せもっちの空手と筋トレブログ

主に空手についての考え方、練習、鍛錬などといったことや、筋トレについてなど書いていこうと思いますm(_ _)m押忍!

空手【ウェイトトレーニング(筋力トレーニング)】と【全空連系(寸止めルール)空手】における有効性を考える

こんにちは、こんばんは、せもっちです。

 

今回は、自分でもいささか、悩み、結論が完全に出ないような感じだったことの一つとしまして、【全空連(寸止め)系空手】と【ウェイトトレーニング(筋トレ)】の有効性、について、を書いていこうと思います。

あくまで、わたくし自身の考えや、現代のスポーツ理論などから出ている、今現在の考え方、とゆうことになります。

よろしくお願いいたします<(_ _)>

 

わたくし、若りし頃より、ウェイトトレーニングが大好きでして、ベンチプレスでは最高で[135kg]、デッド・スクワットなどは[160kg]ほど、挙げれるほどには、鍛えておりました。

しかし、全空連系空手の方々との、スピード合戦となりますと、それまでに何年も、10年以上もかけて行ってきた、ウェイトトレーニングの筋肉が、かえって、重りにすら感じることもありました。

とくに、腕の筋トレは大好きでしたので、上腕二頭筋などのトレーニングである【カール・ハンマーカール】などのカール系種目は大好きで、よくやりましたが、その、腕にたっぷりとついた筋肉が、全空連の空手の世界に、高校生の部活の頃以来に戻ってみますと、ただの、重りでしか、ありませんでしたね。

 

そうゆうような方々に、全空連の空手の世界に入ってしまった場合、どうしたら良いのか?

フルコンタクト空手とかをやればいいんじゃないか?」

もちろん、フルコンタクト空手を素直にやれば、やり続ければ、筋肉は素晴らしい攻撃力となり、最高の鎧となるでしょう。

ですが、それでも、全空連の空手をやりたい。

とゆう場合。

どうしたら良いのか?

とゆうことも、書きたいと思います。

 

では、まずいきなりですが、

筋トレ(ウェイトトレーニング)をやりこみ過ぎて、体が重たくなってしまった方は、どうしたら良いのか?

 

とゆうことについて、経験なども踏まえて書きます。

まず、いったん、ウェイトトレーニングから、離れたほうがいいです。

プロテインも、練習の後に、疲れた筋肉の疲労を回復させたり、そういった時に使うだけにして、筋肥大からは、いったん離れましょうか。

それでも、どうしてもウェイトトレーニングをやりたい、筋肉をでかくしたい、強くなりたい、そうゆう場合は、全空連系空手の大会に、参加しないほうがいいですね。

いきなり結論ですが。

全空連系の空手は、あまりにもスポーツ的な要素が強いのです。

たとえば、【バドミントン】で考えますと、必要でしょうか、筋肥大、巨大な筋肉。

【卓球】で、巨大な筋肉。いらないですね。

巨大なプロレスラー体系の者に【100メートル走】で10秒代、ムリですね。

超巨大な力士系体系の方に、【フルマラソン】、ムリですね。

そのように、はっきり言いますと、スポーツで強い人の体系を考えるとわかりますが。

なによりも

【スマートで引き締まった体】

これがもう、ベストなんですね。

「寸止めの選手なんて、全力パンチで、ガードごと突破できるでしょ(笑)」

ムリですね。ざんねんながら。

ほんのわずかに、肩が動いた瞬間に、もう自分の顔面に、ワンツーと回し蹴りが、0.2秒くらいの間に、なにも気づかないうちに、入れられていると思われます。

そして、技を入れられたと気づいた瞬間に、すでにもう、2メートルの間合いを取られているでしょう。

それくらい、スピードと高い技術力が、要求される世界です。

 

それで、どうするか?

まず、痩せること。

プロレスラー体系の方は、まず1にも2にも、痩せることです。

それまで、100kgのデカい体を自慢してきた場合も、まずは、痩せることです。

体脂肪が10パーセントになれば、腹筋が浮き出てきます。

そこまで痩せれば、もう、すでにパワー系の、良い全空連の選手としての道も、出てきました。

 

では、次に、本題です。

全空連系の空手と、ウェイトトレーニングの有効性、関係性。

 

まず、全空連系であること、が前提です。

極真空手などのフルコンタクト空手においては、ウェイトトレーニングがやればやるほど有効であることは、黒澤選手や、八巻選手などを見れば、誰でもわかることです。

実際に当てあうなら、筋肉があるほうが有利なのは、当然です。

 

では、全空連などの、寸止め系空手においては、どうなのか?

 

これですね、今、現代の空手界においても、まさに、十人十色、1000人の空手の先生がいたら、1000人の先生が、違うことを言ってもおかしくない、今だに、謎の一つ。

一般的な体、身体能力である場合、を前提とします。

 

【結論】

ウェイトトレーニングをやってもいい!!

です。

まず、実際の例でいいますと、有名どころである女性空手選手「植草歩」選手ですが。

ウェイトレーニングを取り入れてますね。

ラグビーの専門の先生から指導をうけている、とのことですが。

スクワットなどは、100kgを挙げるようです。

今は、120kgを目指してトレーニングを続けているそうです。

つまり、さらにウェイトトレーニングで、重たい重量を上げれることが、空手の競技力の向上に繋がる、と、植草選手が、実際に体で証明しているのです。

ハイクリーン(パワークリーン)でも70kgを挙げる、とのことです。

ハイクリーンは、多くの格闘技の選手が行っており、全身のスピードとパワーを向上させます。

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デッドリフトのようなフォームで持ち上げ、そのまま引き上げて、肩のあたりでいったん停止し、降ろす、とゆうような体幹の足腰、背中側や肩周りの爆発力をつけるトレーニングです。

 

植草選手のように、スクワット・ハイクリーンなどを行う際には、これはもう、100%、間違いなく全空連の空手においても、競技力が向上することは、間違いないでしよう。

ただ、腕を巨大にするようなトレーニング【カール】であったり。

大胸筋を巨大にするようなトレーニング【ベンチプレス】であったり。

そうゆう、体幹のトレーニング】以外のトレーニングは、あまり、やりこまないほうがいいでしょう。

大事なのは、体幹のトレーニング】です。

【足腰】

【腹筋・背筋】

などの【体幹】を主に、ウェイトトレーニングを行っていくと良いでしょう。

 

そして、しっかりと、トレーニングの後

【ストレッチ・柔軟】

を欠かさずに行うこと!!

なぜか?

トレーニングによって、筋肉は疲労し、そのままにしておくと、大切なパフォーマンスを生み出す【柔軟性】が、確実に低下してしまうからです。

柔軟性が低下しては、技の伸びも、腰のキレも、スピードも、全て低下してしまい。

さらに、そのままトレーニングを続けることで、硬くなった間接部分には、少しずつダメージが積み重なり、必ず、取り返しのつかないケガをすることになります。

ウェイトトレーニングの後には、必ず【ストレッチ・柔軟】を行い、鍛えて疲労した筋肉を、しっかりと念入りに、伸ばしてやる必要があります。

セルフマッサージなども良いでしょう。

筋力を効率よく向上させるために、プロテインや、肉食を増やして、たんぱく質をそれまでよりも、多く取る必要もあります。

たんぱく質の摂取量が少ないと、トレーニングによって傷ついた筋肉組織の修復に時間がかかり、まだ修復が終わっていない筋肉を、さらにトレーニングによってダメージを与えることによって、結果的に、筋力の向上どころか、筋力が低下してしまう場合もあります。

一日の、理想的なたんぱく質の摂取量としては、スポーツ選手(空手選手)の場合は

体重×1.5倍(グラム)

つまり、体重が70kgの選手は、1.5倍で、一日に[105g]のたんぱく質をできれば、摂取していかないと、せっかくのトレーニングも、台無しになってしまうとゆうことです。

筋肉組織は、たんぱく質で出来ているからです。

そもそも、原料となる【たんぱく質】がない以上は、どんなに大変なトレーニングをしても、いくら体が、「筋肉を大きくしたい!強くしたい!」と要求しても、食べものやプロテインなどで、たんぱく質を摂取しないことには、筋肉の原料がないわけですので、大きくなるわけがないのです。

 

ですが、カールやベンチプレスなどの、腕や胸など、空手競技にはあまり必要のない部分のトレーニングばかりして、大きい筋肉にしてしまうと。

重りになってしまう場合があります。

わたしの場合は、全空連の空手以外にも、いろいろな大会にもチャレンジしてきましたので、最低限の筋肉は必要でしたので、良かったんですが。

もちろん、将来的には、全空連だけでなく、フルコン空手や、総合格闘技や、いろいろな格闘技にチャレンジしたい!

とゆう場合には、ガンガンやっちゃって、良いとおもいます。

ボクシングなど体重制限が細かい競技の場合、筋肉は脂肪の3倍の重さがありますので、階級が上がってしまうことは、覚悟しないといけないでしょう。

全空連の空手も、組手の部の、全日本大会や、世界大会などの大きな大会では、細かく体重別になってますので、筋力が増えることで、階級が上がる場合もあると思います。

そこで、やはり、腕や、胸などを大きくするような、空手の技術やスピードとは、関係のない筋肉を大きくしてしまうことの、弊害が、ここでも出てきてしまいます。

突き(パンチ)は、腰や、上半身では、最も大切なのは【背中】の筋肉です。

デッドリフト・スクワットをやり込むと良いでしょう。

それらの種目は、主に、下半身や背中の種目ですが、それこそが実は

【突き】をとてつもないスピードにするのです。

 

言ってしまえば、腕の筋肉など【伸ばして、曲げる】ことができれば、それでいいんです。

むしろ、それくらいが、最も早いですね。

野球の【大谷】選手、すごいですね。

スピードも速いですね、160km以上のスピードで、球を投げます。

それって、筋力がすごいから?

違うんですね。

筋力なら、パワーリフターやボディビルダーのほうが、何倍も強いでしょう。

私が見たところですが、空手で言うところの

【ムチミ(鞭身)】

ですね。

あとは、腕や足の長さですね。

棒を振り回した時、より遠くの位置にある部分ほうが、トップスピードが早い。

 

筋力トレーニングをした後、スピードが遅くなった!!

 

そう考えていた時、そう感じた時、わたしもありました、今もあります。

しかし、とうとう、結論のようなものが出ました。

 

筋力トレーニングを行ったあと、最低でも【三日間】は、脳や体の神経系統が、【重たいもの】を持ち上げるイメージを持つ。

とゆうことです。

最初、ウェイトトレーニングを始めた頃、ベンチプレスが最初【35kg】しか挙げられなかったのに、たったの一ヶ月で【60kg】挙げられるようになった。

別に、普通ですし、みなさん、そうなるでょう。

なぜか?

 

それは、別に筋力が増えたわけではありません。

筋肉が、倍近くでっかくなったわけでも、ありません。

 

神経系統が、強化されたんです。

 

もちろん、筋力・筋肉量も、多少は向上しています。が。

いきなり一ヶ月で、倍の重さを上げられるほどに、筋力・筋肉量が増えることは、ありません。

神経系統が、発達したのです。

脳・体が、ベンチプレスを挙げるフォームで、いかに力を出すか、とゆうことに【慣れた】のです。

つまり、力を出す方向であったり、力を入れる感覚であったり、イメージであったり、そうゆう部分が強化され、一ヶ月で、倍近い重量を上げられるようになったのです。

ですが、ざんねんながら、【35kg→70kg】を一ヶ月で挙げられるようになった、その方が、二ヶ月後に【70kg→105kg】→【105kg→140kg】、とゆうようには、もちろん増えません。

神経系統の強化は、もう、ほぼ完了してしまっているからです。

もう、正しいフォームを習得し。

正しい、力の入れ方を習得し。

正しい、イメージを習得しました。

脳と体の神経系統も、ガッチリ繋がりました。

それによって、あっとゆうまに70kg挙げられるようにはなりましたが、基本的な筋肉・筋力は、そんなに向上してないからです。

そこからは、地道な筋力・筋肉量の向上を、小さく、長く、積み重ねていくしかありません。

 

そこで、なぜ、空手において、スピードが落ちたように感じるのか?

 

とゆうことなんですが、

何度も書きましたけれども。

【神経系統】

ですね。正体は。

 

ベンチプレスや、デッドリフト、カールなどで、できる限り、限界の重さにチャレンジする、なんとか、前回よりも1回、たったの1回、多くできる、挙げられる。

それを目指して、トレーニングを重ねていくわけです。

が。

そこで、ガッチリと強化される、神経系統。

ガッチリと強化される、重たいものを持ち上げるイメージ。

その後、三日間は残る、重たいものを持ち上げているイメージと、神経系統。

 

同じく、三日間ほど残る、筋肉の疲労。

 

これらです、まとめますと。

 

  ・ウェイトトレーニングで、体が重くなる原因・

 

・重たいものを持ち上げる【神経系統】が残っている。

 

・重たいものを持ち上げる【イメージ】が残っている。

 

・ウェイトレーニングによって、筋肉そのものが【疲労している】。

 

・疲労した筋肉は、柔軟性を欠いている(一時的に疲労によって硬くなる)。

 

そうゆう以上のことで、一時的に、形・基本・組手などをした場合、全空連の空手では、スピード感が非常に大事なので、特に一人で、その場基本などをした場合には、ウェイトトレーニングの翌日などは、体や腕、腰のキレなど、いろいろと重たくなります。

実際に、間違いなく、スピードも落ちています。

ですが、そこで、三日待ちましょう。

三日たつと、ベンチプレスや、重たいものを持ち上げた【イメージ】がなくなってきて、【神経系統】が開放されてきます。

もちろん、三日過ぎて、一週間が過ぎて、となりますと、せっかく行った筋力トレーニングそのものが、無駄になります。

そして、三日たつと、筋肉の疲労も抜けてきます。

 

その間も、しっかりと毎日、ストレッチ・柔軟を行うこと、たんぱく質をしっかりと摂取すること、お湯に入るなどして、体の代謝が良い状態にすること。

など、やっておくと良いことも、しっかりとやりましょう。

 

そうこうして、4・5日もすれば、ウェイトトレーニングの重たいものを持ち上げるイメージは、完全に消えます。

そして、重いものを持ち上げる【神経系統・イメージ】から完全に開放されます。

すると、どうなるのか?

 

体が、以前よりも、早く動くようになります。

 

余計なイメージがなくなり、筋力の向上だけが、残るからです。

 

もちろん、ウェイトトレーング後は、特に初心者のうちは、筋肉痛が出たりして辛いですが、空手の練習も、しっかりやりましょう。

 

そして、4・5日目。

ウェイトトレーニング(筋トレ)の疲労・重たいものを挙げるイメージは、完全に消えました。

そして、それを繰り返していきます。

 

そうすると、空手もうまくなり。

筋力もつき、体はより、スピーディに動き。

スクワット・デッドリフト・ハイクリーンなどの【体幹】のトレーニングを積み重ねた場合、体の【爆発力】が向上し、【瞬発力】が、劇的に向上しているでしょう。

 

そのように、ウェイトトレーニングを行った後、数日間は、重たいものを持ち上げるイメージ・疲労などによって、事実、体は重たくなり、スピードも落ちますが。

それは、一時的なものです。

 

       ・結論・

またまた結論ですが、

ウェイトトレーニングを行った場合、数日間は、体を重たく感じるが、数日後には、むしろ筋力が向上し、体は以前よりも早く動く。

②【体幹】以外の【腕・胸】など、空手の競技上、あまり必要としない部位のトレーニングは、必要以上に行わないようにする。

③大会前は、絶対にウェイトトレーニングは、行わない。大会前のほんの数日・数週間で、劇的に筋力が向上することは有りえないし、重たいものを持ち上げるイメージと、疲労を、完全に消す必要がある。

 

それらを守るように、空手をしっかりと練習しながら、ウェイトトレーニングも行っていけば、良い方向に成長していくと思います。

ただ、特に最初の頃は、ウェイトトレーニングをした次の日などは、キツくて、空手はなかなか出来ないかもしれません。

 

ウェイトトレーニングは、しっかりと頑張れば、【成長ホルモン】などの体に良い物質が出ます。

それによって、若返り効果や、健康効果。

精神的にも、良い効果があるとのことです。

ランニングなどの有酸素運動は、脂肪と共に、貴重な【筋肉】も燃焼してしまいますが、唯一、ウェイトトレーニングだけは、筋肉を向上させつつ、脂肪も燃焼させ、いわゆる【基礎代謝量】も向上させる、とゆう良いことがたくさんありますので、行わないのは、もったいない、とも言えると思います。

 

それでは、今回は、このあたりで、失礼いたします。

空手をして、自分や自分の子供らが、強くなっていくのは、なんだか、楽しいものですので、がんばりましょうか!

 

では、失礼いたします、<(_ _)>押忍!!

 

空手【形・上達法!】初心者向け[小学高学年]①【空手を始めて、どのくらい強くなりたいのか?!】子供と、親御さんの気持ちの兼ね合いなど。

こんにちは、こんばんは、せもっちです。

 

今回は、空手道における【形】(初心者向け)について、書いていこうと思います。

※もっぱら、全空連の空手のお話になります<(_ _)>

※フルコンタクト系空手の形にも、共通する部分はたくさんあるとは思います。

 

空手の初心者の方は、まず、近くの空手道場へ行き、「ここがよさそうだな」といったところで、参加させて頂くことになります。

そして、道着を購入したり、簡単な【その場基本】といわれる、その場での【突き・受け・蹴り】などを、一通り、茶帯や黒帯の方々とは、違う、わりと端のほうで、まずは基本的なことを習うと思います。

その場基本がだいたい出来るようになったら、次は、【移動基本稽古】に入ります。

簡単に言うと、先に習った【その場基本】を、移動しながら行うのが【移動基本稽古】です。

このあたりから、稽古がかなりキツくなってきます。

今までのその場基本は、なんだったんだろう?

と思えるほどに、きつくなってきます。

(※その場基本稽古は、【自然体・平行立ち】など、ヒザはほとんど曲げず、腰も落とさない自然に近い立ち方です。)

 

それまで、ほぼ立っていたような立ち方だったのに対して、移動基本稽古からは、ほぼ、常に、【前屈立ち・後屈立ち・騎馬立ち】など、足をある程度広げて(肩幅の二倍程度)、ヒザをつねに曲げて、腰を下げて立たなければ、いけないからです。

 

かなり幼い頃からはじめますと、体重がすごくまだ軽いので、比較的そんなに「苦しい・つらい!」とゆうことはないと思います。

が、中学・高校などから始めたり、部活動など(空手部)から始めますと、移動基本稽古が、大変にきついです。

練習時間のほとんどの時間、ヒザを曲げて、腰を落としていなければいけないし、さらに、その腰を下ろした状態をキープしたまま、【突き・受け・蹴り】などの多種多様な技を、全速で出さなければいけないからです。

 

このような試練を乗り越えて、とうとう、【形】を習う段階にいたります。

実際に形を習うまでの期間は【空手部】の場合は、三年間と言いつつも、実際には、ほとんどの三年生が、6月の高校体育連盟(高体連・インターハイ)か、そこで一回戦突破程度すると、都道府県大会へと進みます、それが7月です。で、全日本大会へと進む、各都道府県のほんの数名以外は、そこで引退になりますので、実質、二年と三ヶ月くらいです。

なので、部活での空手は時間がありませんので、わりとすぐに形を先輩に習うことになると思います。

道場では、時間がたくさんありますので、形を習うまでに、三ヶ月~半年ほど、かかると思います。

 

そこで、まずは【平安形】といわれる形を習います。

平安形は【平安初段~平安五段】まで、五つあります。

 

平安は流派によって【へいあん・ぴんあん】と、二つの読み方がありますが、どちらも間違ってないので、大丈夫です。

極真空手では、平安形の前に【太極】とゆう形を【太極その1~その3】まで行います。

全空連には【太極】はありません。

どれも、平安初段の動きをよりシンプルにしたり、後屈立ちを猫足立ちにしたりしたものです。

 

では、本題の

     ・【形・上達法】初心者向け①・

のほうに入りましょう。

今回は、主に【全少(全日本少年少女空手道権主権大会)】を目指していくような、そうゆう流れで書いていこうと思います。

主に、親御さんになると思うんですが、我が子を、全空連系の道場につれていきまして、一年ほどもたち、いざ大会へ!

となると思うのですが、なかなか、地区の小さな大会であっても、なかなか簡単には勝てないと思います。

その地方の町の大きさにもよると思いますが。

【幼年の部(小学生未満)】では、人数が少ないので、なんとなく道場で習った形を、そのままやったら、なんだか、メダルもらったよ~!

みたいなことも、あると思いますが、小学生の三・四年生の部くらいになりますと、子供たちの出場人数も、小さい地方の大会といえども、かなりの人数になります。

形の【三・四年生の部】では、わたくしのところでは、男子で、街の地区大会で【15名前後】くらいでしょうか。

都道府県レベルの大会だと、一気にレベルが上がりますので、地区大会で勝てなかった子供や、そこそこの中堅クラスの実力だと、メダルは間違いなく、もらうことができません。

 

では、【形・上達法】のほうですが。

まず

①しっかり、先生に習ったことをやること。

これがやはり、大切ですね。

とにかく、先生が言っていたこと、教えてくれたこと、そうゆうことをしっかりとやることです。

ひたすら信じましょう。

あとあと、実力がついてきた場合、先生の言っていることに対して、「ん?」と思うことも、あるかもしれませんが、とにかく、初心者のうちは、徹底的に先生に教えて頂いたことを、しっかりできるようにしましょう。

 

②道場に休まずに行くこと。

なるべく、休まずに道場に行きましょう。

空手を休む・休まない、とゆう話をすると、今回は全空連の形のお話なので、関係ないですが、極真の【数見】とゆう有名な選手がいますが、本に「習い始めのころ、道場に行く時に、何回も帰ろうとしました、実際に何回か帰ったこともあります」と、なにかの本に書いてありましたが、それを思い出します。

数見選手でさえ、道場の稽古に行くのは、いきたくないとゆう気持ちとの戦いでもあったわけですので、どうしても行きたくない時は、休んでいいと思いますが、なるべく、少しくらい「今日は行きたくないなぁ」とか「今日だけ休もうかなあ」と、思うことがたくさんあると思いますが、なんとか、行ってみたら。

「行ってよかったなあ、頑張ったなあ!」

と思うはずです。

僕も、自主練習によく体育館に行ってましたが、いつもいる【杖道】とゆう武術の先生をされている方に、言われたことがあります。

「まずは、来ることですよ(笑)、はじめてしまえば、やる気が出てくるものですよ」

と、また良いことを教えて頂きましたことを、思い出します。

今でも、このお話は、よく思い出します。

「とにかく、まずは、道場に行くこと」。

自主練習なら「体育館に行くこと」。

そうすれば、最初は「今日はやりたくないなぁ・・・・」

と思っていた気持ちでも、空手の道着を着て、なんのかんのと【移動基本】や【形】なんかをやり始めたら、思いのほか、いつのまにか、しっかりやってたりします。

②のまとめ、として。

まずは、道場に行くことです!

※インフルエンザの時などは、他の道場の方や、先生の迷惑になるので、もちろん休みます。

 

③自分や親御さんの希望する【空手の】強さを決める。

ちょっと、わかりずらいですが。

実際に空手をしている子供や、その親御さんが、自分の子供の空手が、実際に

「大会でどの程度、活躍できるくらいになりたいか?」

とゆうことです。

正直なお話、せつないかもしれませんが、週に一回などしか稽古日がない道場では、都道府県レベルでの大会では、一回戦も、なにが起きても、勝つことはできません。

そのくらいに、全空連の大会は、勝つことが難しいのです。

どうしても、近所にその道場しかない、とゆう場合は仕方ないですが。

希望する強さが

・「町の予選大会で、メダルをとりたい」のか、

・「都道府県大会でメダルを取りたい」のか、

・「全日本大会でメダルをとりたい」のか。

本人や、親御さんとで、そのあたりを調整していかないと、悲しいことになりかねません。

本人がものすごいやる気があっても、週6~7回練習している道場まで、車やバスなどで、一時間以上もかかるのでは、かなり大変になってきます。

子供が一人で行けるのならまだ良いですが、車で送る、とゆうことになりますと、これはもう大変です。

 

子供自身が、やる気があり、週6~7回練習している道場に、休みなくいけば。

・地方大会でメダルをとりたい。

都道府県大会でメダルをとりたい。

とゆう夢は、叶う可能性が、かなりあります。

 

反対に、親御さんが空手が好きで「自分の子供に、強い選手になってもらいたい」とゆう希望があるけれども、子供のほうが、いまいちやる気がない場合。

かなり難しいパターンで、かなり多いパターンだと思います。

その場合、まず、子供をなんとか空手をやる気にさせて、空手の道場に連れていった。

とゆうだけでも、大変だったと思います。

子供さんは、もしかすると、いやがったかもしれません。

その場合、かなり強くなるのは、難しいと思います。

 

それでも、才能、とゆうものは、やはり空手の世界にもあるものでして。

子供がイヤがりつつも、なんとか連れていって、練習させているうちに、どんどん、うまくなっていくパターン。

そのパターンは、多くあると思いますが、残念ながら、中学・高校でやめてしまう可能性が、高いと思います。

友達がみんな、バスケ・バレー・野球・サッカーなど、友達がたくさんみんなで、一緒に楽しそうに練習しているのに、自分は、一人で道場にいって、毎日きつくてつらい、地味な稽古をやり、大きな声で挨拶し、礼儀が大事だ、と怒られ。

そうゆう世界なわけですので、どうしても、部活のほうに行ってしまう可能性は、大きいと思います。

ただ、子供に才能があり、地方大会で優勝、都道府県大会でも活躍!

とゆうようになってきますと、子供が

「もっと強くなりたい!」

「もっと上手くなりたい!」

「負けるのはくやしい!!」

「もっと練習がんばるぞ!!」

とゆうように、良い変化をしていく可能性は、多いにあると思います。

ただ、それとは反対に、地方大会でも勝てず、何年空手をしても、勝てず、ただ、帯の色だけが、毎年、少しずつ、上がっていくだけ。

となりますと、やる気はどんどんなくなっていくと思います。

そんな時に、友達たちが

「空手やめて、サッカーしないか?!」

とゆうような流れが、どうしても、小学生高学年・中学、と、そうゆう話はくると思います。

わたしは、小・中・高、と体育系の部活をしてましたので、わかりませんが。

たぶん、みんな(友達)が、放課後に野球やサッカーの部活に行くのを見て、

「みんなで一緒に、友達と練習するのって、楽しいだろうな・・・」

とゆう気持ちが、あるんじゃないのかな。

と思うことがあります。

そうゆう、みんなで、一つの目的に向かって、大会に向かって、クラスメートや先輩・後輩たちのなかで、練習する、とゆう経験をさせてやれないのは、可哀想なことなのかもしれないな、と思うことはあります。

そうゆう場合は、自分も空手を始めるとゆうのも、一つのやり方です。

自分が汗だくで頑張っている姿を、子供たちに見せるのです。

そして、汗だくで子供と練習しながら、言いましょう!

「俺もきついけど、がんばってる、みんなでがんばろうぜ!」と。

親は、空手が強くなくても良いのです。

むしろ、親が空手の大会で、負けているところを見せる、これは大切なことだと思います。親が負けることで、子供は。

「なんか悔しい、俺が勝ってやる!!」

とゆうようなのが、理想ですね。

僕は、親がすごく野球が強かったので、僕も野球をやりましたが、あまり伸びませんでした。家には、ダンボールに何箱も、トロフィーなどがあり、最優秀選手とか、優勝、とか書いてありましたが、あまり興味を持つことができず、プロ野球も、興味がなく、ほぼ見たこともなく、ただ、父がやっていたから、俺も野球をやらないと。

とゆうような気持ちで、やってました。

そうゆう場合は、やはり、だめでしたね。

父には、申し訳ない気持ちが、今でもあります。

 

③のまとめ、ですが。

【最高パターン】

1、親御さんが、子供に空手が強くなってほしく、どんなことでもしてあげたい!

1ーA・そして、子供も空手が楽しく、絶対に強くなりたい!

【まあまあなパターン】

1ーB・子供は、そんなにやる気がないけれど、才能があり、大会でもそこそこ活躍している。

2、親御さんは、あまり空手には興味がない。

2ーA・子供が空手が好きで、どんな練習にも耐えて、道場にも休まずに行く覚悟がある。

※このパターンは、どう化けるかわかりません。結局は本人次第なので。

【切ないパターン】

3、親御さんも、子供さんも、あんまりやる気がない。

これは、もう、なんとか、黒帯を取るところまで、頑張りましょうか。

としか、いいようがないですね。

このパターンでしっかり黒帯を取るところまで、とりあえず頑張れたら、大満足とゆう感じでしょう。

大会には、あまり期待しないほうが、いいでしょう。

 

とゆうように、異常に③が長くなりましたが。

③の【どのくらい強くなりたいのか?】

とゆうことが、もう、全てですので。長いのです。

 

④週に何回、練習するのか?

③で、どの程度まで強くなりたいのか?

を決めたら、週に何回練習するのかを決めましょう。

週に7回練習できる道場でも、なんとかかんとか、週に1~2回通えば、いつかは黒帯はとれます。

ザックリ、経験則で考えますと。

      

      ・地方大会でメダルを取りたいなら・

小学3~6年くらいの大会の場合、週に3~4回の練習が必要です。

もちろん、指導者や、一緒に練習する道場生のレベルも大事ですが、そのくらい頑張れば、地方大会でメダルをとり、都道府県大会に参加でき、うまくいけば、都道府県大会のメダルも、不可能ではないと思います。

 

   ・都道府県大会でメダルを取りたいなら・

これはもう、実は、本当に大変なことなんですよ。

もう、来る日も来る日も、汗だくで、やりたくない日も練習し、行きたくない日も行き、頑張って、頑張って、頑張りぬかないと、ムリなんです。

できれば【週に4~6回】の練習が必要です。

道場が、週に6回もやってない場合は、これはもう、自主練習ですね。

初心のうちは、道場に必ず行き、道場で習ったことを、復習に、体育館などに通う感じで行くと良いでしょう。

よく、週1の道場などもありますが、以前来た時に【平安初段】を習っていた子供たちが、三ヵ月後などに行ってみると、まだ【平安初段】を間違いながら習っている。

とゆうことも、よくあります。

そのように、もう、勉強と同じく、

【どれだけ練習(勉強)したか?】

とゆうことです、基本的には。

毎日、しっかり宿題をして、予習・復習をして、買ってきた問題集をやったり、いろいろ毎日頑張って勉強している子供は、やはり、そこそこ良い高校などに行くと思います。

 

とゆうことで、いささか、長くなりましたので、今回はこのあたりにいたします。

今回のまとめとしましては、

③番の[どのくらい強くなりたいか?]を決めたら、

④番の[どのくらい練習するのか?]を決める。

とゆうことです。

ほかの要素としては

「好きこそものの、上手なれ」

という、ことわざがありますが、本当に空手が好きな人は、空手をめちゃくちゃに頑張りますので、やはり、空手が好きである。というのは、一つの要素になります。

 

では、今回はこのあたりで、失礼いたします<(_ _)>押忍っ!!

 

【空手】平安二段の使い方【形の用法】本来の形の使い方についての考察①[解説動画あり]

こんにちは、こんばんは、せもっちです(`・ω・´)ノ押忍!

 

今回は、前回に引き続き、わたくしの動画による空手の技の、ご紹介です。

今回は【平安二段】です。

みなさん、伝統派空手極真空手など基本移動稽古・形などを練習されるような空手を修練されている方には、必ずと言っていいほど【平安形】を行うと思います。

平安形といいましても、流派によっては、後屈立ちを猫足立ちで行うような、極真さんなどに見られるような形の練習方法もありますし、【平安】の読み方も【へいあん】であったり【ぴんあん】であったりすると思います。

ぴんあんの場合【平安初段】と【平安二段】を逆に習うことがあるそうですが、今回は、最も使われると思われます【平安二段(へいあん二段)】のほうの解説・練習方法になります。

 

桧垣源之助先生の著書によりますと、【前手は攻撃】と必ず書かれています。

前手で防御をしては、【空手の空手である交差法】を行えないからです。

むしろ、格闘技術においては、【前手での防御】はむしろ、基本的な技術体系ですらある昨今ですが、なぜに前手は攻撃なのか?

それは、今までにも何度か、ブログ内でも書いてきましたが、【交差法】を行うためです。

ボクシングでいうところの【カウンター攻撃】ですね。

これはもちろん、防御はほぼ不可能な攻撃となりますので、相手の攻撃する勢いと、こちらの空手の技とゆうものは【手打ち】とゆうものはなく、全ての技術体系が【拳による体当たり】といって良いものですので、相手の攻撃にあわせて、拳による体当たりを顎などにぶちかます、とゆう、大変にやられるほうにとっては、大変なことになるわけです。

では、実際に、桧垣源之助先生が言われるような、

【前手は攻撃】

とゆうことを前提として、実際の著書のなかでも紹介されているところはありますが、それにやや自分なりの解釈なども含めたものとなります。

では、こちら、またまたわたくし【グラサンマスクマン】での登場とゆうことで、申し訳ないですが、よろしくお願いいたします<(_ _)>汗    

     ・【平安二段】の本来の使い方・

いかがでしょうか(。´ー`。)押忍

船越義珍先生の、直径の孫弟子にあたるとゆう、いわば、船越義珍先生からの技術を直接伝えられた現代の数少ない名士の一人、と言える方の説明通り。

【前手は攻撃】

とゆうことをいかした場合、著書内での平安二段の説明でもありますが、こちらのような動作になります。

平安二段の後ろの手になるほうでは、受けをするわけですが、実際には、まっすぐな直突き以外にも

・力まかせの肩口の上あたりから振り回してくる【ケンカパンチ】

・武術・空手的に脇をしめてまっすぐと突き出してくる【直突き・正拳突き】

・ボクシングなどに見られるような【フックパンチ・鉤突き(かぎ突き)】

などのあらゆる顔面への攻撃に対応できます。

なぜかと言いますと、【パッ】と掌で捌くような簡単な受けではなく、体軸と肘部分が、一体化している、非常に強い受けだからです。

フックぎみに外から打たれても、掌での受けの場合、相手の肘部分を受けに行った場合、突破されやすいですが、しっかりと体軸をきかせて、上げ受け・外受け、のような技術を有効に使うことで、相手からの体重がドッシリと乗った、あらゆるパンチに対応することが可能になります。

実際に【全空連】系の空手家の方々は、たぶんおそらくですが、あまり、近距離による【フック】パンチなどを受けたことがないと思うんですが、掌での簡単な捌きでは、【フック】パンチを受けることはできません。

どうしても相手の【肘】部分を掌などで捌く形になるんですが、どうしても【肘からの曲がった曲線】が、こちらの顔面へと容易に伸びてきます。

つまり、フックパンチに対しては、しっかりとした簡単な掌の捌きではない

【体軸】をしっかりと生かした【基本】でさんざん練習してきたような受けの技術が必要になってきます。

 

では、相手のパンチを防御しました。

そこで、ボクシングのように、あえてまたそこから、逆のほうの手で、アッパーなどの攻撃をした場合【1・2】の攻撃、もしくは【1・2・3】のリズムの攻撃になってしまいます。

 

そこで、平安二段の最初の動作のように、後ろ手で相手の攻撃を防御すると同時に、前手で相手の【顎】などに攻撃を叩き込むことで、完璧な交差法での攻撃が、可能になります。

後ろ手で受ける、と書いてはおりますが、実際には、結果的に、最終的に後ろ手になるだけのことでありまして、最初から後ろにある手で受けるわけでは、ありません。

それは、動画を見ていただけましたら、すぐにお分かりになると思います。

 

平安二段などもそうですが、【平安形】にはまだまだ、おもしろい隠された使い型が、たくさん隠されています。

沖縄から本土へと空手が輸入される際の【秘密協定】ですが。

ぜひ、現代の我々の技術や知力・英知、そして想像力で、復活させてみようではありませんか!!

そして、おそらく、沖縄に本来伝わっていた空手の、形の用法そのものが、泊手那覇手、など複数の空手の流派に分かれておりましたので、形の解釈そのものが、そもそも一つではないとゆうことも、多いに考えられますので、そこもまた【空手は一人一流派】と言われる面白さでもあります。

特に、わたくしが思いますのは、【松濤観】の流派では、非常に形の用法が、あまりにも隠されているように感じます。

世界的に活躍されている【喜友名】選手などは、形の分解なども素晴らしく、【ムチミ(鞭身)】などの体をムチのように使い、スピードやキメを出すような技術を極めよう、とゆう、そうゆう練習をされているところを拝見しますと、やはり、喜友名選手は、素晴らしいな、と思います。

喜友名選手のムチミは、ご覧になられたことは、ありますでしようか?

全身の脱力からの、掌低打ちをスローで見せてくれた番組などもありましたが、素晴らしいですね。

本当に、全身の体軸がまるで、強靭なゴム、腕や手は、強靭なムチ

動く時は俊足であり、移動の後に技を繰り出す際には、まるで大木、いや、もう足腰が、金属のように固められています。

 

では、わたくし、文章力などもないものですので、いろいろとお話も飛んだりもしましたが、今回【平安二段】のほうの解釈、となります。

ぜひ、みなさんのお考えなども含めて、平安形を、ただやらずに、たんなる、【鍛錬】ではなく、実際に本当に相手を倒すための素晴らしい攻撃方法であるのだ。

との意識をもって、練習に励んでいただきたいと思います。

 

・ぜひ何度か拝見し、考察して頂きたい【平安二段】・

では、また最後に、【平安二段】のほうですが、できましたら何度か拝見して頂きたいな、と思いますので、再度掲載しました。

形の分解のヒントは、とにもかくにも

①【1・2】の挙動にならない!

②【前手は攻撃】!!

この二つを知っているだけで、かなり見えてくると思います。

 

では、今回はこのあたりで失礼いたします、<(_ _)>押忍!!

 

【空手】その場突き【全空連など】空手特有の腰の切り方【※動画解説あります】

こんにちは、こんばんは、せもっちです(`・ω・´)ノ

 

今回は、またまた基本に立ち返り、【全空連など】に見られますが、どちらかと言いますと古い【沖縄】のほうで大事にされている、体を鞭(むち)のように使う、【ムチミ(鞭身)】といったような体の使い方に近いものになると思います。

まずは、今回、とうとう、動画のほうを撮りましたので、掲載しようと思います。

では、どうぞ、よろしくお願いいたします<(_ _)>

いきなりの、怪しすぎるグラサンマスクですみません<(_ _)>

 

 

この動画で言わんとしていることは、【その場突き】(正拳中段突き)を行う際の、腰の切り方、とゆうことになります。

前半部分に少し、以前にブログに書きましたように、【背骨】を立てることについて書いておりますが、本題としては、腰の切り方と突き方、といった部分です。

 

体全体を固めて、突きを突いてしまいますと、空手特有の【キレ】が出ません。

どうしても、【グイッ】と押すような突き方になってしまいます。

武術や相撲などでは、それでよいと思いますが、空手にはキレがないことには、どうにもなりません。

スパーン!とキレのある動きを体得するためには

①0~100の力の入れ方をマスターする。

※最初から力を入れず、力を出すべき瞬間にのみ入れる。

陸上選手が走る前からガチガチに力んでいては、早く走ることはできないのと同じです。

30センチかそれ以上の定規をイメージしてみてください。

定規を思いっきりしならせて、そこから手を離すと、とてつもないスピードが出ます。

それを自分の体を使って行うような感覚です。

もし、定規がガチガチでしたら、しならせるようにした時点で、すでに【ボキッ】と定規は折れてしまいます。

そのようにならないように、体を柔らかく、最初は力を入れず、力を入れる瞬間のみ、0から100の力の入れ方をマスターするように、練習していきます。

②地面からの力を大事に意識する。

足が地面にしっかりとかみ合っているから、腰を回転させることができます。

何度もブログに書いてきたことなんですが、もし、地面が凍りのスケートリンクのように【ツルツル】でしたら、自分よりも頑強な相手を倒すような突きを出すことはできません。

なので、しっかりと地面を足で噛み付くように、構えることが大事です。

③腰の回転【キレ】をしっかり使う。

腰の回転【キレ】をしっかり使います。

腰の回転は、引き手をしている突き手と、腰の回転の初動(動き始め)が一体化(同時)してはいけません。

それは、【相撲】のような体の使い方となり、空手の腰の使い方とは、違うものになります。

腰の回転と、上半身の回転を一致させてしまうと、腰はどうしても、とてつもなく重たい上半身をいちいち、一緒に持ち上げるように回転させることになりますので、スピードもキレもでません。

 

④引き手をしっかりとる。

前回の記事でも、何度も書いてきたんですが。

引き手と、突き手のスピードは作用・反作用の関係にあります。

突き手が早ければ、引き手が早い。

引き手が早ければ、突き手が早い。

そのような相互関係があります。

なので、しっかりとスピードのあるキレのある、引き手を目指して練習を積み重ねましょう。

 

⑤背骨を立てる。

地面からの力を、腰の回転力から、肩甲骨へ、肩甲骨から肘、手首、拳へと力をスムーズに伝えるには、背骨が普段生活する時のように、自然なS字カーブを描いていては、いけません。

形などで、しっかりと技を決める際には、背骨までしっかりと立てて、地面からの威力を100%、拳まで伝えてあげることが大切です。

全空連の自由組手などでは、これをやってはいけません。現行している自由組手では、非常にスピーディな体の動きが必要ですので、背骨は、自然なS字カーブを保っているほうが動きやすく、背骨や神経を痛めることがあるからです。

自然にクッションの効いた【S字カーブ】状態の背骨にも、たくさん良い利点がありますので、色々工夫が必要です。

たとえば、走る時などですね。

 

⑥突き終わっている時には、腰は【正面向き】に戻ってないといけない。

突きが終わっている時に、腰や上半身が【半身】の状態になっていると、だめです。

半身の状態でも、有効な点もあります。

半身の状態で突き終わることによって、続いて突く二つ目の突きが、半身から半身、とゆう思い切り上半身を使うことができるからです。

ですが、空手では、基本的には【一撃必倒】の理念や、もしも、相手が倒れなかった場合、即座に突く、以外にも、相手がもう攻撃を繰り出してきている可能性もあるわけですし、相手が一人とは限りません。なので。

【正面向き】に戻る必要があります。

なぜ、正面向きになるのか?

これはわたくしも、まだまだ研究の途中ではありますが。

正面向きは、

【どんなことでもできる】。

どんな攻撃にも対応できる。

即座に防御でき、即座に攻撃できる。

即座に足を反転させ、体捌きをし、攻撃を捌ける。

即座に足を反転させ、後ろ、側面からの第二・第三の相手からの攻撃に対応できる。

とゆうことです。

車の運転で言いますと、どんなにゆっくりでも、一速に入れたままで、いきなりバックに入れるよりも、【ニュートラル】に入れておくほうが、より即座に動ける。

とゆうと、なんだか、ちょっと、違うかな、とも思いますが。

もっとも自然で、動きやすい状態が、

【正面構え】であり、常にその状態に戻る必要がある、とわたしは考えております。

正面向きをキープしないことの危険性は、NHKを普段つけて、【相撲の中継】を見ればすぐにわかります。

相撲でお互いに向かい合う際に、【横向きや、斜め向き】の人はいないし。

実際に当たる際にも【横向き・斜め向き】で当たる人はいません。

それはなぜか?

なんのかんのと言っても、【正面向き】こそが一番強く、安定しているから。

とゆう証明ではないでしょうか。

 

では、今回、初めて動画なども公開してみましたが、いかがでしたでしょうか。

あまり、人様に顔をどんどん出していくタイプではないものですので、グラサンマスクマンとゆう形での、登場でしたが、何点か動画を取りましたので、また、グラサンマスクか、はたまた、なにか違う格好での登場となると思いますが、よろしくお願いいたします。

では、今回、このあたりで失礼いたします<(_ _)>押忍!!

【空手】全日本空手道連盟【都道府県レベル】小学生の部で入賞を狙ってみる!【連載①】

こんにちは、こんばんは、せもっちです(`・ω・´)ノ

 

あまり、武術的なとゆうか、武道的な、とゆうか、そうゆうあまり直接、全空連の大会の成績と直結してないような内容のものなどは、あまり注目されないようですので(゚д゚; )ナヌゥ!!

今回は、

全日本空手道連盟】小学生の部【都道府県レベル】の大会で入賞を狙う!!

でいこうと思いますъ(`・ω・´)!!!

 

わたくし、あまり、全空連の組み手のほうは自信がないものですので、のほうで書かせて頂きます<(_ _)>

 

まず【形】を上手にするためには、どうしたら良いのか?

そのためには、【基本移動稽古】が、しっかりとできてないと、まずはお話にすらなりません。

全空連以外にも、極真さんなどの道場でもそうですが、どこの道場でも、基本移動稽古はみっちりやります。

【基本移動稽古】には、上半身の技を、下半身の【移動】とゆう要素と、融合、組み合わせて、さらに上半身から出される技などを、より【力強く・スピーディー】に行えるようになる要素が満載です。

※以下【基本移動稽古】→【基本移動】がしっかりできる人は、ただその場で突くよりも、強く突けるし、強く蹴れるし、強く受けれます。

下半身の移動するスピードが上乗せされるから?

とゆうのも、少しだけありますが、足を高速で移動することによって、足だけではなく、腰(骨盤)が高速で回転します。

骨盤が高速で回転する、とゆうことは、骨盤に乗っている上半身が、背骨のようないわゆる【軸・体軸】といわれる軸が、より高速で回転することになります。

その高速な軸の回転力を、そのままうまく、技に乗せるわけです。

そうすることによって、あらゆる【突き・受け・蹴り】技を、より強く・スピーディに繰り出すことができるわけです。

移動する際に、ただ足を高速で進ませてはダメです。

特に初期のころは、しっかりと地面(床)を踏みつけるように、力強く踏み込まないと、いつまでたっても、足の推進力と腰(骨盤・体軸)の連動が、できません。

足の踏み込みと、腰・体軸の連携ができないと、

【足の移動は早いのに、なんだか受けやら突きやらの、タイミングが合ってない】

【足は速いのに、突き・受けは遅い】

【足は力強いのに、突き・受けは弱い】

とゆうようなことが起こってきます。

 

しっかり連動ができていれば、足の移動が早い選手、とゆうのは、正直にわたしが思うところ、貴重な存在です。

足の移動とゆうのは、非常に難しく、まず【踵(かかと)】が上がったらダメ、とゆう要素があります。

そして、腰・頭などの全体的な【高さ】が一定でなければダメ。

移動のたびに、腰・頭の高さが変わっていると【よっこらしょ】感が出てしまいます。

わかりやすく言葉で説明しますと、移動の技も、全て【1】の動作で行わないといけません。

ですが、頭・腰の高さがかわり【よっこらしょ】の移動・突き(受け)技、をやっていて、いつまでも、何年たってもやっている人は、どうしているかと言いますと。

【よっ(1)・こら(2)・しょ!(3)】

の、3挙動になっています。

この、一つの技を3挙動である【よっこらしょ(1・2・3)】でやっている人は、あらゆる全ての技を【よっこらしょ】でやってしまいます。

まずは、この【よっこらしょ】を消す作業が必要です。

 

  ・【よっ(1)こら(2)しょ(3)】を消す・直す!!・

まず、手技を見てみましょう。

前屈立ちになってみましょう。

そして、左足が前の右前屈立ちを作り、左手を中段突きの位置に、これから突く【右手】をしっかりと握って、突く準備をします。

         ・実際の突き方・

では、前屈立ちで、右逆突きをします。

どうでしょうか?

【よっこらしょ】の【よ】で突けてますでしょうか?

【よっ】ではダメです。

よっで突いているくらいのスピードでは、全空連の全少予選である、都道府県レベルの大会での入賞は無理です。

【よっ】の突きになっている人は、気をつけてみるべき箇所が、たくさんあります。

 

・【よっ】などのモーションのある突きの人の特徴・

①ガチガチに力が入っている。

②腰をまったく使っていない。

③引き手をうまく使えてない。

④拳をガッチガチに握っている。

⑤足腰に力が入ってなく、ぷらぷら~としている。

⑥腹に力が入ってなく、ぷらぷら~としている。

⑦肩が上がっている。

⑧脇が開いている。

⑨肘が開いている。

 

まず、①ですが、ガッチガチに最初から力が入っていては、スピードは出ません。

空手は特に全空連は【0から100】と言われているように、まったく力が入ってない、リラックスした脱力した状態【0】から、一気に爆発的に【100】の力・スピードを出すことで、あらゆる技を繰り出します。

これが、最初からガチガチの最悪【100から100】のような技の出し方では、力は出るかもしれませんが、【スピード】はまるで出ません。

難しいレベルの言葉ですが空手には【ムチミ(鞭身)】と言われるからだの使い方があります、体を鞭のように、しなるように使うことです。

最終的には【形選手】は、これを極めるように練習していくことになります。

ですので、ガッチガチに最初から力が入っているようでは、とても、都道府県レベルの大会で勝ちあがっていくことは、できません。

 

②の腰を使えていない。

ですが、これは、むしろ道場ではやたらと「腰を入れろ」と言いすぎている部分もあるのではないかな、と思うこともあります。

腰は、あまりダイナミックに振らなくていいと思います。

軸足からの力を使って、引き手にあわせて、タイミングよく腰をほんの少し切ってやるだけで、とてつもないスピードと、技の強さが出ます。

それを、やたらとダイナミックに腰を振り回すと、だめになってしまいますので、気をつけたいですね。

大きく腰を切るよりも、ほんの5センチでも、鋭く一瞬のキレを出して、腰を切ることが大切です。

そして、腰を切る際に、まだ手を動かしてはダメです。

腰を切るのと同時に、突き手を動かしてしまうことは、結局は、腰の回転を何一つ使えてなく、ただ、突きを出す時に、腰もなんだか前に出してみましょう。

とゆうことになってしまいます。

じっさい、そうゆう少年の子供らはよく見かけます。

しっかり瞬時に、一瞬で腰を切ってから、その腰を切りきった時のスピードや爆発力を使って、初めて腰にあてている突き手を、腰から離し、突きを打ちます。

 

③の引き手をうまく使えてない。

引き手なしで、腰を切ろうと思っても、無理です!

もちろん、突かないなら腰を切ることはできます。練習などで行う分には良いと思います。

ですが、腰を切る爆発力を使って、突きたいなら、引き手を強く引くことが絶対に必要不可欠です。

腰や体軸は、木で言えば、幹です。

突き手などの手は、木で言うと、枝です。

どんなに強靭なる腕をもってしても、胴体よりも腕が重たい、なんて人はこの世にいません。

突き・受け・蹴りなどの技は、全てが【体重の発射】です。

なので、まずはどんなに腕に筋肉がたくさんついていても、体幹【胴体】の重さには、かなわない、胴体の重さを使った技のほうがどう頑張っても、重たい腕を振り回すよりも、強いし早い、とゆうことを理解しないと、武術的な空手的な突き方は、理解できません。

ただ、前のめりになって、拳に体重を乗せながら打つような、フルコン空手などでよく見られるような突き方では、形の大会では、勝つことはできません。

 

で、体軸が【幹】、腕が【枝】とゆうことを理解した上で。

腰の回転を【幹】そのものの回転。

つまり、巨大な【大木】巨大な木が、中心からゴワーっと回転しました、とゆうことですね。

それと比べて、腕だけでの突き、とゆうものは、巨大な大木の、【幹】の部分がなにも動かないで、そのへんにたくさん生えているほかの【木】よりも、太く自慢の、【枝】を必死に振り回している状態です。

どんなに立派な腕をしていても、【枝】だけの回転力などの攻撃が、巨大な【木そのものの幹】の回転力に、敵うはずがないことは、すぐにわかると思います。

 

なので、まずは【幹】である【体軸・腰】をしっかりと回転させます。

そして、枝である【手】は【木そのもののについている枝】です。

手は枝です。

なので、枝は、一つ一つ、別の動きはできません。

木に生えている枝は、一つ一つ、別の動きができないのです。

なので、右手で突く場合、必ず、反対のほうの枝である、左手の引き手が必要なのです。

 

歩いてみてください。

まず、右足から歩いてみましょう。

するとどうでしょうか!

左手が、かってに出たと思います。

次に、二歩目、左足を出す時、かってに右手が前に出て、左手は後ろに下がったと思います。

これを繰り返すと、後ろに引いたほうの手が

【引き手】であり。

前に出たほうの手が

【突き手】。

とゆうことになります。

これが、前屈移動による逆突きの原理です。

今度は、早く歩いてみてください。

足が速くなりますと、右手・左手の前後するスピードも、かってに、自動的に上がりました。

今度は、走ってみます。

どうでしょう。

かってに、足にあわせて、右手と左手も、同時にものすごい速さで、ものすごく力強く、前後に移動しています。

これが、基本移動・形などで、

【足が遅い人は、手も遅い。手が遅い人は、足も遅い】

とゆう状態になります。

 

むしろ、歩いたり、走ったりしている人に、右手と左手、手と足の動きを、まったく関連なく動かすほうが、よほど難しいと思います。

これを、空手では、基本や形での動作に、利用します。

【引き手】は走っている時に、後ろに引くほうの手。

【突き手】は、走っている時に、前に出るほうの手。

このように、引き手のスピードと、突き手のスピードは比例関係にあり、引き手が早ければ突きも早く、突きが早ければ、引き手も早い。

とゆうことがいえます。

関係のないお話を少ししますが、じつは、ボクシングなどの格闘技にも、立派に引き手は存在します。

ボクシングでは、両手を顔の前に構えますが、じつは、突きを打つ時には、顔を守っているほうの手は、しろうと目には、まったく動いてないように見えますが、じつはしっかりと、全力で【グッ!】と締めています。

そして、ワンツーなどの攻撃の際にも、ワンを突く際、片方の手は顔の前にありますが、しっかりと脇をしめて、力を入れて、引き手と同じような力の出し方をしています。

そして、続くツー(ワンツーの二つ目の攻撃)ですが、これはもう、完全にワンを突いた手を、顔に戻す動作の際、ガッチリと脇と肘をしめ、突き手と入れ替えるように、顔にワンを戻しながら、ツーを突きます。

これはもう、空手のように

【腰に手を引くのか?顔に引くのか?】

だけの違いであり、突き手の反対側の手の使い方は、あらゆる打撃系格闘技で、じつはまったく同じ、とゆうことがいえます。

ボクシングでは、引き手をしない??

そんなことはありません。

むしろ、引き手を顔の前にとっているだけで、ガッチリと、ものすごい力とスピードで、引き手をしています。

引き手の強さ・スピードこそが、突きの強さ・スピードになるからです。

 

そのように、引き手が、いかに重要であるか、おわかりいただけると思います。

 

ちょっと、長くなりましたので、今回もちょっと、

連載①

とゆう形にしようと思います<(_ _)>

 

しっかりと理解しつつ、練習に励むことで、必ず都道府県レベルの大会で入賞できると思います。

わたしの子供らも、道場の日以外にも、わたくしと合わせて週5~6回練習していましたが、形の部(全空連)の都道府県レベルの大会で、メダルを頂くことができました。

 

では、連載、第②回へ続きます<(_ _)>押忍!

 

【空手】全空連の技【手刀受け】と外受けの実戦的な隠された用法!

こんにちは、こんばんは(^_^)

 

今回は、全空連に見られる【手刀受け】について、考えてみようと思います。

空手を習いたてのころ、まずは【上げ受け】を習ったと思います。

次に【外・内受け】を、そして、【下段払い】を習ったと思います。

この一連の、相手の攻撃に対して、

①上方向に受け流す【上げ受け】

②内側に受け流す【外受け】

③外側に受け流す【内受け】

④蹴りや下突きなど下腹への攻撃を、外側に受け流す【下段払い】

この四つを全て習得しますと、上下左右の方向に対する受けが習得できるわけです。

 

が、五つ目の受け技として、必ず習得しなければならないのが

⑤【手刀受け】です。

これは、受けの方向性としては、【内受け】に近いといえます。

内受けとの違いとしては、基本的にたち方が【後屈立ち】であること。

内受けが、脇の下に構えてから受けるのに対して、手刀受けは、顔の横(耳のあたり)まで、手を開手(手を開く)の状態で引き寄せ、中段への攻撃を、外側へと払うとゆうものです。

中段への攻撃を、外側へと払う、とゆう意味合いでは、内受けを手刀に変えたようなものでもあると思います。

 

全空連における、この【手刀受け】ですが。

どうしても、子供らの動きなんかを見ていると思うんですが、顔の横へ受け手をもってくる動作が、小さいんですね。

とくに、我々のように松濤観のものは、動作が大きくないといけませんので、鎖骨あたりまでで、寄せ手が止まってしまっていると、どうしても、手刀受けとゆう技が、小さくなってしまいます。

なので、手刀受けは、しっかりと、顔の真横、耳の横部分まで引き寄せて、それからしっかりと肘も使って、大きく受けるようにしないといけません。

手刀受けは、手刀(てがたな)、と書きますので、どうしても手の横部分で受けなければならない、とゆうような意識が働くためか

ピラッ

と、手の平をまるで、踊りのように

ピラッ

と受ける人がよくおりますが、そんな、手首のスナップだけの技では、受けることも、攻撃することも、できないよ。と思ったりしています。

しっかりと手首を固めて、前腕全体を使って、肘を大きくななめ下方向に、たたきつけるように受けないといけません。

 

手刀受けを素早く行う秘訣は、いろいろあると思いますが。

まず、顔の横への寄せ手、これがノロ~っとしている人がいます。

この受けの前段階の、寄せ手がノロ~っとしている人は、形などでも全てのあらゆる技の動作においての寄せ手が、ノロ~っしています。

空手は、1にも2にもスピードがなにより大切なので、寄せ手も技の一つなんだ。

としっかり意識して、スピードをつけて練習して頂きたいです。

 

寄せ手もそうですが、寄せ手の反対側の手ですが、つまり、【けん制】といわれるほうの手ですが、この手も、しっかりと受ける方向に向けて伸ばし、かつ、スピードがあり、伸ばした瞬間にダラーンとせずに、しっかりとキメる必要があります。

この【けん制】の手が、しっかりとせずに、ダラーンとしている人がよくおりますが、非常に見た目が良くないですね。

 

けん制している方向に、動作するわけですので、しっかりと【目付け】も行わないといけません。

次に動作する方向を、しっかりと見る、相手がいることを想定しての形ですので、まず見ないことには、どうにもなりません。

 

手刀受けでは、寄せ手を顔のあたりまで持ち上げる必要がありますが、この際に、手を持ち上げることになりますので、どうしても、肩が上がってしまいやすいので、肩が上がらないように気をつけたいですね。

肩が上がってしまうと、足や腰からの連動する力が、肩甲骨が上がるので、独立してしまい、伝わりません。

足が全身する力やスピード、足を90度踏み変えた時に同時に回転する、腰が回転する力、腰が回転すると、背骨が回転する、その回転する力やスピードを、ころさないためには、肩を上げないように日々練習する必要があります。

肩が上がってしまうと、我々アジア系の武道・武術であるからだの使い方ではなく、西洋風の、肩まわりの回転力で攻撃することになりますので、本来の空手とは、違うからだの使い方で練習をしていくことになってしまいます。

 

ボクシングなどは【肩周り】の筋力を十分に出して、威力・力・スピードを出していく【上半身重心(ハイコア)】の格闘技であり。

空手は【足・腰】を使った、地面からの作用・反作用を使った【下半身重心(ローコア)】の格闘技術です。

どちらがより強いのか?

とゆうことは、永遠に誰にもわかりません。

空手もボクシングも、柔道もレリスングも、どれが最強なのかとなりますと、その時、その年代における最強の人は、いつでも違うわけで、その時最強の人同士を戦わせれば、わかるんじゃないか?

とゆうのも、また間違っているように思います。

どの格闘技が最強なのか?立ち技なのか、寝技なのか、関節なのか、それはもう遥か太古のコロシアムの時代からのテーマだそうなので、わたくしの個人的な意見としては、【徹底的に本当に人生の全てをつぎ込んで、日々毎日の練習に、命をかけて、鍛錬した人は、強いだろうね】とゆうところです。

 

とゆうことで、空手は、特に形においては【低重心(ローコア)】で行う必要があります。

【手刀受け】とゆう技も、もともとは形のなかにあった動作を、切り抜いたものです。

今、現行している、あらゆる【基本移動稽古】に使われている技は、基本的にはほぼ全ての技が、【形】から取られています。

形でもっとも良く使われる動作を、まずは【その場基本】練習で習得し、次にその場基本練習で習得した技を、動きながらやってみよう。

とゆうのが【移動基本稽古】なわけです。

その次に、ようやく形に入るわけですが、基本の練習の時点で、形でよく使われる、上げ受け・手刀受け・打ちうけ・下段払い、などは、もう習得していますので、あとは足の動作を覚えれば、すぐにできるような練習形態になっているわけです。

 

上記の受けのなかに、外受けがありませんが。

なにしろ、形とゆうものは100以上もの種類があるそうなので、なんともいえませんが、形のなかに【外受け】の動作が出てくるものは、あまりないように思います。

もっともよく登場するのが、上げ受け・手刀受け・下段払い、そして内受け、です。

 

僕個人の考えとしましては、外から内側への動作、とゆうものは、いったん手を体から外側に離してしまうわけですので、あまりにも危険ではあると思います。

外受け、とゆう形態ではない外側からの受け、外側から内側への打ち、とゆうものは、あって良いと思います。

外受けの動作をコンパクトにして、手を開いて受ければ、いつもの組み手に使う基本的なサバキ技になります。

うーむ。なにか、あっただろうか・・・外から・・・体の中心部分へ腕をもってくるような動作の形の動きとゆうものが・・・。

わたくしは、外受けは、【受け】とゆう概念から離せば、非常に使える、すぐれた武術的な、本来の空手的な技として、優秀であると思っています。

 

一つの使い方として、外受けの攻撃的な使い方として、攻撃してきた相手の手をつかんで、外側から相手の伸びた腕の、外側から外受けを叩きつけて、相手の肘を折る。

とゆう、まあ、カッコイイですけれども、なかなか、簡単にはできないと思われます。

もちろん、達人でしたら、簡単でしょうけども。

これはもう、上げ受けで相手の肘を折る、とゆうのとほぼほぼ同じ概念であり、いずれにせよ、難しいといえると思います。

 

  ・手刀受け・外受けの隠された用法・

 

わたしの現在の考え方ですと、こうです。

けん制は、もちろん【受け】です。

体捌きと並行して、相手の攻撃を、流すように受けるのが理想です。

けん制で受けます。

普通に手の平を開いて自由に受ければよいのです。

相手の本気度を見るのも必要です。

ボクシングなどをかじっていて、ジャブのような真似事をしてくる可能性もあります。

ですが、人間、本当に、人間をぶん殴るほどに激怒していたら、ジャブなどしません。

引き手もしませんね。

基本的に、本能的に、手をぶん回しますよね。

それを、捌きます。

両手で捌くようにする、のが理想です。

※受け手と、もう片方の手は【そえ手】のような状態です。

体捌きと並行して、受けます。

開手で自由に受けますね。

そして、できたら相手の腕をつかんで制圧したいですが、なかなかできません。

どうするか?

すぐにつかまずに、相手の拳がトップスピードの時に掴(つか)もうとしない。

受け流して、そこから30センチも拳が進めば、もう威力はありません。

そのあたりで、ある程度、相手の腕に手を乗せている程度でも良いし、つかんでしまっても良いと思います。※引っ掛ける程度でも良いです。

そこで、ある程度、腕や服や袖をひっぱるでもするとさらに良いですが。

その以前に相手の重心はある程度、崩れているので、相手の肩口などに、相手の攻撃してきた腕と重心を制圧している状態で、

例:相手の右パンチに対して。右手で、外側に、体捌き(右足を引く)して捌いた。

捌いたあと、捌いた手で、相手の腕を流しつつ重心を制した。 

その場合。

左手での【外受け】を相手の背中側の【肩口】に、一歩、前屈立ちで進みながら、乗せます。

前足は、相手の前に、外受けは、相手の背中側からです。

受けた手は、そのまま引き手になり、相手を制する手が、外受けになります。

 

攻撃を捌いた時に、相手の腹側になった場合ですが、どうしましょうか?

これも同じです。

例:相手の右パンチを、正面向きで左手で、外側に避けた。

 

同じく、前に一歩進み、今度は相手の【胸】のあたりに【外受け】を乗せてやります。

この時、外受けなどを乗せる方と、反対側に、自分の前足を入れてやる必要があります。

※そのためにも、前屈立ちである必要があります。

腕を制圧され、重心も崩している相手は、こちらの前足が邪魔になり、簡単に倒れます。

しっかりと、重心ののった、いい前屈立ちを作ると理想的です。

 

そして、相手の攻撃を捌いたあとに、上記と同じ動作で、外受けを相手にいれにくい場合があります。

相手がすでに倒れかかっている、前のめっている、などです。

この場合、前のめっている相手に、わざわざ前から後ろに起こしてやる必要はありません。

つまり・・・

おわかりでしょうか??

 

 

あれです!

 

 

そうです!!!

 

 

ここで、【手刀受け】です!

 

相手の攻撃してきた腕を捌き、腕と重心を制圧したあと、相手が前のめりになっている、倒れかかるような状態になっている場合。

そのまま外受けをして、相手を起こしてやる必要はなく、自分の手を、自分の顔の横に持ってきて、そのまま相手の背中に乗せてやれば良いのです。

たち方は、前屈立ちです。

手刀受けは、後屈立ちでないとダメなんだ!

とゆうように考えてますと、どうしても理解が進みません。

 

受け捌く際には、相手の拳が、トップスピードの時に、【掴(つか)もう】としても、無理です(達人除く)ので、失速する瞬間を捉える練習が必要です。

 

ここで、実際にやってみるとわかるのですが。

片手で受けてしまった場合、結局は反対の手で、パンチをする以外、あまり方法がないんですね。

なので、両手で受けるか、もしくは反対の手を【そえ手】します。

受け手のすぐ近くに、反対の【そえ手】があると、攻撃を受けた場合のポジションが良くなかった場合。

相手の、右のパンチを左手だけで捌いてしまった。

これはもう、右のパンチとか、蹴りなどの攻撃しかないですが。

【そえ手】があると・・・・

 

うーーーむ・・・・

 

書いても・・・・

 

良いのかこれ・・・・

 

 

いやいや・・・・

 

 

ダメでしょ・・・書かなきゃ・・・

 

 

日本の空手バンザーイ!!

 

書きます。

 

【そえ手】ですが、これは、【受け手】にて捌いた相手の攻撃に対して、ポジションが悪い、理想的でない場合。

例1:

相手が、右のパンチをしてきた。

こちらは、左手で内側に受け、かつ、右手で添えるようにして、しっかりと受け、捌いた。

止めるようにせず、体捌きし(右足を引いた)、相手の重心と、腕を制した。

この時の状態では、前手で受けているので、前手で相手を制しているので、前手は使えない。

ので、

そえ手している右手に、相手の腕を、持ち替えます。

左手で受け、瞬時に、相手の腕を右手で制する状態に切り替えます。

ここで、【けん制】と言われるほうの手で60%受け、さらに反対の手で受け替える【本来の受け技】ことによって、一瞬両手で受けることにもなり、100%しっかり受けられます。

 

     ・受け替えの仕方・

①受けやすいほうの手で受ける(反対の手も近くへ)。

②さらに反対の手も使って、一瞬両手で受ける形になる。

③そのまま、反対の手に受け替える。

 

そうすると、左手は自由になります。

あとは、一歩前に出て、相手の肩口・背中などに【外受けなど】です。

 

      ・手刀受けの場合・

手刀受けの場合ですが、手の形ですが、手刀でなくて大丈夫です。

むしろ、手刀受けの動作を考えてみてほしいのですが。

中段に添えている手は、相手の腕かなにかを引っ張っている。

そして、受け手の【手刀】は、手刀とゆうよりも、

何かを抑えているように、見えませんでしょうか。

この手刀受けの、手刀の手は、相手の重心を制し、相手を上から抑えているように、わたしは思います。

なので、実際に用いる場合には、手のひらや、腕全体で、相手を上から押さえつけるようにすると、良いと思います。

全ての技が、手先だけで行う技はなく、指先から前腕全体を使うものだと考えられます。 

 

わたくし個人の考えではありますが、つまり、

【けん制→受け】

の動作とゆうものは、受けからの、持ち替え(受け替え)。

の要素が含まれているのではないかな、と考えています。

たいていの形の動作において、けん制から受けに繋げる動作は、瞬時に行います。

受けたあとのポジションが理想的であるなら、受け手の、受け替えは必要ないが、理想的でないなら、受け手の受け替えをすれば良い。

 

受け替えをせずとも、相手の重心を崩すための前足を、相手の前に入れるのか、後ろ側に入れるのか、でも違ってきます。

左手で受けた場合に、右足を前に進み、右手を使って行う方法もあります。

 

・空手とゆうものは、本来、形しかなかった。

・形のなかに、必ず出てくる、受けの前の【けん制】と言われる動作。

・けん制から、受けの動作は、瞬間的に。

・どんな受け技にも、必ずけん制がある。

 

けん制こそが、受けである。

そう言えるのではないでしょうか。

まだまだ、形のなかには、秘密が隠されております。

いろいろ考えてみますと、おもしろく、空手の奥深さがわかりますが、道場などで、隠された空手のお話をすることは、おすすめしません。

ごうに入らば郷に従え、とゆう言葉もあります。

隠された空手の用法は、現行の競技空手のなかでは、必要のないものだからです。 

 

では、今回。このあたりで、失礼いたします<(_ _)>押忍っ!

 

空手【1意識以下の攻撃】①相手に気づかれずに攻撃するには?

 こんにちは、こんばんは、せもっちです(・ω・´)ノ

 

空手において、先制攻撃をするためには、どうしたらよいのか?

いろいろな答えがあると思います。

まず良く言われる、

①後の先

いわゆるカウンター攻撃。

攻撃してきた相手のさらに先を読むことで、攻撃をかわしつつ、攻撃を入れる方法です、これは基本的にどうしても避けることは、できません。なので、成功すれば、確実に先制攻撃ができる、とも言えます。

②先の先

相手の攻撃する瞬間を読んで、相手よりも先に攻撃を打ち込むこと。

相手の動きを読み、相手よりもさらにすばやく攻撃を行うことです。

かなりのスピードが必要になってきます。

組手なれする必要もあると思います。

 

ほかにも対の先など、いろいろとあるようですが、空手の基本となるのはこの二つだと思います。

①の後の先は、初心者のうちから組み手練習をするようになれば、自然とどちらの道場などでも練習すると思います。

伝統派空手でいえば、相手の上段刻み突きに対しての、中段逆突き、などです。

相手が上段への突きを出してきて、それに対して、前の手で捌くと同時に、反対の手で相手の中段への攻撃を入れることで、カウンター攻撃を取る技です。

全空連では、わりとポイントになりやすい技だと思います。

上段突きのように、顔や頭を振ることで、かわしにくいので、うまく相手の攻撃を捌いて、低めに中に入ることができれば、わりと入るのではないかと思います。

 

②の先の先は、相手の動きを常に見ている必要があります。

相手の小さい挙動に反応し、先に攻撃を加えるわけですが、相手もフェイントなども使ってきますので、まだ間合いに入っていない状態などで、相手のフェイントで、中途半端に突っ込んでしまうと、やられちゃうわけです。

 

このように、必ず、

【先】

とゆう言葉が使われます、先に攻撃を仕掛けたほうが、いわゆる【先】になります。

それでは、【先】をすると負けてしまうのか?

といいますと、実はそうではないわけです。

こちらから、まったく攻撃をせずに、カウンターばかりを待っていると、【指導】が付いてしまうことにもなりますし、相手にも「こいつは、カウンターばかり狙っているな」と読まれてしまいます。

読まれてしまうと、相手はどんどんフェイントをかけてきます。

カウンターを仕掛けることのみが得意技である場合、カウンター攻撃が中心であり、待ちのスタイルであることがバレてしまうと、念入りな【フェイント】を行ってきますので、簡単にはカウンターは決まらなくなるわけです。

 

では、ここらでようやく本題ですが。

    ・気づかれずに攻撃するには?①・

とゆうことになるわけですが、そんなことができるなら、誰でも最強になれるだろう?

まさに、その通りです。

相手にこちらの攻撃が、まったく気づかれることなく、一方的に攻撃できるとしたら、これはもう最強であり、無敵です。

では、こんなことが可能なのか?

とゆうことですが。

現在のわたしの技術や気づきのレベルで言える範囲内のことですが。

【間合いや、タイミング次第では可能】

とゆうことです。

間合いについて言いますと、どんなに【ノーモーション(モーションゼロ)】の攻撃であっても、全空連のように、遠間が基本になる組み手形式ですと、まず、どうしても

【間合いを詰めるモーション】

が、どうしても必要になります。

どんなに肩・肘・頭・目線・腰の上下・などなどいろいろな相手に気づかれるモーションとゆうものはありますが、それらに気をつけても、遠間でお互いに構えている場合には、相手にどんなに素早く近づいても、どんなに一瞬のスピードで間合いに入っても、間合いに入っていく、とゆうことそのものが【モーション】となってしまいます。

なので、どんなにとてつもないスピードをもった選手であっても、間合いを詰めるとゆうことそのものを【ゼロ】にすることは不可能なので、どうしても間合いを詰めることが【モーション】になってしまいます。

全空連の選手は、この、【間合いを詰める】とゆうことを徹底的に突き詰めるわけですが、本当にトップの選手であっても、

「今から上段突くから、交わしてみて」

となった場合、そんなにとてつもない技術のある人でなくても、かわすことは可能なわけです。

全空連ではどうしても相手から【2メートル以上】

※自分と相手の重心(中心軸)から、お互いに前手を出して、その前手同士がぶつかり合わない程度の、最も多く見られる間合い。

程度の間合いを取りますので、どんなにノーモーションを極めても、一瞬で間合いを詰めることを、何年も何十年もかけても、モーションを【ゼロ】にすることは、不可能です。

 

人間は早い人になりますと、100メートルを10秒以下で走るわけですので、それは1秒に換算しますと

【1秒=10メートル】進むわけです。

つまり、

【0.1秒=1メートル】です。

人間は、0.1秒あれば、1メートルもの距離を進むことができるわけです。

もちろん、走り出したすぐ直後にこのスピードになるわけではないですが、このくらいのスピードが可能なわけです。

【0.01秒=10センチ】です。

0.01秒に反応できる人間は、この世にはいません。

ですが、こちらが先に動作した場合、

0.01秒あれば、10センチ【拳】を移動できるわけです。理論的には。

0.05秒であれば、50センチ【拳】が移動。

これがもし、相手に手が届く距離だったら、どうでしょうか。

自然に、まったく敵意なくお互いに構えていた場合、スッと10~20センチも一歩足を踏み出して(0.1秒以下で可能)。

それとまったく同時に、まったくのノーモーションで【拳】を最速のスピードで移動(攻撃)させた場合。

およそ

【0.05秒】以内に相手の間合いに入り、それと同時進行で。

【0.05秒】以内に相手の顎(あご)を突き上げることが可能です。

 

そのようなスピードで【先】に攻撃された場合、捌く・かわす、ことは不可能です。

これはもう、どんな達人であっても、よけられません。

ですが、これは

【相手が目の前にいるようなケンカのような状態】

の場合の話であって、全空連の組み手試合などでは、間合いが遠いので、どうしても【先】をとった場合[2メートル前後]の間合いを詰める必要がありますので、やはり、モーションをゼロにすることはできないし。

相手が近づいてくる、とゆうことそのものが【モーション】ですので、上記にあるような【0.05秒】での攻撃など、まったく無理です。

なので、全空連では、モーションを消す動作の徹底的な練習以外にも、とてつもないスピードで相手の間合いに飛び込む練習が必要になります。

足腰は、重たい上半身を支えていますので、重たい上半身を、相手の間合いまで必死に運ぶ必要があります。

なので、足腰の走りこみによるスピードアップ以外にも、ウェイトなどの筋力そのものの増量も必要でしょう。

そのように、必死に必死につきつめても、間合いをゼロにするほどのスピードは、出すことはできません。

 

たとえば、とてつもないスピードの全空連の選手がいるとします。

誰もかなわないくらいに、幼少のころから、徹底的にスピードを突き詰めて、上り詰めたトップ選手のような方です。

        ・では、ここで実験をしましょう・

その選手の方に、素人(しろうと)の方々を集めて、1~2メートル離れたところに立ってもらいます。

①選手の方は、自由に構えます。

②素人の方は、一人ずつ、2メートル程度離れたところで、自由に構えます(ただ立ってもどんな構えでもOK)。

この二つの条件下で、選手の方に、【上段突き】を打ってもらいます。

条件として、この上段突きは、一度しか突けません。

当たったら、選手の勝ち。

交わしたら、素人の方の勝ち。

とします。

これ、どうでしょうか。

どう、思われますでしょうか??

 

わたしの考えですと、普段まったくスポーツをしていないような人などは、当たってしまうかもしれませんが、普段、野球やサッカー、テニスなどのスポーツでもしていれば、たいていの人は、かわしてしまうと思います。

これは、回数を増やせば増やすほど、かわす確率は上がります。

どんなに選手がモーションをつけずに攻撃していても、多少はどこか動いてしまうからです。

最初はギリギリ当たってしまっていた人も、

「あ!」

と思うタイミングがあると思います。

具体的には、肩の上下であったり、頭の上下であったり、ヒザの屈伸の動作であったり、目であったり、表情の変化であったりなど、いろいろあると思いますが、おそらく、なにかに気づきます。

もしかすると、そのなにか、は、説明できないかもしれません。

かわすことができた、素人の方に質問すれば、おそらく、

明確に「肩が動くのが見えた」「頭が上下した」など、明確な説明をする人もいると思います。

そして、他にも多数の方が「なんだか、肩が動いたような気がした」「目か顔付きのようなものが変わったような気がした」など、あいまいな意見だと思います。

さらに多数の方の意見として

「よくわからないけど、来ると思った」

これが、かなり多いんではないかな、とわたしは思います。

本当に一瞬の出来事なので、どこがどうなったから、かわしました。

とはなかなか、ならないはずです。

この本能的な部分ですが、確実に相手の動いてくる、自分になにかをしてくる。

とゆうものは、人間誰しもが持ち合わせているものです。

どんなにモーションを消したとしても【近づいてくる】とゆう要素があるわけですので、どんなに早くても、人がものすごいスピードで近づいてきたら、誰でもかわしますが。

 

では、ケンカや、間合いの近い格闘技での局面では、どうでしょうか。

そもそも、ケンカでは、2メートル以上も相手と離れていることは、ありません。

離れたとしても、後ろの相手に後頭部を地面に落ちていた【大きな石(レンガ含む)】かなにかで、頭を叩き割られて終わりでしょう。

 

近距離では、先ほども書きましたが、

【0.05秒】あれば、攻撃できます。

人間が反応するのに必要な時間は、陸上競技などで言われていることですが。

【0.1秒以上】と言われており通常はかなり反応が早い人でも【0.2秒】とゆうことです。

つまり、【0.2秒】とゆう時間が人間が反応するのに必要な時間です。

ただ、反応するためには、脳が反応し、それを神経を伝って、筋肉に命令し、的確に動かないとならないので、陸上での【ヨーイドン】のそれよりも、さらに時間が必要になると思われます。

 

わたしは、攻撃の際に相手がこちらの攻撃に気づくまでの時間を

【1意識】

といっています。

わたしが勝手に言っているだけですが、子供らに空手の攻撃について説明する時などは、この【1意識】とゆう言葉をよく使っています。

相手がこちらの攻撃に反応して、動作に入るタイミングが【1意識】です。

 

つまり、この【1意識】以下のスピードと、タイミングで動作しないと、相手にこちらの攻撃は、捌かれてしまうわけです。

こちらから、攻撃を行う際に、なによりも大切なこと。

それは

【1意識以下】

のタイミング・スピードで攻撃すること。

 

これが、空手においてスピードがなによりも大切であると言われる所以であり、もっとも必要なことだと思っています。

わたしにとっての空手の最も大切なことの一つがこれです。

相手の【1意識】以下のタイミングで攻撃すること。

 

1意識以下のタイミング・スピードで攻撃するためには、どうしたら良いでしょう?

 

それについて、熟知している方々は、あまりわたくしのこのブログを読んでも、意味はないと思います。

初心の方などで、わからない方には、ぜひまた読んでほしいな、と思います。

 

ちょっと、いささかばかり、長くなりましたので、今回はこのあたりで、失礼いたします。

ですが、もし良かったら、ここまで読んでくださったら、ちょっと、もう上にたくさん書いてはあるんですが、

「こうすればいいんじゃないか?」

とゆうように、自分なりに、少しまた、考えてみていただけますと、嬉しいです。

読んでくださっている方で、そのようなことは、もうわかっているよ。とゆう方も、再度また考えてくださると、嬉しいです、もしかすると、新しい気づきが、あるかもしれません。

わたしも、常に考えています。

いつもの行っている、その場練習ですが、それをやるたびに、考えています。

空手は、半分は頭でやるものだと思います。

考えないと、強くなれないし、上手くなれないと思います。

 

では、このあたりで、失礼いたします<(_ _)>でわでわ