こんにちは、こんばんは、みなさんは元祖拳法漫画【拳児】はご存じでしょうか。
このたび、元祖拳法漫画【拳児2】が発売となりましたので、さっそくお買いあげしましたので、感想などでも書いていこうと思います。
こちらですね、【拳児2】!
これはもう、嬉しすぎでしょうが(*´ω`*)!✨✨
なんのかんのともう、27年の時を超えてしまいましたかね(;´・ω・)💦
いつもの、【松田隆智】先生、作画のほうも、もちろん欠かせない【藤原芳秀】先生が描かれておりますね。
では、内容のほうに軽く触れていこうと思います。
さっそく、表紙のほうはこうですね。
27年前と同じ!!画面構成!
そして、拳児のあとにしっかりついている【2】!
早朝ランニングの最中の男性がふと、公園に目をやると。
なにやら、太極拳の練習をしている人が・・・!
【第1話・拳児再び】きたっ(。-`ω-)!!
いつもの早朝の拳法の練習を終えたのか、ふー、と息をつく拳児。
(。-`ω-)💦「拳児さん・・・イケすぎじゃないっすか!!」
そして、昔からの友人である太一君登場!
なにやら、悩みがある模様。
子供がどうやら、いじめのような目にあっていると言う・・・
これはもう、わかりますね。
わたしも、中学時代には毎時間、便所で不良集団に叩かれたものですからね(。-`ω-)ふ・・・
言えないですよ、親にはね。
家に帰宅する前は、親に心配かけないように、学生服についた不良の足跡を、しっかりはらってから、帰宅したものですよ・・・
そして・・・拳児さん
拳児「いつでもいいから拳太、俺のアパートによこせ」
(。-`ω-)!「拳児さんっ!!!✨✨」
まずは、幼馴染の友人の太一君の息子である【拳太】君にお話しを伺う拳児さん。
拳児「やんない」
拳児「まず自分で戦わないやつを、おじさんは助けたりしない」
そして、拳児が拳太に戦い方を指導。
パンチやキックは、初心者にはなかなか使いづらい、しかし、掴みならば誰でも本能的に簡単にできる・・・
そしてついに、拳太は不良をノックアウト・・・!!
しかし、なんとその不良の父親は【空手の道場】をやっていると言う・・・
空手の道場の跡取り息子であるので、うちの息子は絶対にケンカなどで負けることは許されない、またケンカをやらせろ!
と、すごんでくる父親。
(。-`ω-)「すごい顔だな、しかし。」
しかしまあ、顔が怖いってのも、ある意味一つの強さかもなあ・・・
まずもう、ケンカしたくないよなあ、この顔の人となぁ・・・(;´・ω・)💦
息子さんは関係ない、あなたのプライドの問題でしょう?
颯爽と拳児登場・・・
拳児「ふ・・・しってるかい・・・?顔の怖さと・・・強さはまったく関係ないんだぜ・・・?」って感じですね、拳児さん。
空手の道場をやっていると言う、不良少年の父親とのケンカ勃発・・・!!
次々とパンチを繰り出してくる、不良の父親!!!
しかし、拳児さん・・・
中国武術の神髄である【ワンインチパンチ(寸勁・暗勁とも言われる)】を出し、軽く吹き飛ばす!!
・高山先生登場!
(。-`ω-)空手の高山先生の道場ですね、さすが・・・立派な道場です!
高山先生「ますますお祖父さんの侠太郎さんに似てきたね」
数年ぶりか、10数年ぶりに、高山先生との組手をする拳児さん。
・高山先生について
高山先生は、現在【国際松濤館空手道】をされている先生が、モデルとなっておりまして、拳児(元祖)のほうで紹介されている高山先生のエピソードである
【手をケガ(骨折)していたので、蹴りだけで全日本大会で優勝した】
といったエピソードは、なんと本当のことだそうです。
高山先生は、実際のモデルになった先生さながら、技術的にも、精神的にも素晴らしい先生だと思っております。
第3話では、この拳児を描いておられる【藤原芳秀】先生特有の、なんとも言えない女性キャラクターの存在感が、多いに発揮され、彩(いろどり)がありますね。
この【大纏(だいてん)】と言われる八極拳の技は、元祖拳児でもよく出る技なんですけれども、このうら若い女子が華麗に行っているのを見ると、いろいろと思うものがありますね。
そして・・・
晶ちゃん登場!
さすがの美しさですね(。-`ω-)!!✨✨
晶ちゃんのお話しは、元祖では最初のほうの、拳児の子ども時代のお話しでよく登場しますが、父親が【テキ屋さん(ヤクザ)】のドンをされており、いろいろなお話しがありましたね。
拳児が台湾で八極拳に正式に入門する際に登場した【由美さん】は、現在パリで八卦掌の道場をされていると言う。
由美さんと言いますと、円状に何個か並べたレンガの上を、姿勢を崩さないで移動する練習と言う、八卦掌特有の鍛錬方法などを思い出しますな。
と、八極門の先生に問うと。
いろいろな武術を体に通すことで、得られることがたくさんある。
といったことを、今でもよく思い出しますね。
【武林是一家】
武術を学んでいるものは、みな同じ家族のようなものだ、仲良くしなくてはいけない。
といった、素晴らしい教訓を思い出します。
といったものではないのが、素晴らしいですね。
空手も強い、柔道も強い、合気道も強い。
そんな中の一つなんだよ。
といった教え。
それが素晴らしい。
一撃舎、といった実践向けの空手道場をされている先生。
若い頃は、自分の鍛錬に忙しく、弟子を取るといったことは考えてはいなかったと言う。
教えることは、教わることだ。
と言うだろう。
素晴らしい。
これ、よく子供らに言ってますね、わたしも、子供らに教えてる最中にいろいろなことが閃きますよ。
子供らにいろいろ言ってるうちに、自分でも知らなかったことに気付いたり。
忘れていたことを思い出したり。
教えることは、教わること。
まさに、そんな感じですな。
そういったことを考えるきっかけとして、また大好きなものですから、漫画のお話しなんですけれども(。-`ω-)💦
あだち充先生のラフ、と言う漫画ですけれども。
主人公の大和君は、水泳で全日本でどうしても優勝できなかった。
しかし、後輩に、正しいフォームを何度も繰り返し教えているうちに、知らず知らず、自分のフォームが基本に帰り、より正確なフォームとなり、ついに全日本大会で優勝する、といったお話しがあるんですけれども。
そういったことに、共通点を感じますね。
同じ、小学館だからか(。-`ω-)?💦
あまり関係ないかもしれませんけれども。
このシーンですね。
拳児がノートPCになにやら書き込んでいる時ですけれども。
カタカタ、と言う擬音のところにある本ですが。
この、【八極拳】と書かれた本ですけれども。
おわかり頂けますでしょうか。
こちらです。
こちらですが、おそらくは。
わたしも所有しているんですが。
こちらではないかな、と、思った次第ですね。
わたくしも、少し前からまた、中国武術熱が少し出てきたのか。
やってましたね。丁度。
八極小架など。
これを見て覚えましたので、かなり本物とは誤差があるとは思いますが。
この【張 世忠】先生が書かれておられる、八極拳では、さまざまな套路を紹介してくれております。空手で言う形です。
それの八極小架と言う、空手で言うところの平安形にあたるような套路だと思うんですが、やってますね。
これですね。
(。-`ω-)素晴らしい!
そして、こちら、張世忠先生の著書のほうになりますが。
大丈夫なのか・・・こんなのを掲載しても・・・(。-`ω-)💦💦
第三章【拳套編】
・八極小架
・八極長拳
大丈夫か・・・(。-`ω-)はあはあ・・・
まず、基本の構えにあたる姿勢ですね。
慈恩の最初に、拳を顎前に添えるようなところでしょうか。
【予備式】
と言われる形になります。
拳児2の作中では、このように描かれております。
このような感じになります。
予備式→屈腿抱拳(くったいほうけん)→虚歩双踏(きょほそうとう)→上歩頂肘(じょうほちょうちゅう)→双抱陰陽(そうほういんよう)。となっております。
拳児が右手の肘の表側に、左手の手のひらを当てている動作は、こちら。
馬歩打當推(まほだとうすい)、となっております。
中国武術(八極拳)の突きの特徴としては、空手とはまったく違う打ち方をするところに特徴がありますね。
最初の予備式から、両拳を右拳をやや前に、右拳側の手首に、左拳の手のひらをあてて、下から振り上げるようにして打ちますね。
なんと、空手や多くの打撃技のように、肘の屈曲と伸展がないんですねー・・・!!
そのようにして打ちますと、なんと。
めちゃ重たい打撃を打つことができますよ。
これはもう、八極拳の真似事でもしなければ、体感することはできませんでしたね。
会得、とまではいかないですけれども。
まあ、理解することと、体得することは、まったく別物、といったところでしょうかね(。-`ω-)💦
この、両肘をロックした状態で、すくい上げるように打つと、中国武術の打撃は、体当たりである。
といった意味がよくわかりますよ。
いささか、興に入ってしまい、お話しがそれましたね。
そんな感じで、八極拳も、楽しいと思います(。-`ω-)ノ✨
といったところですかね。
・まとめとして
このたび、拳児2が発行されて、非常に嬉しい気持ちですね(*´ω`*)!✨
拳児を読んで、最も変化したことは、空手においては、これですね。
【形】に興味を持てるようになったこと。です。
拳児を読んでいなかったら、おそらくは
(*´з`)「形だ~ぁ?」
みたいな感じで、形に意味を感じることがなかったと思います。
空手の形は、中国から伝わったものであり、中国武術と切っても切れない関係性があると、わたしは常々考えています。
そもそも、普段われわれが使っている漢字にしても、中国から伝わったものでありますので。
「空手は日本特有のものである」
といったことは、間違いないですが、まったく完全に中国武術とは切り離すことはできないのではないだろうか。
といった、そんなところです。
では、最後のほうでは、空手ブログとしてのまとめ、そんな感じで書きましたけれども。
拳児2をきっかけとして、元祖【拳児】のほうも興味を持って読んでいただけますと、空手の【形】を行う時に、「これも・・・元は中国武術だったんだよな・・・」とか「空手って、もともとは形(套路)が中国から伝わったものなんだよな・・・」とか、いろいろと考えることがあり、楽しくなると思います。
空手のブログなんですが、そのような中国武術のお話しや、拳児といった漫画作品をご紹介するのは、漫画の作中にありますように。
拳児が台湾で、劉月侠老子に言われますように、「いろいろな武術を学ぶことで、それが必ず自分のなかで生きてくる」。
そんなことが、わたしのなかにあるからです。
こんな年齢になっても、中学のころに読んだ拳児に書いてあることを、いつも思い出しているのですよ。わたしは。
といったように、拳児に対する熱い思いを語ったところで、失礼しますかな。
【拳児2】オススメです( `ー´)ノ!!✨✨でわでわ
こちらから、いかがですかな(。-`ω-)✨
こちらも、いかがですかな(。-`ω-)✨