流派別で型の表彰を行う。

です。

 

松濤館の選手は松濤館の型でチャンピオンを決め。

糸東流や剛柔の方々は、そちらの型でチャンピオンを決める。

 

といったスタイルが良いのではないか。

そのように思ってます。

 

実際にケンカとして型選手が戦った場合。

ムチミができるから必ずしも強い!

と言うようにはならないと思うんですね。

ムチミの動作は、空手の極致である【交差法・攻防一体】といった概念から考えますと、まさに究極の体系であると僕は思ってますが。

 

実際の闘争の場では、むしろ、先制攻撃をしたほうがやはり有利であるように思います。

千人で向かいあって、必ず先制攻撃ができるグループと、最初は防御から始まるグループがあるとして。

防御する側が、全員ムチミを使いこなせる達人、と言うことも難しいように思いますので、素手による大人数での闘争。

となった場合、先手をとったほうが有利なんじゃないかな。

と僕は考えてます。

 

その場合、松濤館の型のほうが、より組手的な動作には適応しやすいように思いますので、組手のように先手を取っても良いルールであるのなら。

松濤館の型のほうが強いように思います。

【空手に先手なし】

を体現した究極の形が【ムチミ】であると思いますが、闘争においては、そんなことにこだわっていて、仲間が次々とやられてしまっては意味がないので、松濤館のように、先手で生かせる稽古体系、組手にも使えるような稽古体系。

といったものも、しっかりと確実に強くなる鍛錬として優秀であると考えてます。

 

実際、松濤館の型選手の練習風景などを見ておりましても。

やはりこう。

腰の回転と、手の突きのスタートが同時。

と言う感じの方が多く、ムチミの概念とは違ったものとして、進化した体系であるのだろうかな・・・

と言う気持ちになることがあります。

 

あと、松濤館の部ができたら、空手協会の方々もぜひ参戦して頂きたいな、と個人的に思ってます。

栗原選手の五十四歩、見たいですねえ~

・栗原選手の五十四歩小。

www.youtube.com

(*´ω`*)素晴らしいですな✨

栗原選手の形は柔らかさやしなりがすごくあり、好きですね。

 

 

では・・・

 

②創作型、を導入しないと外国人には受けないんじゃないだろうか?

 

と言うことを考えてます。

 

つまり、伝統的な型の部と、創作型の部。

を作ることで、飽きさせないというやり方です。

 

伝統的な型のみだと、これから先、100年後もクーシャンクーは今のクーシャンクーと同じ動作だし。

ジオンもウンスーも、200年後のオリンピックでもまったく同じ動作をしているわけです。

つまり【創造性】があまりないように思ってます。

 

たとえば、フィギュアスケートの、羽生結弦選手。

昔は三回転アクセル(半)とかが限界であったのに、今では四回転アクセル(半)です。

そのような部分が、競技の発展性であり、創造性になります。

そして、毎回選手ごとに自由に決め、流すことのできる【曲】。

毎回、選手ごとにまったく違う演技。

それがいわゆる【創造性】であり、長い期間を置くと競技全体のレベルそのものが向上し【発展性】となっていきます

 

しかし、伝統的なルールを厳守していきますと。

ウンスーの飛びでは、どんなに身体能力が高くても、二回転してしまっては逆に反則負けになってしまう。

しかし、伝統的なものを勝手きままに変えてしまっても良くない。

 

そこで、創作型の部です。

 

そして、創作型の部に付け加えて。

【武器型の部】です。

 

③武器型の部。

 

沖縄で昔から使われてきた空手の武器である【トンファー・サイ】などといったような、伝統的な空手の武器を用いた型です。

中国武術では【棒術の部】などがすでにあるようですが。

中国武術【棒術の部】から。


www.youtube.com

空手もそのように発展させていくことで、よりオリンピックになった時に、見る人を感動させる素晴らしいものになるのではないか。

 

そのように、勝手きままに考えています。

ただ、中国武術は本当に素晴らしく、棒術もめちゃくちゃにかっこいいですが。

個人的には空手のほうが好きなので、空手も武器術の部を取り入れて、見る人をより「すげーじゃん!」とか「空手かっこいいじゃん!」と言うように、感動して頂けるように、色々なことをするのも、面白いのではないかな。

と言うように、個人的に勝手気ままに、考えたりしているわけですなあ。

 

 

まとめとして。

 

上記に書きましたように。

このままだと、再度オリンピック競技化しても、おそらく、毎回、剛柔や糸東流の型が優勝する可能性が非常に高く。

それならば、見た目にも派手で華麗な技が多い、松濤館のウンスーや外国人の方が大好きな観空小(カンクウショウ)などが見られるように、流派である程度分けるのが良いのではないかな。

と言うことや。

創作型の部の導入。

武器型の部の導入。

 

そういった、エンターテインメント性、のようなものを盛り込み、発展性、創造性を持たせないことには、オリンピック競技の完全な正式採用は難しいのではないだろうか・・・

と言うように、個人的に勝手気ままに、思ったりしているわけです。

 

と言うことで、長くなりましたので、そろそろ、わたしの個人的なおしゃべりのほうも、このあたりで失礼しようかなと思います。

 

今回のは、あくまで僕の個人的なおしゃべりでありまして。

もし、読まれましても、あまり深く考える必要のないことであります。

「ほーん、こんなこと考えて、暇なやつやのー」

くらいの感じで良いかなと思います。

 

それでは、失礼いたしますぞ(*´ω`)ノ押忍押忍っ!✨良い空手道を!✨