せもっちの空手と筋トレブログ

主に空手についての考え方、練習、鍛錬などといったことや、筋トレについてなど書いていこうと思いますm(_ _)m押忍!

空手の突き技(きざみ突き)や、基本について考えてみました。


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空手の突き技(刻み突き)や、基本について考えてみました。

こんにちは、せもっちですm(_ _)m

 

今回は、空手の主武器である【突き技】について、考えてみようと思います。

突き技といいますと、どんな技を思い浮かべますでしょうか。

[全空連]系の方々でしたら、組手ですと正拳突き以外には、あまりないですので、正拳突きでしょう、だいぶ以前には、フックぎみに裏拳を打って、顔面の側面を狙っていく技がありました、[正拳回し打ち]でしょうか。

組手の現場でも、フックぎみの裏拳を回しながら打ち、相手に寸止めで決まったあと、自分の背中側に[引き手]を取る、とゆうもので、しっかりポイントもとれていたようです。

わたしの道場の先生も、これを得意としている先生がおります。

わたしはこの先生を、非常に尊敬しております。この先生は、わりと若い先生ですので、最近流行りの技術などもとり入れるような練習方法をされたりもしますので、尊敬しております。

やはり、空手は常に新しい技術に目を向けていく必要があると思います。

特に組手では、今どんな技術が流行っている、と言いますと聴こえがよくないですが、どんな技術をよく使われているのか、昔と比べて、ひと昔前と比べて、数年前と比べて、もしくは去年と比べて、どう変化していっているのか。

そのような部分には常々、目を光らせておく必要があると、わたくし個人としましては考えております。

もちろん、昔からこのやり方なんだ、こうゆう基本さえやっていればいいんだ。

とゆう先生方にたいしても、あえて、それは間違っています。とは言いません。

昔から行われている練習方法、技術体系、それこそがやはり基本になっているのには違いないと思っています。

 

しかし、やはり、その選手一人ひとりの技術レベルに合わせた練習方法が必要だとは思います。そのためには、指導する先生が、今の技術はどうなっているのか、今の練習方法、練習体系とゆうものは、どうなっているのか。

そのあたりは、先生自身も進化していかなくては、ならないのではないか、と考えております。もちろん、レベルが高くなったからといって、「もう基本はやらなくてもいいよ」とゆう考え方は好きではありません。

どんなにレベルが高くなっても、どんなに大きい大会で好成績を収めたとしても、基本から離れてはいけない。と考えております。

「もう基本は卒業」。そうゆうのは、ないと思います。

基本は、空手をやっているうちは、一生涯を通して修練しなくてはならないと考えております。

わたくしも、現在、なんとか全空連公認3段とゆう立場ですが、まだまだ一生を通して基本を頑張っていきたいと考えております。

余計な話ですが、現在や過去にいらっしゃった、先生方の段位を超えたとしても、そんなものは気にもせず、先生は先生であるとゆうことを大切にして、指導して頂きたい、と考えております(特に基本)。

もしわたしが、6段や8段になっても、先生は先生であると思っております。

※(このブログはプライベートでは生涯、明かさないつもりです)。

この年齢になっても、指導して頂けるとゆうことは、本当に、ありがたいことだと考えております。まだ成長してもいいんだ・・・見捨てられてないんだ・・とゆうのもありますがね(;´・ω・)フフフ・・・

※じじいになっても、いろいろな各流派の大会に出場したいと考えております(関係ないですが(失礼しました))。

 

 

基本といいますと、基本移動がありますが、基本移動稽古は。

 

①頭や腰が上下していないか。

②腰の回転と引き手のタイミングがあっているか。

➂体軸はしっかり立っているか、猫背になっていないか。

 

などなど、細かい要素は、あまりにもたくさんありますので、省きますが。

そういったことなどを、これから練習する上で、守っていかなくてはならないことを、実際に移動しながら技を出すことで、そのイメージをしっかりと頭にきざみこみます。

毎回毎回、何度も、何年も、何十年も、繰り返します。

体軸のコントロールを正確に行うことや、技それぞれのポイントをおさらいする行為が、大変に大切なことだからです。

移動基本は、「ここで突くんだ!ここで引き手をするんだ!ここで蹴る時に軸足をここで返して、その次のこの瞬間で腰を返すんだ!」

基本移動は、正確にやることこそ大事であり、実際の[形競技]の時のように、全力、全速力で行う必要はないと思います。

これまで考えてられている以上に、基本移動稽古は、ゆっくりとゆっくりと、正確に、稽古していくことが大切であると、考えています。

初心の頃や、今でもそうですが、移動基本はたいていどこかで[忘れていること]があります。それは、知っているけれど、できてないこと、です。

蹴り足の引き足を意識すると、移動で頭が上がる。引き手を意識すると、猫背になる。重心の上下を意識すると、引き手があまくなる。 

本当に、深いと思います。

それらが全てできるだけでも、大変な修練が必要です、毎回、絶対に守らなくてはいけないことを絶対に守る!とゆう意識をもって、きつくて長い移動基本をやり抜かなくてはなりません。

そして、もしそれが全てできるようになったからといって、大会で活躍できる保証はありません。(;´・ω・)セツナイヨネ・・・・

でも、基本がしっかりできてない先生には、あまり、習いたくないなあ・・と思いませんでしょうか。

わたしは、ただ生徒を叱りつけたり、指導するだけの先生ではなく、自分も一緒に汗を流して一緒に生徒と成長する、そんな稽古を目指しています。

 

そんなわけで、基本は大切だし、やりがいのあるものだと、思っていただけますと、うれしいです。

そのうえで、最先端の技術・テクニック、考え方、鍛錬方法、そうゆうものを導入していく必要があります。

それは、[競技での勝利]とゆうことを考えた場合です。

競技での勝ち負けを考えていないのなら、最先端の技術などは必要ありません。

移動基本と型だけで、良いと思います。 

 

 

やはり、動作には必ず[体軸]。かんたんによく言われる[軸]、を正しくたもつ、正しく使うとゆうことが必要になってきます。

基本から離れてしまうと、軸を大切にする概念から離れてしまい、テクニックばかりに走ってしまう可能性も出てきます。そのために、基本をしっかりと常々、練習したうえで最先端の技術をとりいれる。最先端の練習方法を取り入れる。とゆうことをしていかなくてはなりません。

 

しかし、全空連の組手においては、もう、どうしようもないくらい・・・・

「体力依存」であり、「テクニック依存」であるとも言えると思います。

もはや、世界レベルの大会となりますと、突きにあわせて、ボクシングのテクニックである[※ダッキング・スウェー]を使用して突きをかわし、そのまま相手の懐に入り込み、投げる、至近距離からの見えない(見ずらい・気づきにくい)蹴りを出し、3ポイントを狙う、とゆう技術はよく使われています。

ダッキングは頭を瞬時に下げることで、相手の攻撃を避ける動作です。スウェーは、頭を左右にふることで、攻撃を避ける動作です。

※至近距離からの蹴りは、見えにくい・気づきにくい。ので[見えない蹴り]と言われることもあります。 

遠くからの早い蹴りよりも、至近距離からのスッと来る蹴りは、なかなか避けられないですね。

 

そして、[きざみ突き]の際には、今、最先端の技術ですと、後ろ足を上げることで、飛距離を稼ぎますね。突きに行く瞬間、体軸を斜め前に傾けつつ、それに合わせて、後ろ脚をあげることで、[シーソー(公園の)]の原理、とでも言いましょうか。

そのシーソーの原理で、[後ろ脚と体軸を、前方に傾けた勢いで]突きを出すことにより、後ろ足を地面につけたままの状態よりも、より[強いきざみ突き]、より[速いきざみ突き]、[より飛距離のある突き]になります。

なぜ、より強いのかといいますと、体の中心にあった体軸を、一瞬のうちに前に吹き飛ばしてやることができるからです。一瞬のうちに前に吹き飛んだ体軸からの突きは、なんの力も入れなくても、後ろに足をつけている状態と比べて、瞬間の圧力・威力は、格段にあがります。

後ろ脚を少し瞬間的に上げることで、前により重心を倒す効果が期待できます、つまりより前への重心移動がスピーディーに(速く)なるとゆうことです。

そして、これが最も大きいかもしれませんが、後ろ足を瞬間的にあげて、前に体軸を倒すことで、より、飛距離が伸びるのです。これは実際、かなり伸びます。

結果、きざみ突きを、より速く、より遠くへ突くことができ、威力も上がりますので、簡単に居着いた状態で片手では捌けません。

マイナス部分も多少ありますが、現状の全空連ルールでは、いいことばかりの、この、きざみ突きは、世界のトップ選手たちのセミナーなどでも、こぞって指導されています。

 

もちろん、突き終わった瞬間、すぐに体軸と後ろ足を地面にもどし、引き手にあわせて、体軸も中心に戻し、しっかりと体軸を立てなくてはポイントにはなりません。

いつまでも、前のめりになっているのでは、ポイントをもらえるわけは有りません。

上がった後ろ足は、足の裏を上に向けてはいけません。横に向けるようにします。

瞬時に足は地面に下ろさなくてはなりません。

ポイントにならないから、とゆう理由と。

すぐに、次の展開が待っているからです。突きのあとに待っているのは、技がうまいこと決まって、審判の「やめ!」がかかる場合以外は、接近距離での攻防が待っています。

打ち終わった瞬間、サイドか後ろに転身する練習も必要です。

 

もちろん、体軸を前に飛ばしている時も、[猫背]になっていては意味がありません。

猫背では、いくら突きが1000発も入ったとしても、0ポイントでしょう。

猫背での突きは、審判の評価が非常に悪く、ポイントになりません。

そのため、体軸をどんなに倒し、飛距離を稼ぐ時も、背骨はまっすぐたもってなくてはなりません。

全空連の組手は、どうしても飛距離が非常に重要なポイントになってきますので、そのようなテクニックのほかにも、足腰の筋力アップ、スピードアップを図ったトレーニングも並行して行っていき、瞬発力を高めていくことが必要です。

 

そんなわけで・・・せつないですが、基本だけでは、現行の組手ルールには、ついていけない、とゆう現実があります。

どうしても、ある程度、現行のレベルに適応した技術をもって、大会にあたらなくては、いささか不利であるといえると思います。

 

 ・【フルコンタクト空手】での[きざみ突き]・

 

一方、フルコンタクト空手での[きざみ突き]は、攻撃(ダメージ)を与える、とゆう以外にも、[相手を後ろに押す]とゆう意味合いもあります。

後ろに押すことで、審判に対して、こちらの方が相手よりも圧力がある。より優勢である、とゆう印象を出すからです。判定になった場合、下がってばかりいると確実に負けてしまいます。

ダメージも大事ですが、相手を後ろへと下げていく、どんどん圧力をかけていく。

そうゆうことも大切になってくるようです。

もちろん、いくら下がろうと、一本勝ちを決めれば文句なしで勝ちなわけですが。なかなかそう簡単には、顔は蹴らせてもらえないでしょうし、下がりながらの攻撃では、相手をダウンさせることは難しいでしょう。

 

前手による脇腹へのフック(鉤突き)、肩口への打ち下ろすフック、腕の外側へのフック、相手の肘と肘のあいだをぬうように、腹やみぞおちへ突き刺す[下突き]。

などなど、フルコンタクト空手ならではの、前手による攻撃方法がたくさんあります。 

 

今回は、基本の大切さと、新しい技術をどんどん取り入れることも大切、とゆうことを考えてみました。

 

それでは、失礼いたします。

ありがとうございましたm(_ _)m

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