こんにちは、こんばんは、せもっちです<(_ _)>押忍!
もうすっかり、世間様の空手界とは離れてしまい、自分の空手世界の追求を、むなしく追及しております。
空手界は昔から、【一人、一流派】と言われるように、どうしても先生によって、考え方、教え方が異なってきてしまいます。
わたしも、そのような経験がありますが、どうしてもその先生、先生によって、自分で積み重ねてきた考え方。
自分が積み重ねてきて、見つけた結論。
そういったものは、違ってきてしまいますので、どうしても仕方のないことだと、わたしは思っています。
A先生はこう言っていたのに、B先生はこういっていた。
そう言うことは、空手の世界ではどうしても起こってしまうと思いますが、それは、どうしても仕方のないことなのです。
A先生にとっては、それは間違いのない真実であり。
B先生にとっては、それは間違いのない、自分が積み重ねてきてつかんだ、結論なのです。
パンチの強い先生と、キックの強い先生とでも、おそらく指導の方法は異なってくると思います。
一つの道場にも、先生が一人とは限りません。
しかし、それは、その先生、先生によって、違う真実があり。
違う、自分がたどってきた空手道の結論に、どうしても差が生じてしまったことの結果であり。
どちらかの先生がより優れている、と言うことではないのだと、わたしは思います。
先生と生徒の相性もあると思います。
では、今回は、タイトルにありますように。
「フックの打ち方から学ぶ、ムチミ(鞭身)の練習!」です。
まず、こちらの先生の動画を見て頂くと嬉しい次第です。
最近、楽しくよく拝見させて頂いている動画、ファミリータイムさんからです。
こちらの先生の、フックの打ち方なんですが。
しっかりと、腰を入れてから、パンチを出しています。
手から打ってしまうと、いわゆる手打ち、と言われるパンチになってしまいます。
わたしは、伝統派空手においては、どうしてもやはり。
スピードや展開が大変に早いですので、手から先に撃つ方法が有効だと考えていましたが。
やはり、しっかりと効かせるといったことになりますと。
このように、実際に殴る蹴る、の世界で生きてきた先生の言うように、やはり、しっかり腰を入れてからパンチ。
なにをするにも、しっかりと腰を入れてから攻撃。
そうです。
形における。
ムチミ【鞭身】と同じ考え方であると、わたしは思います。
手から打つ方法にも、重たく、効かせる方法もあるようですが。
それは、空手や格闘技の世界にも、たくさんの技術があるわけですので、どれが最も優れているのか?
となりますと、それこそ千差万別の世界でありまして。
打撃と寝技と関節は、どれが一番強いのか?
といった、永遠にわかることのない問の一つだと思われます。
こちらの先生のように、腰をしっかり入れて打つような打ち方は、空手で言いますと、ムチミに近いのではないかと、わたしは思っています。
よく、腰を入れて突け!
と言われると思いますが。
よくある間違いが、腹筋で腰を回してしまうことです。
一生懸命に、腹筋で、まるで、ハワイアン【フラダンス】のように、クイックイッ、と腰を回してしまうことです。
腰を入れて突きを打つ。
と言うことは、ハワイアンダンスのように、腹の力で、腰をサッサッ、素早く簡単に、エクササイズのように、クイックイッ、とひねるものではない、と言うことです。
そこを間違ってしまうと、まるでしっかり腰を入れて突いているようでも、ただ、腹筋、正確には内・外腹斜筋などの腹筋群を使って、骨盤をただ、ただたんに、むなしく、ハワイアンダンスさながらに、回転させて、踊っているといった事態になっていることです。
それは、腰を入れて突いている。
と言うことにはならない、とわたしは考えています(個人的に)。
腰は、入れるものではなく、勝手に、自動的に入るものだと、最近のわたしは考えています。
と言うか、現在のわたしの、腰を入れる。
と言うことの解釈は。
腹筋などの上体を使っての、いわゆる【回転】ではなく。
地面と足の接するところから発される、股関節の力の発揮のことを、【腰を入れる】と言うことだと、わたしは考えています。
さらに、解説を書いてまいりますと。
地面と接する足の裏から、グイ、と力を加えます。
そこで、地面からの力はヒザまできます。
そこで、ヒザをしっかり伸ばしていきます。
それは、空手でよく言われるように、ヒザを伸ばせ!
の段階です。
そのヒザを伸ばしなさい。
の段階は。
ただ、ヒザ筋肉、ハムストリングス筋群などを使って、太ももの筋力を使ってヒザを伸ばすのは、あまり良くありません。
ヒザは、地面から来た力を、そのまま股関節に伝えるために、伸ばしていきます。
そのようにして、地面から来た力が股関節に来た時。
構えの後ろ側にあたる股関節は、前に押し出されます。
前足は、しっかりと固定させておきます。
前足などの前方向がフラフラしていると、野球のバッティングや、ボクシングでも言われるように、前足を【壁】にしておかないと、せっかくの地面からの力が、フラフラと抜けていってしまいます。
なので、前足はしっかりと閉めておきます。
そして、後ろ脚から来た地面からの力が、股関節までせりあがって来た時。
始めて、腰は入るのです。
腰は、腰で回してはダメです。
腰は、あくまで地面から来た力で、股関節が入ることで、自動的に、勝手に気づくと入っている状態になります。
・腰と突きの連動の違いが【ムチミ】・
ここで、地面から来た力を使って、そのまま上体を回転させて突いてしまうほうが早いし、威力も十分なのですが。
ここで、腹を緩めることで、腹を強力なゴムのような軸、映画ベストキッドで、ダニエルさんの先生である【ミヤギさん】が言う、でんでん太鼓のようになります。
腹を緩めることで、地面からきた力を、さらにもう1エンジンを追加することになります。
それが、上記のフックを打っている画像のような形となります。
先に、もうしっかり腰が入っている状態では、まだ撃ってません。
腰が入っていても、まだ撃ってません。
それが、ムチミのようなものだと、わたしは考えています。
腰が入った状態で、さらに、緩めた腹で、もう1段階、エンジンを蓄えることで、さらにパンチにタメを乗せるような形になります。
これは、こういったフックのような技を練習していると、わりと気づくと思います。
先に腰が行ってから打つ、と言う打ち方ですが。
これは、サンドバックなどを叩いておりますと、非常に強いです。
これは、自分が食らったら、大変なことになるだろうな、といった威力が出ます。
ただ、腰を先に入れてから突いていく打ち方は、こちらから先制していく場合は、なかなか当たらないですので。
このようなフック技のように。
こちらから先制していく場合は、ワンツーの、ツーの瞬間に織り交ぜていくように。
ボクシングでも、なかなか一発目でフックを打ちにいくことは、少ないと思います。
まず、ジャブで入って、ツーのフックにつなげる、といったことが基本になると思います。
そのツーで打ち込んでいく、フックの時に、空手で言うところのムチミのような打ち方をしていっていると思うんですが。
やはり、なかなか簡単にはいかないですわな。
もちろん、地面からの力を使って。
足の裏から出た力を、ヒザに伝えて、股関節を回転させ、腹を柔らかく使って、最後に肩甲骨から発射していく、そんな突き方は。
その場練習などでは、それなりに、誰でも練習すればできるとは思うんですが。
実際に、とてつもない素早い展開である、組手などで、それを使うとなると。
もう完全に異なる世界になります。
いわゆる。ケンカパンチ。
などを、形で行われるようなスタイルで受け。
受けた体の開きの力を使って、瞬間的に、本当にほんの瞬時に、ムチミを入れることで、かなり強力に撃っていくことができると思うんですが。
まだまだ、一人、ただ、やっている段階ですね。
動画のほう、毎回勉強させて頂いております。ファミリータイムさんからでした。
おすすめですので、拝見してくださると、勉強になると思います。
いろいろファミリータイムさんの動画を勉強させて頂いてますと。
腰と一緒にパンチを打ってしまっているような、そんな打ち方を。
「筋肉パンチ」と表現しています。
そのような、腰の回転と、パンチを一緒に打つような、筋肉パンチを練習していてもダメだな、と、そんなことを考えたりする、良い動画となっております。
もちろん、一人一流派です、空手は。
いや、空手に限らず、格闘技は一人一流派だと思います。
今回は、そういった、キックボクシングなどで行われているような、腰を入れてから撃っていく。
そんな打ち方について、考えてみました。
それでは、失礼いたします<(_ _)>押忍!