せもっちの空手と筋トレブログ

主に空手についての考え方、練習、鍛錬などといったことや、筋トレについてなど書いていこうと思いますm(_ _)m押忍!

空手【隠されている本当の型】の使い方①「集団からの暴力などについて」「暴力の場面で生きてくる本来の型」

  空手【隠されている本当の型】①

 

こんにちは、こんばんは、せもっちです(。´ー`。)

みなさんは、桧垣 源之助先生の[隠されている空手]などは、お読みになられたことは、ありますでしょうか。

書中で書かれているように、現在行われている、伝統とされている空手には、本来の動作や空手の分解、といったものを[意図的]に隠している。

それは、空手のもとになる、沖縄から本土へ伝わる際に、本来の型の動作が、攻撃を受けた相手にとって、大変に危険であることなどもあり、本来の動作・分解ではない、異なった型の用法や、型そのものの動作を、かなり変更して本土へと伝えた、とゆう内容です。

 

隠されている空手、の本文の最初に書かれている説明では。

著者である、桧垣 源之助先生は、本土の空手の開祖である[船越義珍]先生の高弟である、[久保田紹山]先生から、直接、空手を指導され、長年にわたって勉強されたとのことですので、本土の特に[松濤館・空手協会]系列の空手にとっては、開祖にあたる方に直接、指導を受けた方といっても良いと思います。

 

沖縄から、空手を本土に伝達される際に、空手の本来の[型]の分解や、正しい動作などは、ほとんど隠されてしまい、ほぼ【失伝】といっても良い状態である、といっても良いようです。どうやら、【秘密協定】といったことが、本土に伝わる際に決行されたようです。

桧垣 源之助先生の【隠れされている空手】を読ませて頂いたのは、ずいぶんと以前になりますので、それから、自分自身での研究と合わせまして、いろいろな気づきもありました。

私自身、桧垣 源之助先生の、隠されている空手を、全て理解できているとは、まったく言えない状態であり、レベル的にも足りないともいえますが、自分なりにそれから十数年ほどですが、現行の全空連の空手を中心として、色々なフルコンタクト空手の道場や、ボクシング、キックボクシングなどもいろいろと勉強させていただきまして、気づいたことなどを、今回も含めて、これからもちょくちょくと、書いていこうと思っております。

 

まず、桧垣 源之助先生の【隠されていた空手】の本文に書かれていることや、自分の気づきも含めて、いろいろと自由に書かせていただこうと思います。

 

      ・実際の型の用法について・

まず、型では【平安二段】ですね。

平安二段の最初は、後屈立ちでの【上段上げ受け】【上段背腕受け】です。

これは、桧垣 源之助先生のご説明の通りです。

先生の型の分解の基本の一つに、

【前手は攻撃】

とゆうのがあります。

つまり、平安二段の最初は、前の手は攻撃になります。

用法としては、相手の上段への攻撃(パンチなど)に対して、後ろの手の【上段背腕受け】の手で受けます。

この時は、型の通りにする必要はまったくありません、普段の基本としての練習として、後屈立ちをとり、上段背腕受け、とゆう最も応用の利きやすい形を用いている、とゆうだけのことです。

実際には、後屈立ちではなく、前屈立ちで行います。

「ここは後屈立ちじゃないとダメなんだ!型でそうやっているから!」

とゆう考え方は、本来の型の用法に気づかないばかりか、遠のくばかりです。

後屈立ちは、自然に立っている状態から、相手の攻撃に反応し、重心を落とした瞬間の形を現しています。

そして、後屈立ちの前足が、スッと、相手の重心の真下あたりに差し込めれば、さらに良いと思います。

ただ、必ずしも後屈立ちになる必要があるかと言いますと、必要はないのでは、と考えております。

後屈立ちで受け、前屈立ちになりながら、攻撃する、では、1ではなく1・2・3の挙動となってしまい、相手がボクサーや、伝統派の空手家のように、一瞬でワンツーを出してきた場合、まったく間に合わないからです。

最初の後屈で受けるのがせいぜいで、前屈立ちになる際に、もう相手のツーの攻撃を、ガッツリと顔面に受けていると思われます。

さらに、本能的に激しい興奮状態になっている相手は、一発のパンチでは終わりません。ものすごいスピードで、その人のもっている身体能力の全てを使って、連続でパンチを打ってくるわけですので、たった最初の一発目のパンチを、後屈立ちになりながら、カッコよく受けたところで、間もなく二つ目、三つ目、四つ目、五つ目、の全力のスピードでのパンチが、あっとゆうまにドンドン来るだけです。

そして、後屈立ち、とゆう固定された立ち方になることは、いわゆる武道では禁忌とされる

【その場に居付く】

とゆう、最悪な状態になります。

全空連や、ボクシングなどを経験された方はみなさんお分かりだと思いますが、フットワークもなにもせずに、その場に居つくことは、なに一つよいことがない、とゆうことはお分かりだと思います。

特に、ただ何の考えもなしに、その場にドッシリと居つくのは、あまり良いことはないと思われます。

暴力・武力による対決、とゆうものは、お互いに

【ピストルを持って構えている状態】

とゆうようにも言えますので、ピストルを持ってただ立っていたら、どうなるのか、誰でもすぐにわかると思います。

いくら、俺はどんなに下段をくらっても耐えられるぜ、と言ってみたり、俺はいくら腹を全力で蹴られようと、なんともないぜ。

とゆう人でも、顎や鼻に全力の突きを受けたり、金的や喉、目。隠していた光物で、動脈・靭帯・神経を切られたり、ただ暴力・武力の場で、立っていることが、いかに危険であるか、すぐにわかると思います。

 

では、平安二段に戻りますが、前手は攻撃、とゆうことを考えますと、後ろ手は防御、とゆうことになります。

実は、【上段上げ受け】とゆう名前の受けを、何万回も、何十万回も、みなさん練習されてきたと思いますが、基本的に、この、上段上げ受けですが、まったくもって、

使えないです。

なぜ使えないのか?

みなさん、組み手で上げ受けをしたことが、ありますでしょうか。

あと、喧嘩を想定した練習をされたことが、ありますでしょうか。

できましたでしょうか。

相手のパンチを、組み手の際に【上げ受け】で避けたことが。

もちろん、基本一本組手のように「右上段いきます!」「押忍!」エイッ!

でしたら、かっこよく上げ受けなどしなくても、なにやっても、受けれますけどね、もう言っちゃえばもう、攻撃に合わせて、半歩横に移動するだけでいいんですが。

喧嘩の想定練習でさえ、相手に大降りのわざとに大きく振り回すように、ケンカパンチを放ってもらった場面でさえ、かなりゆっくりと、受けやすいようにパンチを出してもらわないと、とてもじゃないですが、上げ受けなど、使えないです。

なにしろ、自分の顔の上に向けて、相手の手を【跳ね上げる】わけです。

今まで、さまざまな格闘技の試合や、自分の経験・体験。総合格闘技を見たり、ボクシング・キックボクシングを見ましたが、上げ受けを見たことがありません。

そこで、上げ受けに非常に似た動きの受けが、型のなかにあります。

それが実は、平安二段の前手の【上段背腕受け】です。

さらにもう一つ、いや、探せば型のなかにもたくさんありますが、例を挙げますと

観空大の最初の【上段背刀受け】です。

とくに、観空大の上段背刀受け、ですが、これは実践的な受けです。

喧嘩を想定した練習をしてみるとわかりますが、相手のどんなパンチにも対応できます。

これは、武道的な直突きでも、喧嘩で使われるケンカパンチでも、格闘技的なフックに対しても、あらゆる手技による顔面への攻撃を、防ぐことができます。

組み手のなかで使われるような、パッとさばくような受け方は、喧嘩では、弱すぎて突破されてしまいやすいです。

そこで、しっかりと顔面からやや離れた位置で、ガッチリと受けないといけません。

その点、観空大などにみられるしっかりと、顔面から離れた位置で受ける受け方は、お互いに素手による顔面などの殴り合いの場面で、ものすごい強靭な受けの力を発揮します。

なにしろ、喧嘩の際には、相手がどんなパンチを出してくるのか、まったくわからないわけです。

武術的に、直突きをしてくるのか、喧嘩的なケンカパンチをしてくるのか、ボクシングのようにフックのように打ってくるのか、不明なわけです。

パッ、とさばくような受け方は、相手の攻撃がフックであった場合、相手の肘の部分にどうしてもこちらの受け手の手が当たります。

フックパンチは、こちらの真横方面からきますので、パッとさばく受け方では、受けそのものが軽いし、肘を受けても、そこから手が伸びてくるので、受け切れません。

なので、しっかりとした、肘を90度~100度程度に曲げたような、ガッチリとした受け方をする必要があります。

 

平安二段の最初の受けは、後ろ手を使って、このように相手の攻撃をしっかりと受けます。

ここで、型そのもののように、上段を受けようとすると、受けられません。

カッコよく上段受けなど、決まりません。

相手パンチが右なら左手で、相手パンチが左なら右手で、の上段背腕受け、もしくは観空大の上段背刀受け、で受けます。

それと同時に、反対の手の上段背腕受け、で攻撃します。

日本人は右効きの文化ですので、右で攻撃してくることが多いですので、相手の右手の攻撃を、左手で上段背腕受けをします。※確率的なお話です。

それとまったく同時に、ここで、平安二段の、さんざん、何百回・何千回、と練習してきた成果を発揮します。

受けたとまったく同時に、受け手の反対側の足を一歩だけ、前にスッと踏み出すと同時に、前の手で【上段背腕受け】をします。

この【上段背腕受け】は、相手の顎をめがけて受けます。

そうです、顎を狙って、前手の受けを出します。

つまり、攻撃です。

前手は攻撃。とゆうことです。

攻撃のほうの手は、縦拳よりも【手のひらが上を向く】裏拳の状態が良いです。

アッパーカットのような手の形になります。

全体的には、型では【壮鎮(そうちん)】のラストのほうの連続技のあとに、気合と同時に出す技がありますが、あの形が理想です。

※不動立ちによる、左手で上段をガードしつつ、右の上段裏拳の挙動です。ただ、頭の上から豪快に裏拳を出す必要はないと思われます。

まっすぐ相手の顎のほうに、自分の足が出て→それに伴って骨盤が回転して→骨盤が回るから同時に肩も回る、ついでに手を出す。骨盤・肩は意識してまわさないで、かってに足が進むから、その分あたりまえに動いてしまう。それに手をつける。

 

最初の体制は、お互いにニュートラルとします。

ニュートラルとは、お互いに正面を向いて、手や足などは自然体でも、並行立ちでもなく、なんとなくお互いに向き合っている状態とします。

この、お互いになんとなく向き合っている状態からの技こそが、もっとも自然な技といえます。

喧嘩の場面で、いちいち構えてられないからです。

この、喧嘩の場面でいちいち構えてられない、とゆうところなんですが、武術や格闘技をしている方々には、

「は??!別に相手がいたっていくらでも、フットワークもできるし、間合いだってこっちがいつも通りとって、こっちのやりやすいように、ど素人の相手をコントロールしてやればいいだろ??!!」

と、僕も思っていたことがありましたが、最近の考えでは、この考え方はやはり、道場やスポーツとしての格闘技の経験のみ、であるからである、と最近わかりました。

なぜ?

路上でのケンカとゆうものは、普段空手を練習し、自分を厳しくいさめるように指導を受け、こちらからケンカを売りつけたり、こちらから暴力を仕掛けたり、そうゆうことは絶対に許さない、とゆう指導を受け、こちらもそのように考えているから、その道場に通っている我々からすると、よほどのこどない限り、こちらから暴力を使うことはないわけです。

つまり、相手から、攻撃を、暴力をしかけてくるわけです。

こちらはもう数年・数十年、空手や格闘技を鍛錬しているわけですので、パッと見、弱そうには見えないことが多いと思います。

筋トレをやりこんで、ムキムキの方も多いと思います。

それでも暴力に巻き込まれます。

なぜ??

それは、相手が

一人ではないからです。

あきらかに、パッと見弱そうでもないこちらに、ケンカをふっかけて来るものは、基本的に集団です。

集団で、個人を圧倒することに慣れている者たちです。

わたしも、実は、そうゆう経験があります。

集団に対して、いくら多少強くても、個人では反抗してこないだろう。

そうゆう考えのものたちですが、なぜか、そのなかに数人は、そこそこ柔道をやっていたり、ケンカもそこそこ個人でやりこんでいたり、とゆうものがたいていは、含まれています。まあ、経験談もありますが。

 

では、その集団といざ暴力が始まりました。

どうでしょうか。

ゲームのように、Aが来た→Aを倒した→次はBだ→Bを倒した、ついにボスだ。

となりますでしょうか。

ならないんですね。

まず、囲まれます。

 

どうでしょうか。

 

フットワーク、いつもの得意のフットワークですが。

できますでしょうか。

 

前にいる相手が、こちらに攻撃をしてきそうだ、フットワークを使って後ろを下がった・・・

どうなりますかね。

後ろにも、もちろん数人いるわけです。

せいぜい、周りとの間合いはお互いに1m~2m(メートル)です。

フットワーク、できますでしょうか。

まあ、できなくはないです。

つまりまあ、後ろの人たちに向かって、

後ろ向きにゆっくり突進しているだけ

ですけれども。

つまり、フットワークはあきらめたほうが、賢明だと思われます。

 

そこで、いずれにせよ、こちらから攻撃を仕掛けた場合、こちらの武力がかなり上回っていれば、ガンガンいけば勝てる確率はかなりありますが。

それですと、法律的に【正当防衛】が成立しません。

つまり、一発目は間違いなく、相手から攻撃してこないといけません。

あわてなくても、間違いなく数分後には、相手の暴力は始まります。

どんなに間違っても

「仕方ねぇ・・・今回はやめといてやるよ・・・」

なんてことには、なりません。

相手の集団は、暴力で相手をめちゃめちゃにしたくて、もう、よだれが出ているのです。

集団で暴力を仕掛けてくる連中、とゆうのは、どんなことがあっても、

「仕方ねぇ・・・今回はやめといてやるよ・・・」

はありません。

どうしようと、どんなことをしようと、確実に、暴力が始まります。

まあ、集団の性的な暴力の場面を想定すれば、簡単にわかると思います。

集団による性的な暴力まあ集団レ○プですね、これ、途中で止まると思いますでしょうか。誰かが、「やっぱりやめないか・・・」と言ったとしても、もう火のついた若い連中が、止まるわけがない。

 

そこで、フットワークはだめ、話合いもだめ。

そして始まる、一方的な、絶対的な、絶対に逃れられない、逃げられない、集団からの暴力が始まります。※(経験談含む)

 

まず、相手からの最初の攻撃ですが、間違いなく防御しましょう。

そこで、変に格闘スポーツに見られるディフェンスはやめましょう。

たとえば、ジャブを交わすようなパッとした、払い。

払えません。

全体重を乗せて、打ってきます。

スウェー、まあ悪くはないですが、相手が第二・第三の攻撃につなげやすく試合では後ろに下がれますが、集団暴力の場面では、スウェーで華麗に交わしたあとに、スッと後ろに下がれません。

後ろにいる相手から、後頭部に全力のかかと蹴りでももらうだけです。

 

そこで、その場での受け技がどうしても必要になってきます。

その場での、強い受け。

その場での、確実な受け。

それが

【上段背刀受け・上段背腕受け】です。

 

もちろん、普段から練習せず、いきなり形だけやっても、弱い受けにしかならないので、突破されます。

やはり、必要なんですね、その技をしっている。

とゆうだけではダメですね、普段から、いつも練習しているからできる。

いつも練習してきたから、出せる。

うんざりするほど、鍛錬してきたから、できる強い受け。

いつもいつも、ただ、ただ、やってきたわけじゃない。

どうしたら、強く受けれるんだろう?

どうしたら、早く受けれるんだろう?

そうしてできていく、全身の使い方。

受け手・手首・肘・肩・肩甲骨・背骨・腸骨・股関節・ヒザ・足首・足の裏。

そういった体の要素。

そうゆうものを、集団に囲まれたなかで、しっかりでなくても良いです。

前屈立ちでなくても、後屈立ちでなくても、猫足たちでなくても、良いのです。

地面と繋がっている技、地面と受け手が少しでも繋がっている、そうしたいい受けは、おそらくほぼ確実に、相手の攻撃を防いでくれます。

 

そして、平安二段で言うと、上段背腕受け(のような形になっていれば良し)、で受けつつ、一歩(ほんの一歩です60センチとか、スネ+拳二つぶんとか言ってられません)、前に出つつ、前に出した足と同時に、顎にただ前の手を、前足を一歩踏み出すのに合わせて、まるで歩くように、フッと出すだけです。

もちろん、スピードは必要です。

具体的には、受けたときのスピードそのまま、受ける時に同時に一歩前に出て、ついでに前に手を出すだけです。もちろん、相手の顎に出します。

空手の本来の技は、全て

【交差法】

で成り立っています。

なので、よくあるような

「こう受けてから・・・」「こう受けたら・・・」

「こう返す」

とゆうのは、本来の空手の【交差法】の概念から外れています。

交差法は、あくまで

相手の攻撃を受けると同時に、こちらの攻撃が決まっている。

のが本来の空手です。

なので「こう受けてから、こう反撃します」。

とゆうのは、間違っています。

 

平安二段を今回は、例としましたが、桧垣 源之助先生の本にも、同じようなことは書かれていますが、この度は、わたくし個人の考え方も多く含めました。

わたくし個人が、経験してきたことや、わたくし個人が毎日毎日、繰り返し練習してきたことで、気づいたことなど、そういったことも、含めています。

 

わたくしは、いつも、毎日必ず【その場基本練習】を行いますが、その場基本では、必死に汗だくになって練習する時には気づかないことを、気づきます。

必死に汗だくになって練習することは、絶対に必要ですが、気づきがなかなか訪れません。訪れるのは、体がいつのまにか理解したことです。

いつのまにかできていたこと、これは必死に必死に練習して見に付いたものなので、間違いなく本当に価値のある、素晴らしいことです。

ですが、その場基本練習を、いつか、やりこんでほしいと思います。

必ず、良い気づきがあると思います。

「なるほど、腰を全力でひねってから、その一瞬のねじりを使って突けば、突きが突き終わるまでには、腰はまたニュートラルな正面向きに戻っていて、すぐにまたニュートラルな状態から何度でも最速のスピードで突けるんだな」。

こうゆうようなことも、初心のうちは、ただひたすら型を繰り返し反復しても、理解できません。

その場練習をやりこんでいると、わかります。

たとえれば、空手協会の中達也先生の、腰の切り方ですね。

ナイハンチをやってみせて下さっている動画がありますが、全ての動作で、まず腰を瞬間的にきって、そのねじりの力を使って技を出していますが、技一つ一つが、目に見えないほどに早いですが、技が出し切る一瞬前には、もう腰は元のニュートラルの位置に戻っています。

そうゆう動作も、その場基本をやりこまないと、なかなか理解できません。

わたしは、こういった中達也先生のような、腰を切ってスピードを出すような技の出し方がすきですので、そうゆう練習方法をとっています。

 

      ・上げ受けについて・

今回、上げ受けについてのお話が多かったですが、書き忘れておりましたので書きますが、つまり、上げ受けとゆうのは【攻撃】ですね。

あんなダイナミックなことをして防御をしようとしても、むりです。

決まればカッコイイですけれども、それからどうするのか、とゆうことです。

あと、上げ受けの際には、基本移動でも、慈恩の型でも【けん制】とゆう動作が入りますが、あれはみなさん、どうお考えでしょうか?

わたくし、ある程度の答えが出ております。

最近よく見かけますのは、けん制で相手の腕をつかんで、上げ受けで肘を折る、など最近よく見ますけれども、ケンカや暴力の場で、そんなことできますかね?

相手が、肘をしめた武術的な突き方をしてきたなら、ある程度有効かもしれませんがね。

※ただ、格闘技・武術経験者は基本的に、突きのあと瞬時に引くので、突きの手をつかむのは、まさにもう【神業】です。

基本的に怒りに身を任せた人間とゆうのは、脇も肘も、締めないので、けん制で相手のパンチを奇跡的につかむことができても、上げ受けで、外向きの相手の肘を、折りに行ったとして・・・うまく逆間接になってますかね?

うまいこと、相手のつかむことができた肘は、伸びてますかね?

肘を下から突き上げることしかできないので、相手の攻撃した手の、手の平が上を向いている状態でなければ、上げ受けで逆間接を決めることは、できません。

また、そのことについても、書かせて頂こうと思っております<(_ _)>

 

ちょっと、どうにも今回、熱が入りすぎ、8000字を超えてしまい、飽きられてしまうと切ないですので、本来の型について、第一回とゆうことで、いったん失礼しようと思います。

では、失礼いたします。<(_ _)>押忍!

 

 

 こちら、今回のブログでもご紹介させていただきました、桧垣 源之助先生の著書です。

隠されていた空手―「型は教えても手は教えるな」の謎を解明する

隠されていた空手―「型は教えても手は教えるな」の謎を解明する

 

 わたくし、まだまだ理解できてませんが、本来、沖縄から伝わってきた空手とゆうものが、どうゆうものであったのかなど、非常によく勉強させていただきました。

これからも、空手の隠されている本来のものにしっかりと目を向けて、勉強させて頂こうと思っております<(_ _)>押忍

 

空手道【立つとゆうこと】背骨をまっすぐにするとはどうゆうことか②【背骨をまっすぐ立てるとは?②】(図あり)

   ・空手道【立つ】とゆうこと②・

 

こんにちは、こんばんは、せもっちです。

前回、立つ、とゆうことについて①を書きましたが、どうでしたでしょうか。

なぜ、背骨を立てないといけないのか?

とゆうことなんですが、背骨を立てる、まっすぐにする、とゆうことは、地面から出る威力【力】をまっすぐに、拳に伝えるためです。

通常、背骨は【S字カーブ】を描いてつくられています。

これはなぜか?

と言いますと、地面からの衝撃を吸収するためです。

つまり、背骨は普段、なるべく地面からの力を直接、体や内臓、脳などに移動時などに衝撃を伝えないように、【S字カーブ】を描いているわけです。

もし背骨が普段からまっすぐだったら、歩いたり、走ったりするたびに、体全体・内臓・脳などに、とてつもない衝撃が加わり、走るたびにとてつもない衝撃を感じることになります。

そのために、普段、背骨はゆるやかにS字カーブを描いています。

※その証拠として、わたくし、だいぶもう10年かそこら以前になりますが、普段歩く時も、武術的な観点から、背骨を立てるように、仙骨を入れて道路を歩いたり、などして生活したことがありますが、結果として、地面からの衝撃を背骨がもろに受けることとなり坐骨神経痛となり、二週間ほど、まともに歩けなくなりました。

 

では、なぜ空手では、武術では、背骨をまっすぐに立てるのか?

それは、地面からの衝撃を、直接、体全体、主に骨格を通して受け止め、拳へと伝えるためです。

 

そのために、あごを引いて頚椎を立て、胸を張って胸椎を立て、腹を締めて腰椎・仙骨を立てます。

それによって、普段【S字カーブ】を描き、地面からの衝撃を逃すように作られている背骨を【まっすぐに直立させ】、地面からの力を直接、ダイレクトに拳に伝わるようにします。

 

    ・前屈立ちの時、ただ立った場合・

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ご覧のとおり、首の骨は前方に湾曲し、胸椎は後方湾曲、腰椎・仙骨(腸骨全体)が前方湾曲、とゆう形となっております。

この状態ですと、スポーツ的な観点(組手など)では、背骨などにクッションが効いている状態なので、背骨や神経系を痛めることもなく、かつ、スムーズに移動できるわけですが、実際に攻撃を相手にぶち当てた際、衝撃を吸収されてしまうわけです。

そこで、地面からの衝撃力を逃がさないために、背骨をまっすぐに立てるわけです。

打撃の衝撃力を相手に100%伝える、とゆうことが、敵対する相手を打倒するさいに、最も大事な要素の一つとなります。

せっかく相手に打撃を加えることができても、もし、地面がツルツルの【氷】・【スケートリンク】のようにツルツルだったら、衝撃力は、相手にほとんど伝えることはできず、いわゆる【手打ちパンチ】・【ペチペチパンチ】とゆう状態になります。

【クイ】で打ち込まれたような衝撃力を発揮するためには、地面からの力を、100%、拳へと伝える必要があります。

そのためには、背骨をまっすぐ立てる必要があるのです。

 

   ・背骨をまっすぐ立てた状態の図です・

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このように、背骨をまっすぐに立てる必要があります。

そして、足の裏を地面と密着させます。

足の裏がしっかりと地面に噛み付いた状態でなければ、いくら背骨だけがまっすぐでも、意味がありません。

そもそも、地面からの力をしっかりと体に使えているかどうかは、地面をしっかりと足の裏が、つかんでいる必要があります。

それを、ただ、やれ「腰を回せ」だの「腰を入れろ」だの、「引き手をしろ」だのといくら言っても、しっかりと地面からの力を使えてない場合、ただ、人形の腰をひねっているのと同じです。

ただ、地面からの力を使わずに、腰だけ必死にひねっても、引き手を必死に引いても、とくに意味はないのです。

スポーツで、ボールを早く投げるなら、それで充分でしょう。

ですが、自分よりも大きい質量を破壊しなければならない、暴力の場面・抗争の場面・生き残るために武力を使わなくてはならない場面、などでは、そのようなスポーツ的な力の出し方では、相手が自分以上に体重があり、屈強である場合、自分は結局は、いくら一生懸命に何度も打撃を加えても、無力となります。

 

ただ、背骨をなんとかまっすぐに立てることができても、まだまだ武術的な完成には至らないようです。

それは、格闘技・空手・武術において、相手に打撃を当てた際に、100%の威力を発揮できたとしても、相手にそれを当てることができなければ、まったく意味がないからです。

そして、背骨を立てるだけでは、100%の威力を出すことはできません。

それはなぜか?

じつは、地面からの威力を拳に乗せるためには、ものすごくたくさんの【骨格・間接・靭帯・腱・骨・筋力(大きい表層筋)・深層筋(インナーマッスル)】の長年にわたるトレーニングも必要とするからです。

 

わたくし、これからも、長きにわたって、そういった技術も紹介できる限り、していこと思っております。

わたくし自身もまだまだ未熟であり、まだまだとてつもない、深い深い武術・武道・空手道・格闘道のはるか長い道のりの途中の者ではありますが、自身で理解できる範囲で、これからもご紹介していこうと考えております。

 

それでは、今回、このあたりで、失礼いたします。

では、今回の稽古を終了いたします。失礼いたします<(_ _)>押忍っ!!

 

空手道【その場練習①】立つ、とゆうこと。背骨をまっすぐにするとは、どうゆうことか。【背骨をまっすぐ立てるとは?】

  ・空手道【その場練習①】・

※いろいろと、体調を崩し、病気になってしまいまして、ずいぶんと長いこと、更新を怠っておりましたけれども、だいぶようやく回復いたしましたので、また、ちょくちょくと、書いていこうと思っております。

よろしくお願いいたします。<(_ _)>

 

今回は、入院中もずいぶんとやっておりました。その場練習についてなどを中心に書いていこうと思います。

病室では、その場練習以外には不可能ですのでどうしても、その場練習に限られますが、昔から

【空手は畳一帖分あれば、鍛錬できる】

と言われております。

わたくしも、その通りだと思います。

別に、毎回毎回、飛んだりはねたりしなくても、空手の練習はできます。

もちろん、動くスペースがあれば、良いですが、狭いスペースでの限られた練習しかできないから、その練習以外できないから、とゆう状況でしか、得ることのできないこと、感じることができないことも、あると思うのです。

 

     ・体軸の立て方・

みなさん、空手を練習するうえで、体軸のほうは考えられておりますでしょうか。

ただ、たんに、

「背筋を伸ばせ!!」

「胸を張れ!!!」

と言われ、その通りにしてますでしょうか。

それとも、背筋は、あまり伸びなく、毎回、気をつけているところでしょうか。

それとも、背筋はもう、バッチリすぎるほどに張っていて、「もう、それはバッチリ!」

とゆう感じでしょうか。

 

胸を張ってますでしょうか。

胸はどうしても、いつも、普段から猫背なもので、どうしても、疲れてくると、いつもの猫背が出てしまいます。

わかります。

わかりますね。

疲れてくると、崩れてきちゃいますよね。姿勢が。

 

でも、この

背筋をまっすぐにして【胸を張る】、とゆう、よく言われることだと思うんですけれども、ここで、すぐに疑問を感じることが出来た人は、すごいなぁ、と思います。

たぶん、中国のほうの武術でも、されていたか、カイロプラクティックなどの整体にでも精通されているのかな、と思います。

 

なぜ?

 

背筋をまっすぐにして、胸を張ればいいんでしょう??

 

どうでしょう。

 

やってみてください。

強いでしょうか。

それは、強い立ち方になってますでしょうか。

 

まず、背筋を伸ばして、

【前屈立ち】になってください。

いや、【後屈立ち】でも、どんな立ち方でも良いですので、いつも習ってきた

背筋を伸ばして、胸を張る、立ち方をやってみてくださると良いです。

どうでしょう。

強いでしょうか。

その「背筋を伸ばせ、胸を張れ」とゆう空手界の常套句とまで言えるセリフですけれども、やってみたところ、どうでしょうか。

なにか、疑問は感じませんでしょうか。

 

いや、全ての人がそうなっているわけではないでしょうけれども。

たぶん、おそらくですが。

とにかく、骨盤の位置を確認してください。

骨盤の位置を確認したら、次に。

頭の位置を確認してください。

 

もちろん、背筋をまっすぐにしないとならないわけですので、良い指導者についている方々などは、問題ないと思います。

 

どうでしょうか。

 

骨盤の【真上】に、【頭】はあるでしょうか。

骨盤の真上に、胸はあるでしょうか。

 

【背筋をまっすぐにしろ!】

に関しては、基本的に問題ないのですが。

【胸を張れ!!!】

ばかりが過ぎてしまうと、どうしても、なってしまいます。

 

骨盤よりも、後ろに【胸や頭がある状態!!】

 

つまり、前屈立ちなどをしていて、骨盤よりも、後ろに、胸・頭がある状態。

つまり、やや【のけぞっている】状態。

これってどうでしょうか。

 

空手の練習【形や基本など】では、

中段突き

をメインに練習すると思います。

 

つまり、空手とゆう武術は、もともと本来は、【顔面】をぶったたいて、相手を屈服させるものではなく、【腹をたたいて】襲ってくる外敵、暴力、などに対抗するためのものなんですね。

つまり、空手とゆうものの突き技は、もともと本来は、腹をたたいて、相手の暴力や、理不尽な圧力から、身を守るためのものなんですね。

 

つまり、そのような練習をしている空手家は、もちろん【腹】は強いわけです。

まあ、理想。とも言えますでしょうが。

いつもいつも、来る日も来る日も、何年も何年も、中段突き。練習されていると思います。空手を練習している者ならば、必ず、練習しますね、来る日も、来る日も、中段突きを。

形においても、突き技においては、ほとんどの技が、

【中段突き】

だと思います。

 

では、その、何年も何十年も、積み重ねてきた努力。

積み重ねてきた空手。

 

その、

【胸を張れ】

の立ち方で、耐えられますでしょうか。

 

のけぞってませんかね??

 

その立ち方・・・ですけれどもね・・・

 

もし、違ってたら、問題ないですけれどもね・・・・

 

骨盤の位置よりも・・・

 

後ろ側に、胸や頭があったら・・・・

 

そんな状態で、後ろにそっているような状態で、暴力を圧倒できるような【突き】を出せてますでしょうか。

体当たりをしてきた相手を、留めることができるくらい、強い立ち方になってますでしょうか。

腹を叩かれた場合、そんな、胸を張って、そっているような立ち方で、腹を叩かれた時、耐えられますでしょうか。

 

つまり、長くなりましたけれども。

足りないんですね。

よく、僕もずいふんと色々な空手道場に行きましたけれども。

【背筋を伸ばす・胸を張る】

だけでは、足りないのです。

背筋を伸ばす、胸を張る。

これと同じか、それよりも、そのことの何倍も大切なことが、これです

 

【腹を締める】こと、です。

 

中国のほうの武術をされている方々は、もう、立ち方において【骨盤】や【仙骨】を入れることの重要性は、しっかりと理解されていることと、思います。

しかし、空手の世界では、あまり言われないセリフですね。

仙骨】を入れろ。と。

※骨盤は【[寛骨]・仙骨・尾骨】でなりたっています。(腸骨・坐骨・恥骨を合わせると寛骨(かんこつ)と言います)。

仙骨部分と、第5腰椎が繋がっていることで、人間は立つことができます。

仙骨は、尾骨とつながり体軸を形成する最下部であり、地面(床)・足・腰・体軸を繋げる重要なパーツです。

仙骨が入ってない状態とは、つまり寛骨(腸骨など)が全体的に後方に湾曲している状態です。

 

わたくし、仙骨を入れるように意識して、練習していましたが、仙骨ってのは、入れるもんじゃないんですね。

かってに、仙骨は、入らないとダメなんです。

どうゆうことか?

よく勉強されている方々は、お分かりだとは思います。

かってに仙骨が入る?

とゆうのは、どうゆうことか。

 

仙骨ってのは、

いちいち。

自分の意思で入れるもんじゃないんです。

 

仙骨ってのは、

かってに、腹を締めた時に、あくまで自然に入らないとだめなんです。

 

人間の背骨は。

頚椎【首】

胸椎【胸の背骨】

腰痛【腰の背骨】

から成り立っています。

そして、それぞれ、異なったカーブ(湾曲)を描いております。

首は、自然にしていると、やや前傾(前方にカーブ)します。

胸椎【胸の骨】は、自然にしていると、後方にカーブします。

腰椎【腰の骨】は、自然にしていると、前方にカーブします。

仙骨は、もともと大昔はしっぽであった、とも言われています【尾骨】と繋がっていますので、下方に向かうほど、後方にカーブしています。

 

イラストでも、入れるべきかな。

と思いましたが、今回は、とりあえず、なしで文章のみで、表現していきます。

 

では、よく言われることと、照り合わせていきます。

「あごを引け!」

ですが、これは、頚椎は前傾カーブしていますので、あごを引くことで、カーブをまっすぐに立てることができます。

つまり、理にかなっているといえます。

やはり、昔から言われていることは、正しいんですねえ。

 

では、次に

「胸を張れ!!!」

ですが、これは、胸椎は後方にカーブしていますので、後ろに曲がっているものを、前方に張ることによって、まっすぐに立てることができます。

つまり、理にかなっています。

正しいですねえ。

 

では、腰椎はどうでしょうか。

そうなんですね。

腰椎に関しては、あまり、特に空手界では、ああしろ、こうしろ、と言われていないんですね。

これは、中国の武術の世界などでは、ものすごくこまかく指導されるようですので、ちょっと違ってくる部分だと思います。

 

腰椎は、胸椎の後方カーブと完全に反対に、腹が前に突き出すように、前方にカーブしています。

つまり、腰椎をまっすぐにすることに関して、あまり、特にこだわってない。

なにも、指導されない。

とゆう状態の道場も、多いんではないかと思います。

 

ですが、せっかく

あごを引くことで、立てた【頚椎(首)】。

胸を張ることで、まっすぐに立てた【胸椎(胸)】。

この段階で、胸・首・頭がしっかりまっすぐになり、大変に強い状態になってます。

ですが・・・・・・

特に・・・あまり言われていない・・・

腰椎が前方にカーブしているとゆうこと。

そのために、せっかく胸から上をまっすぐ立てているのに。

 

【腹を突き出した状態】

 

になっている人が、多くみうけられます。

腹を突き出した状態が、本当に強い状態なのか、よく、考えたり、気づいたり、するべきではないかと思います。

 

では、腰椎をどうしたらいいのか?

 

簡単です。

 

腹筋運動をしていれば、どうなるでしょうか。

腹に力を入れた時、どうなるでしょうか。

腹を思いっきり締めた時は、どうでしょうか。

 

軽く、胸が前傾すると思います。

そして、骨盤が前傾すると思います。

この、骨盤が前傾する、とゆう状態が、かってに。

 

仙骨】が入った状態です。

 

仙骨は、意識的に入れる必要はなく、腹を締め、尻を締めれば、かってに、おのずと入るものなのです。

 

そして、腹を締めて、軽く胸が前傾し、仙骨が入った時。

さらに、また一度、しっかりと【胸を張ります】。

つまり、順番としては。

 ・背骨をしっかりと立てるやり方・

①あごを引いて【頚椎】を立てる。

②【腰椎】腹と尻を締めて、腰椎の前傾カーブをまっすぐにする。

※腹・尻を締めることで、後方カーブしている【仙骨】もまっすぐに繋がる。

③胸【胸椎】が強めに前傾するので、しっかりと【胸を張る】ことで、【胸椎(胸)】の  骨をしっかり立てる。

 

主に、この三点を、その場練習・基本移動稽古・形、などを通してしっかり実行して練習することで、強い立ち方を習得することができます。

 

足・腰から出た、強い力は、背骨がしっかりと立って、まっすぐな状態でなければ、どこかの背骨がカーブしていることで、そこで、威力はつぶれてしまいます。

そこで、背骨をまっすぐに立てることが、重要になってきます。

 

胸を張るだけでは、まったくダメです。

腹を締めてください。

腹をしめ、さらに胸を張ることで、強いまっすぐな立ち方になります。

 

腹がしまってないと、せっかくのその場練習も、基本移動稽古も、形も、たんなるエクササイズになってしまいます。

腹のしまりがないと、背骨が立たないだけでなく、練習そのものが、なんの意味も持たないものになるからです。

 

胸を張っている姿勢は、かっこいいように感じるかもしれませんが、ただ、たっているだけでは、【空手の姿勢にしたフィギュア】を人形を、ポンッと、そこに置いてあるだけの状態になります。

自分が何年も、何十年も、積み重ねてきた空手が、人形やフィギュアを、ポンッ、と、そこにおいてあるだけのような、つまらない立ち方にしないために、しっかりと、腹や尻などの【腰椎】・【仙骨】など、全ての背骨を、しっかりと立て、足や腰からの、地面からの力、そういったものを100%、【拳】に伝えられるように、背骨を立てることを意識して、練習することが、肝要だと、わたくしは、思います。

 

では、このあたりで、しばらくぶりになりましたが、失礼します(。´ー`。)でわでわ

 

股関節を強くしよう!【股関節の鍛錬方法!】

    股関節を強くしよう!!

股関節の鍛錬方法!!

 

ちょっと、じつは自分、入院しているものでして、入院中にひっそりと行っているその場練習などで、得た、気づき、などを書いてみようと思います。

 

よく、腰を入れろ!

といいますが、体のどこを使って腰を入れるのか。

とゆうと、みなさん、実のところ、人それぞれなんだか違っていたりします。

 

腹筋でまわす、とか。

足を使って、足を伸ばす力を使って伸ばす、とか。

ただ、腰を回せばいいんだ!

とか。

 

いろいろあると思いますが。

人それぞれ、空手は昔から

【1人、1流派】

といわれるぐらい、個性のある武道です。

 

そんな、1人1流派、とゆうことも踏まえて、

わたくしなりの、股関節の鍛錬方法を一つ、

編み出しましたので、紹介しようと思います。

 

まずは、騎馬立ちを作ります。

今回、絵を描きました。

病院なので、スキャナーも、ペンタブもないので、ただ、シャーペンで描いて、

掲載しているだけのものですが。

こうです。

f:id:sakuratei2570:20171124153914j:plain

騎馬立ちは、重心をまっすぐ真下に下ろすようにたちます。

あまり、騎馬立ちで正拳突きなどを行う際には、腰は動かさないと思います。

動かしても、股関節はあまり動かさないですね。

どちらかと言うと、骨盤よりも上の、背骨部分の回転を使っていると思います。

 

今回は、股関節の鍛錬方法とゆうことで、股関節を動かしていきます。

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やや、軽い【壮鎮立ち・不動立ち】のようになりますが、ヒザはあまり動かさないようにします。

具体的なやり方はこうです。

【股関節の鍛錬方法】

騎馬立ちのまま、背骨は動かさずに、股関節だけで、ヘソを右方向に向けていきます。

この時、上半身をネジらずに。

股関節の力だけで、右方向を向いていきます。

ゆっくりと行います。

このようなインナーマッスルや腱や靭帯のような、武道やスポーツで大切な筋肉は、ゆっくりと動かすことで、有効に鍛錬することができます。

股関節の力だけで、ゆっくりと、右方向に回転させていき、限界まできたら、そこでストップします。

そして、またゆっくりと、反対側の左方向に、股関節の力だけで、背骨はネジらずに、回転させていきます。

これを行っていると、かなり早い段階で、疲れてくると思います。

やってみますと、なかなかつらい鍛錬です。

ですが、

「これは・・・股関節のインナーが鍛えられているぞ!」

とゆう、いい実感を体感できると思います。

 

武道においては特に、特別なほどに、股関節の力は重要ですので、ぜひ、チャレンジしてみてください(^_^)

 

股関節の力は、あらゆる技で使用されますが、一つあげると、蹴りです。

思いっきり反動をつけて、全力で振り回す蹴りは、じつは、サンドバックを派手に飛ばすだけで、実は当たった瞬間に、はじける花火のような、派手で、はかないけり方なのです。

ただ、足の重量、足の重さだけで蹴っているからです。

バックからの、地面からの押し込みがないからです。

どうすれば良いのか。

股関節を鍛えましょう!

そして、腰を軽く落として、基本通りに蹴るのです。

上半身を、後ろに倒して、腕を振り回して蹴らなくて、良いのです。

 

※かなり、今まで書いてきたことと、異なっていますけれども・・・

良いのです。

武道の理解とゆうものは、日々、変わっていくものなのです。

地面からの押し込みを、ダイレクトに伝えるために、もっとも大切な力が、股関節なのです。

白鳳が強いのは、腕力が強いからではありません。

スクワットが強いわけでもありません。

股関節が、強いのです。

 

それでは、失礼いたします(^_^)でわでわ

 

 

 

全空連ルールでの組み手・ポイントの取り方について考える

全空連ルールでの、組手のポイントのとり方について考えようと思います。

 

こんにちは、今回は組み手のポイントのとり方について、考えます。

基本的には、突き技が1ポイント、けり技が中段2ポイント・上段3ポイントです。

倒しての即座の攻撃が決まれば、3ポイントになります。

 

ちょっと、いきなり、少し話しがそれますが、突き技においては、カウンターでの攻撃が決まった場合、攻撃を実際にカウンターされた側のダメージは、もうこれは立ち上がれないほどのダメージですので、改善しても良いのではないかな?

と考えています(^_^;)

突進していったところを、交わされて、カウンターで顔面をたたかれる、とゆうのは全空連ではダメージは負いません、普通に1ポイントとられるだけですが、硬式空手・防具空手・キックボンシングなどでは、カウンター攻撃をかなりねらってとりにいきます。もちろん、硬式空手などでも、ポイントは同じですが、ダメージが違います。

硬式空手の選手は、こちらの突進していく攻撃に合わせて全力のフックをしてくるのが、非常に得意です。

こちらは、とてつもない衝撃で、ビックリすることになります。

カウンターは、大変に怖い攻撃なので、1ポイントってどうなのかなーと思っています。

 

では、本題である、ポイントのとり方ですが。

いくら突きを打っても、ポイントが入らない、入っているのに、旗が揚がらない。

よくありますねー。

これは、「突きにキメがない」。

とゆうことになるわけです。

キメのない攻撃なので、ポイントにはなりません。

と、そうゆうことです。

では、キメってなに??

とゆうことになります。

そうです、キメってなに???

なんですねー・・・・

 

僕の現在、理解している段階としましては、空手の組み手における、つき技のキメとは。

いろいろな要素がありますが、たとえば、突きの軌道が一直線でない。

とゆうこと。

突きの軌道が一直線でない場合、上下・左右に突きがブレている場合。

これは、確かにキメがないな、とゆう感じになります。

気合がない、気合が小さい場合、これも、キメとは関係ないですが、ポイントにはなりません。ナゼ????

全空連の空手の組み手ルールは、剣道から採用されているからです。

剣道では、みなさんもご存知のように、

「メーーーーーーン!!」

「ドーーーーーウ!!!」

などのように、気合をいれなくては、ポイントをいただけないようになってます。

空手も、剣道からルールを採用しているので、気合がなくては、ポイントがいただけないようになっています。

 

引き手がない。

突いたら、なるべく腰まで引く必要があります。

剣道を見たらわかります。

剣道では、相手に攻撃が入ったあと、そのままにはしません。

確かに、実践では、もう相手の頭に刀がめり込んでいるわけですので、相手はもう死んでいるわけですから、引かなくてもいいんじゃないの???

とゆう考えもあるかもしれませんが、確かに、相手が一人ならそれでもいいですが、

相手は複数の場合もあります。

きれいに一対一での戦い、のほうが、実践においては、少ないのではないでしょうか。

それゆえに、すぐに剣を、再度すぐに違う相手に打ち込めるように、引く必要があるわけです。

空手もそれと同じことです。攻撃がきまったら、そのままにせず、なるべくすぐにほかの者や、相手が起き上がって立ち向かってきた場合に、即座に迎撃できるように、もっとも強い攻撃を即座に行える、腰の位置に引き手をとるわけです。

腰に引き手をとっておくことによって、即座にまた、腰の入った強力な攻撃を瞬時に繰り出すことができるわけです。

 

では、まっすぐ突いて、腰まで引いて、気合を大きく出せばいいのか???

 

となりますと、それでもまだ、「キメがない」。

とゆうことがまだまだ、おこってきます。

 

じつは、それらをすべて、ほぼ曖昧にしてもポイントを頂きやすい、もっとも最大のポイントがあります。

 

それはなんでしょうか???

 

そうです・・・

 

スピードです!!

 

全空連の空手において、もっとも大切なもの、もっとも重視されているもの。

突きの際に、気合をうまく大きく出せなかった。

突きが決まったけれど、引き手をいまいち引けなかった。

突きが、決まったあとに、円をえがくように、引き手をしてしまった。

もしくは、突きそのものが、円をえがくように、打ってしまった。

 

それでも、ポイントになりやすい要素、絶対的な正義。

それこそは、スピードなのです。

 

向かい合っている相手を、まったく相手にしないくらいのスピード、これはもう、勝ちです。

気合が多少小さいとか、引き手が甘いとか。

たいして問題でもないのです。

スピード。これこそが正義なのです。

そして、キメ。

スピードのある突き、とゆうのは、それそのものが、もうすでに、

キメのある突き。なのです。

 

ようするに、キメのある突きってなんですか?

 

はい。簡単にいうと、速い突きです。

 

どのくらい速い突きですか?

 

はい。構えている手が、動いたと思ったら、もう、相手が気づかないうちに、突きがきまって、0.1秒以下程度のとてつもないスピードによって、すでに突き終わり、腰に引き手がされているような、そのくらいのスピードです。

それができることこそが、キメのあるポイントのもらえる突きなわけです。

 

もちろん、組み手は全身運動ですので、全身の筋力・スピードがとてつもなく速くなければダメですが。

大前提として、突きでポイントを頂くためには、手の動きがものすごく速い。とゆう部分をクリアーしていなくてはなりません。

 

きれいに突く・・・・

気合を多く・・・・

腰をしっかり入れる・・・・

ものすごくたくさんの要素がありますが。

とにかく、手足の動きが、速い、これがなくては、組み手も、型も、結局は競技者としては、勝利することはできないのです。

 

スピードです!!

スピードこそが正義なのです!!!

 

がんばりましょう!!

 

わたくしも、ようやくそのことに気づき、がんばっております(^_^)!!!

 

まあ、最近のわたくしといえば・・・もっぱら・・・筋トレ中心ではありますが(^_^;)

確かに、全空連は2020年の東京オリンピックで正式競技化しましたが、2024年もオリンピック種目として正式種目として採用されたわけではありません。

空手は、全空連だけではありませんので。

どうぞ・・・・希望を捨てずに、がんばりましょうではありませんか!!

 

人それぞれ、向き不向きがあります、スピード重視ではなく、パワー重視の総合格闘技のロシア選手のような、ああゆう強さを追求したい、とゆう方には、そうゆう空手もあるわけです。

 

(^_^)でわでわ

空手[形・上達法]①・初心者向け

空手[形・上達法]①・初心者向け

こんにちは(*^_^*)

ずいぶんとしばらくぶりの更新になり、失礼しました。

なにやら、見てくれている方もいらっしゃるようで、なかでも、初心者向けのものをよく、拝見されて頂いているようですので、書かなきゃな、と思い、書いております。

 

形の上達についてですが、これは、一概になんとも言えないものがあります。

まず【競技用の形】であるのか??

それとも、沖縄古来のものを追求したものであるのか?

など、いろいろな分別も出てきます。

 

僕としましては、基本的には全空連系の形を中心として、少年時代にはすこしだけ中国武術の形を勉強したり、極真さんに勉強に行っていた時期もありましたが、やはり、全空連の形のお話が、中心になってくると思います。

 

では、【競技用の形】の上達法(自分なりの)。

①体軸をまっすぐ立てる(姿勢が良い)。日本武道では姿勢が悪いことは、もうすべてダメです。

➁とにかくスピードを出す。やはり、どうしても同じようなことをするわけですので、違う形にしても、同じ【騎馬立ち】があり【前屈立ち】・【後屈立ち】などは基本的には、ほぼ同じものですので、なにで決まるのか?

となりますと、やはりスピードが最も大きい要素となります。

➂目つき

目つき・眼付き、とゆうものですが、空手の形の世界チャンピオンの【喜友名】選手などはすごい目をされますね。

あのような、迫力のある目つきができることで、【本当に今、敵と死ぬ気で戦っているな!】とゆうように感じますし、やっている本人も、すごく力が入ります。

毎回、本当に敵を意識して、全力で練習することで、実際にスピードや力や迫力もつきます。

④立ち方

【騎馬立ち】【前屈立ち】【後屈立ち】など、基本の立ち方がありますが、基本的にはこの3つが大きいです。

そして、流派によっては、【猫足立ち】【三戦立ち】などもあります、猫足立ちはかなりの練習が必要ですが、三戦立ちは、そんなに難しい立ち方では、ないかと思います。

ただ、しっかり立つ、とゆうことを意識しないで、形だけそのような立ち方、にするとまったくダメになっていきます。

とにかく、しっかり立つ、とゆうことです。

➄腰を入れる・引手をとる。

形では、重要なのは、手よりも先に腰が回転することです。

とにかく、本当に大事なことです。

まず腰!

腰を全力で回転させて、その勢いを利用して、突きを打ちます。

その際、腰は柔らかく使わないとだめです。

腰と引手を、全力でとり、その勢いを利用して、全力の逆突きを行います。

この体の使い方は、武術的であるのか、スポーツ的であるのか?

どちらであるかといいますと、僕は、武術でもあり、スポーツでもある、と思います。

スポーツ的な体の使い方である、とゆうのは、腰を先に回転させる、とゆう部分です。

野球でボールを投げる際と同じように、手が先に回転すると、ボールは遠くへ飛びません。野球でバットを打つ時、腰がまだ回転してないのに、バットだけを振り回しても、強く触れません。

野球でバットを振るには、先に腰を強く回転させる必要があります。

サッカーでも同じではないかと思います。

まず足を踏み込み、上半身のネジリを使って腰を回転させ、最後の最後に、ためにためた足を振り回すことで、ボールはものすごい勢いで飛んでいくわけです。

これを、空手の形で、やるわけです。

まず思いっきり、腰を回転させる、とゆう部分ですが、これは野球でいうところの、ボールをの投げる時の腰の回転、サッカーの蹴る前の腰の回転と同じ要領です。

引手は、それこそ、誰がみてもそうです。

野球でピッチャーがボールを投げる時に、片手だけ振り回しても、ボールは遠くへと飛びません。

左手を大きく振り回してから、上半身をネジり、腰をひねり、最後の最後に、ためにためた右手を、全力で回転させて、ものすごいスピードでボールを投げるわけです。

これと、まったくもって、同じことをやるわけです。

武術的であるか、スポーツ的であるか?

これはもう、武術だし、スポーツでもある。

とゆう感じでしょうか。

テレビのサッカーの試合などを見て、サッカーの選手が、思いっきりボールをける前に、【思い切り手を振り回して】から、ボールを蹴っているのを、ご存じでしょうか。

本当に遠くへと蹴りたい場合、選手は思い切り手を振り回して、反動をつけます。

つまり、上半身を使います。

実際に蹴るのは、右足なのに、思いっきり左手を、全力で回転させています。

その後、腹をねじり、腰を入れて、最後に蹴ります。

このように、実際に蹴る、とゆうことは、足なわけですが、上半身が非常に大切だとゆうことが、わかると思います。

空手以外にも、色々なスポーツなどから勉強できることも、たくさんあります。

ぜひ、いろいろなスポーツを見て、知って、勉強されてみてください。

とくに、野球、サッカーは、勉強になると思います。

サッカーのボールの蹴り方は、本当に強く、鋭く蹴ります。

ムエタイ選手の蹴り方に、近い蹴り方だと思います。

全身の伸びを使っています。

 

⑥頭・腰・肩などの高さが変わらない。

形の競技では、最初に始まってから、終わりまで、ずっと、同じ頭・腰の高さをキープしなくてはいけません。

もちろん、観空などの立ち方【レの字立ち】や、慈恩などの【閉足立ち】、足を交差させる、【交差立ち】などもあり、この中では、【レの字立ち】・【閉足立ち】はもちろん、立つわけですので、頭・腰も高くなります。

このような例外もありますが、基本的には型の最中は頭・腰の高さが変わってはいけません。

 

【その他】気を付けること

①キョロキョロしない。

よく、視点が定まってない、とゆう感じで、キョロキョロしちゃう人がいます。

形の最中は、集中し、敵と戦っているんだ!

とゆう迫力を出さないと、必ず負けます。

➁ユラユラしてる。

立ち方が安定していません。

そのような場合、手がまず、ユラユラしています。

立ち方が安定していないので、いくら手を安定させなさい!

と怒っても、だめです。立ち方を安定させないと、どうにもなりません。

体幹部分を強くすることから、始めたほうがよさそうです。

基礎体力トレーニングは、現代の伝統派空手には、絶対に必要です。

腕のような、木でいえば、【枝】にあたるような部分は、あまり太くなるくらいに鍛えては、型選手の場合、あまりよくありません。

とにかく、足腰、腹・背中などの体幹をしっかり鍛えることです。

それによって、足腰や立ち方が必ず安定し、ユラユラはとまると思います。

➂蹴りの時、猫背になる。

これは、体幹が弱いとゆうことと、【柔軟性】が足りてません。

柔軟体操をしっかり行ないます、とくに【前屈運動】(空手の前屈立ちではなく)をたくさん、ゆっくりと、あまり勢いをつけずに、ゆっくりと呼吸をしながら、毎日30秒行ってください。どうせなら、柔軟運動をしていない場合、開脚も開かないですので、開脚などいろいろやりましょう。一つ、ゆっくりと30秒、リラックスしてやります。

 

アゴがあがっている

アゴが上がっている選手もよくいます。

アゴは上げてはいけません。ボクシングなどの格闘技の世界で、アゴが上がった状態で戦った場合、最近の亀田vsホストの人の戦いのを思い出してしまいますけども、まさにもう「あごパッカーン系」とゆうように、アゴだけは、なにがあっても、格闘技やケンカ、闘争の世界では、上げてはいけません。

 

➄回転するところで、いちいち猫背になる。

どうしても、これは意識的に、できたら鏡を見ながら、強制していかないといけません。回る時は、かかと重心の人は、そんなには猫背にならない傾向にありますが、つま先重心の人は、どうしてもつま先に重心がいき、ヒザが前に出るせいか、猫背になります。

これは、なんとか回数や、意識をすることで、何年もかけて、修正していかないといけません。

回転するところで、いちいち猫背になるのは、けっこう目立ちます。

頭や腰の高さも変わるので、かなり減点になります。

回転のスピードも落ちます。

 

では、[形・上達法]①・初心者向け編でした。

どんどん頑張りましょうっ!

失礼いたします(*^_^*)╱

 

全空連の技術をフルコンタクト空手に使う①

全空連の技術をフルコンタクト空手に使う①

全空連の技術をフルコンタクト空手に生かすには、どうすれば良いのか?

といったことを考えてみようと思います。

※僕の、このブログで書いていることは、全空連もフルコン空手もどちらも素晴らしいものだ、と認めている方々にしか、おすすめしませんm(_ _)m

 

まず、全空連の空手の特徴としましては、とりあえず簡潔に考えてみますと。

 

全空連の空手の特徴】

 

①とにかくスピード

②組手ではフェイントも重要なので、フルコン空手に生かせるようなフェイント技も あるのではないか?

➂遠距離(基本的に遠い間合いからの攻防になります)

④特殊な蹴り技が存在する

全空連独自の基本技・基本練習をいかしていく

 

全空連の空手の特徴としては、今回はこの5つに絞って考えてみようと思います。

 

一方でフルコンタクト空手の特徴も考えてみます。

 

フルコンタクト空手の特徴】

 

①スピードも大切だが[パワー]などを使った、攻撃が当たってからの押し込みも大切。

➁フェイント技はもちろん多彩。だが、全空連のものを取り入れることも可能ではないか?

➂近距離中心(スピードのある選手では離れて戦うアウトスタイルの方々もいます)

④特殊な蹴り技はもちろん多彩にあります

フルコンタクト空手にも厳しい基本がありますが、異なる面もあります

 

といったフルコンタクト空手の特徴などとの比較なども考慮し、いろいろと考えてみようと思います。

 

今回考えていくことは、全空連の技を、フルコンタクト空手で生かすにはどうしたら良いのか?

といったことですので、どちらが上である、下である、とゆうものではありません。

 

まず①の【スピード】。

一般的にわたくし個人の意見ではありますが、どちらかというと、全空連系のほうがスピードではやや速い展開で、組手が行われているのではないかと思います。

もちろん、フルコンタクト空手もものすごく早い選手もいます、僕のなかでは「成嶋龍」や、マッハ蹴りの「塚本徳臣」選手などはすごいな、と思います。

しかし、どちらかというと、多くの選手は接近してどんどん押していくようなスタイルが多いように思います。

なぜ接近してどんどん押していく選手が多いのか?

となりますと、やはり、判定の時に、相手にどんどん押された場合よりも、相手をぐいぐい押していったほうが有利だからだと思います。

あと、遠距離は蹴りをお互いに当てやすい「蹴りの間合い」ともいえると思います。

全空連のように【飛び込んでの突き】は顔面が有効ではないですので、どうしても、あまり意味がなくなってしまいますので、遠距離においての攻防は、蹴り主体になるのではないかと思われます。

もちろん、蹴られやすい間合いですが、こちらも蹴りを当てやすいので、いちがいに不利とゆうことではないと思います。

 

全空連のスピードを生かすにはどうしたら良いのか?

とゆうことですが、やはり、フットワークを取り入れることが全空連の選手にしてはやりやすいかなと思います。

少しでもフットワークを入れることで、重心が高くなりますので、実際に攻撃を受けた場合、【体を絞める】動作が遅れるかもしれませんが、やはりスピードをいかした戦い方をしたい場合、フットワークを入れることになると思います。

もちろん、基本通りの【すり足】によるものすごく早い展開、素早い攻防とゆうものも素晴らしいと思いますが、フットワークの利点も色々あると思われます。

【フットワークの利点】

フットワークをすることによって、相手にこちらの重心の中心をとらえることを難しくさせる効果があります。

ローキック(下段回し蹴り)の際、どちらの足に重心が乗っているのか?

などを見極める必要があると思いますが、フットワークを使うことで、前後左右に常に動いていることになるので、なかなか100%の威力でローキックを命中させることは、難しくなると思います。

間合いは【遠距離】型になり、全空連の選手としては、どちらかといえば有利な土俵といえると思います。

ただ、やはりフットワークを使って、逃げ回っているような形になってしまっては、まったく意味がありません。

そこで、フットワークを防御や回避のみでなく、攻撃にも利用していく必要があります。

うまいやり方としては、フットワークを使って、うまく相手の攻撃を外して、カウンターの要領で攻撃を当てていく、とゆう方法です。

相手の下段回し蹴りを、スッとかわし、素早く攻撃に反転する、とゆう使い方です。

もちろん、相手のほうが体重も圧力もある場合、すぐに攻撃のあと、フットワークを使って間合いを取る必要があります。

フットワークからの攻撃、とゆう流れがうまくできない場合、ただ逃げているような形になりますので、判定になってしまうと負けてしまうと思われますので、フットワークを使って、捌くだけでおわらずに必ず反撃することが大切でしょう。

 

フットワークを使うことで、フットワークそのものがフェイントにもなります、前後移動や左右ななめ移動をいれて、間合いをつねにキープすることが大切です。

運動量的にどうしても増えますので、スタミナが高いことも必要です。

フットワークを使うなら、普段から【縄跳び】を5分×3セット、週3くらいは走り込み、などの訓練も並行して行っていき、フットワークをしても、簡単には疲れないような持久力は必要です。

普段の組手練習の時から、フットワークからの捌きや反撃の練習もかかせません。

 

①のスピードについては今回はこのあたりにしますm(_ _)m💦

 

➁【フェイント】を使ってみる

フェイント技となりますと、やはりまずはフットワークを使うことだと思われますので、ほぼ①で書いてしまっている、と思われます。

あとは、突き技においては、全空連では一つの突きが決まるだけで、それで勝ってしまう可能性も多いにありますので、フェイントをうまく使って1ポイントとれたらだいぶ大きいですが、フルコンタクト空手では、一つ一つの突きよりも、手数のほうが大事なように思いますので、手によるフェイント技は、あまり、そんなには意味がないのではないか、と思います。

フルコンタクト空手で怖いのは、やはり上段への蹴り技となるでしょう。

どうしたら上手く上段蹴りを当てることができるのか?

とゆうことが、フェイントのテーマになってくると思います。

ただ、いきなり蹴っても当たるわけもないですので、うまいこと突きや蹴りのコンビネーションのなかに、スピードのある蹴り技を含めたり、もうそのあたりはフルコンタクト空手の世界でも研究されてますので、僕の全空連の技術では、うまい【これならフルコンタクト空手でも使える】といえるような全空連特有のフェイントからの蹴り技は、ないです(;´・ω・)💦

まあ、それは、ないですよね、これを使えば上段を蹴れるよ、なんてのは、まあ、まず、ないですよ、それは(;´・ω・)💦

とくに、フルコンタクト空手の選手は、しっかり常に上段を両手で守っている選手が多いです。

全空連では、両手を下げて構えることも多いですので、これはもう、なかなか。

 

➂【遠距離】型のアウトスタイルで戦う

これも、やはり全空連の選手としては、離れて戦うためにも、フットワークを使うべきでしょう。

ボクシングにおいても、離れて戦うアウトボクシング型の選手は、基本的にはフットワークを使っています。

ベた足でアウトスタイルで戦うとゆうのも、なかなか難しいことですので、やはりフットワークを使って、とにかく動くことでしょう。

フットワークを使い、うまく空いている中段や上段など、蹴りで入っていく。

とゆうスタイルになると思いますが、結局はずっと離れて戦うことは、フットワークからの最初の一撃でKOする以外、必ず【近距離戦】になるわけです。

どんなに遠くから蹴っても、蹴りが当たったにせよ、躱されたにせよ、いずれにせよ、蹴り終わった時点でもう、接近距離になっているわけです。

ずっと離れて戦うことは、不可能でしょう。

遠距離から、フットワークを使って、フェイントも使って、とにかくスピード重視で、蹴っていき、蹴り終わったらまた間合いをとる、とゆうのが理想だとは思います。

相手に一撃も当てさせず、こちらだけが攻撃を当てて、またフットワークでかく乱し、みたいな漫画っぽい展開は、無理だと思ったほうが良いでしょう。

中段から上段への変則蹴りなども、フルコンタクト空手の世界では、もう誰でもできるくらいの基本技です。

まあ、フットワークをうまいこと、使って、なるべく相手の攻撃をもらわないように、なるべくこちらの手数を相手に当てていく、とゆう戦い方になると思います(;^_^A💦

 

④【特殊な蹴り技が存在する】

 

全空連の特有の蹴り技、とゆうものは、存在していると思います。

フルコンタクト空手でいうところの【胴回し回転蹴り】にあたるような、全空連特有の蹴り方。

1・【裏回し蹴り】

回し蹴り、とゆう蹴り方が存在します。

ひと昔前はなかったんですが、突然流行し、今は小学生でもものすごいスピードで上手に蹴ります。

わたしは当初、この蹴り方はいったいどうやったら蹴れるんだろう?

とゆう疑問をずっともっていました。


決まると超かっこいい上段裏回し蹴り【スロー再生】

 

今は裏回し蹴りのやり方は、ずいぶんと慣れましたが、なかなかややこしい技です。

上の動画での回し蹴りを拝見して頂けたら、わかりますが、空手の基本技である【後ろ回し蹴り】とは違う技になります。

後ろ回し蹴りのように、1回転せずに、前足か後ろ足だけで、正面を向いたまま、後ろ回し蹴りのような蹴り技を出します。

コツとしては、そのまま横蹴りのように、持ち上げて蹴る方法と、いったん相手の顔面の横のほうに【突きこむような回し蹴り(前蹴りに近い)】を蹴り、蹴ったあとに引く、【引き足の動作の際に、相手にあてるような蹴り方】、の2種類があると思います。

この動画では、フルコンタクト空手の選手から見ると、軽い技だな、と感じるかもしれませんが、体重のある選手が、この技は相手を倒してしまわないように、わざとに足の裏や、足の裏の指の部分をあてていく技になりますが、蹴り足を、「くの字」にまげて、かかとで【蹴りぬく】ようにすると、おそらく、フルコンタクト空手でも使える技になると、自分では考えており、普段からも全空連式に、足先を伸ばして、足の裏で蹴る練習と、足首を曲げて、かかとで[蹴りぬく]蹴り方の2種類を分けて練習しています。

このように、一つ目が【裏回し蹴り】を[かかとで蹴りぬく]とゆう技になります。

 

あと一つが松久功選手の得意技【さそり蹴り】です。


松久選手伝説のさそり蹴り 元 全日本空手チャンピオン

 

こちらは全空連のトップ選手、全空連では知らない人はないくらいのレベルの、全空連の神様松久選手のさそり蹴りです。

こちらも、もしかすると、パッと見は、軽い蹴りに感じるかと思いますが、全空連では相手を倒してしまっては、せっかく尋常ならざるスピードと技術をもった相手に、あてた攻撃が、反則に終わってしまうわけですので、しっかりと技をキープする必要があるわけです。

こちらの動画では、あまり威力的なものは、わかりにくいかもしれませんが、この蹴りを実際に松久選手が、【相手を倒してもいい】とゆうルール内で、蹴りぬいた場合、かなり怖いと思います。

ななめ下から、全体重を持ち上げるようにして蹴り上げる、さそり蹴り。

これもなるべく【かかと】を相手に打ち抜くように蹴るべきでしょう。

さそり蹴りのポイントとしては、あまり動画からはわかりにくいと思いますが、かなり近距離の技である、とゆうことがあります。

回し蹴りをスカした場合、普通蹴りにつなげるとしたら、後ろ回し蹴り・後ろ蹴り、につなげると思いますが、かなり思いのほか、もう突きしかできないような近距離になってしまった場合、この【さそり蹴り】をカカトで蹴りぬくように使う、とゆう方法も、不可能ではないんじゃないかな、と思います。

 

➄【全空連の基本技・基本練習を生かしていく】

全空連では、基本移動が基本になると思います。

極真空手さんなどでも、かなりしっかりと基本移動稽古を行っているのを、わたし自身も体験させて頂いております。

異なる面といいますと、全空連では、とにかくスピード、腰を低く、といったところをよく注意されますが。

極真空手さんでは、むしろしっかりと重心をコントロールすることや、技の重さを大切にしているのだな、と自分は思いました。

 

・基本練習においてもとにかく【スピード】を重視する。

・【腰を低く】とゆうところを重視する。

 

基本練習の時点で、全空連がいかにスピードを重視しているか、わかると思います。

やはり、全空連の選手が最も重視して練習してきた、スピードをいかして戦うスタイルが良いでしょう。フルコンタクト空手の選手が全空連の道場で、早いスピードを重視した基本移動稽古や、型稽古を体験してみて、得るものもあるのではないかと思います。

 

とにかく早く動くうえに、「腰を低く」腰がどうしてもキツくなってくると、上がってしまいますが、腰が高くなることは、型の競技において減点ですので、かなり厳しいです。前屈立ちはしっかり前足を曲げる(深く)、後屈立ちはしっかり後ろ脚を曲げる(深く)といった【形(かたち)】を大事にします。

これによって作られる、古い武術的な、足腰から出てくる力やスピードとゆうものも、ばかにできません。

全空連の空手のとにかくスピードを速く、とゆう基本稽古方法を、体験してみるのも、なにか得るものがあるのではないかな、と思います。

反対に、全空連の選手は、フルコンタクト空手の重さを重視した動きを体験させてもらうのも、良いことだと思います。

 

わたくし個人の考えとしては、「遠距離」が得意な全空連と、「近距離」が強いフルコンタクト空手の、お互いに良いところをお互いにとりいれる、とゆうことは、お互いにどちらも沖縄発生の【空手】なわけですので、良いことなんじゃないかな、と思います。

どちらも同じ、空手である、とゆうことを忘れずに、仲良くできるのが一番だと思っております。

 

では、あまり結論のようなものも、出てもないですけれど、このあたりで

全空連の技術をフルコンタクト空手に使う①】を、失礼します(^ ^)/

 


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