こんにちは、こんばんは、ややしばらくぶりになります、お元気でしたでしょうか。
あまり最近、空手の道のモチベーションが低下してしまったこともありまして、怠っておりました<(_ _)>💦
今回は、
【関節の力】
といったことでの気づきのようなことを、書かせて頂こうと思います、よろしくお願いします。
まず、【筋力】といったものが、もっぱらどういったことと、一般的に考えられているか?
といいますと、わたしの事などを土台として考えますと、やはり筋肉が多いと言うことが、筋力【パワー】が強いことではないのか?
と考えると思います。
実際、パワーリフティングの選手などは、筋肉がモリモリです。
そして、パワーリフティングに限らず、アームレスリングなどにおいても、筋肉量によってかなりもう、どちらが強いのか?どちらが勝つのか?
といったことが、試合前から分かってしまうこともあり、体重別になっております。
ただ、体重が70キロの選手で、95キロ級くらいのアームの大会でのだいぶ上位に入った選手も確かおりましたね、優勝だったかもしれません。
そして、わたしはスポトレのほうの勉強もしたんですけれども。
筋肉の出力と言うものは、筋肉の断面積と比例する。
と言うことに、基本的にはなっているわけです。
つまり、筋肉量が多ければ、多いほど、パワーが強い、そのようにスポーツの世界では考えられております。
といったことを前提として、今回は
【関節の力】
といった、筋肉の断面積とはまた違う種類の力、パワーのようなもののお話しをしようと思います。
では、関節の力とはなんなのか?
といったことですが、それは、筋肉の断面積、筋肉量、そういったスポーツ力学のような、そんなような類の考え方とはまた少し違ってくるような、そんな、武術的な、そして、もともとみなさん実感したこともあり、昔から、存在していたはずだけれど、今はスポーツの力学のような常識の広まりもあり、忘れられがちな、関節の力について。
といったお話しになります。
関節の力とは、簡単に言いますと、
【堪える力】
です。
堪える力と言っても、長い時間、騎馬立ちができるとか、長時間空気いすができます。
といったような、単純なる
【筋持久力】
とも、また少し違ってきます。
長時間、筋肉が力を出し続ける力を、一般的に筋持久力と言われておりますが。
それとも、また少し違ってくる力です。
具体的には、アームレスリングなどで、テレビなどでも見たことがないでしょうか。
わたしが見た時のものは、今あるアームレスリング協会さんの人ではなかったみたいですが、ほかに、ヒジがテーブルの上である程度自由に動いても良い。
といったルールの、日本腕相撲協会、でしたでしょうか。
そういったルールの先生だと思うんですが。
かなり高齢な腕相撲のじっちゃんがテレビに出てました。
そして、若いかなり筋肉のデッカイ人が、その腕相撲のじっちゃんと、腕相撲をするんですが、まったくじっちゃんの腕を動かすことができないのです。
もう、腕の筋肉も、体全体の筋肉量も、完全に若いデッカイ人のほうが3倍はあるような、そんな体格の違いなのに、若いデッカイ兄さんは、高齢のじっちゃん相手に、まったく腕を倒すことはできずに、アッサリやられてしまいました。
それこそが、関節の力です。
つまり、ヒジ・手首・肩・などの関節部分を、完全に固定させるような、固めるような力です。
スポーツ的に考えますと、筋持久力のように思ってしまいますが、それではありません。
文字通り、腕・手首・肩などの関節をガッチリと、固めてしまうような力です。
それは、腕・手首・肩などの大きい筋肉の断面積の質量に比例するようなものではなく、おそらく、関節部分の、
【腱・靭帯】
部分の強さなのではないか?
とわたしは考えております。
だいぶ以前にも書きましたが、筋肉を1cm大きくするには、1年でできるけれど、腱や靭帯を1cm太くするには、10年かかる、と、とあるアームレスラーの方が言っておりました。
わたしも、だいぶ昔にアームのほうに通ったことがありましたが、当時わたしはベンチで言うと115キロくらいを上げていた頃でしょうか。
カールはワンハンドでは、25~30キロくらいでやっていたと思います。
なので、なにも知らないわたしは、
「しょせん、アームレスリングは力比べなわけだから、筋肉がデカイほうが勝つんだろう?」
と思っておりましたが、わたしよりも、どう見ても体重も低く、筋肉量もわたしの半分くらいにしか見えない、アームの先輩方の腕を、まったく動かすことができませんでした。
そういった実体験からも、筋肉の断面積や、筋肉の質量だけで、すべてが決まるわけではないことがわかりました。
ただ、そういった関節の力は、関節を固める時にとてつもない力を発揮するのであり、重たいものを【移動】させる【持ち上げる】といった、パワーリフティング競技のような世界では、関節の力よりも、通常の筋肉の断面積や質量といった、単純な筋肉のパワーが最も重要になります。
それではいったい、関節の力を鍛えてどうするんだい?
別におれたちは、アームレスリングで強くなるために、空手をしているわけじゃないぜ?
といったことなんですけれども。
全空連の空手の組手などでは、まったく不要な力と言えるのではないかな?
と思うんですが。
フルコンタクト空手などでは、かなり重要になってくると思います。
組手などで、相手を叩くさいに、筋肉の出力によるパワーも、もちろん大変に重要なんですが。
それ以上に、相手の体に拳をめり込ませるためには、アームで見られるような、手首・ヒジ・肩関節のロックを使っていく必要があるからです。
実際に、わたしは、右手が効き手なので、右手のほうがパンチングマシーンを叩いても左手よりも数字が高いし、筋トレにおいても、右手のほうがなにをやっても、左手よりも強いですが。
実際に、サンドバックを叩いたり、組手などで相手を叩く場合には、左手のほうが強いです。
それは、左手は余計な【力み(意識)】が入らないからだろうか?
と言うこともあるんですが。
最近の、今年の冬の気づきの一つとして。
わたくし、幼少時からの冬場の雪かきの時にですけれども、スコップを持つ時に、右手は後ろから雪をグッ、と押す役割で、グイッ、とスコップに乗った雪を持ち上げて、投げる場所まで運び、投げ捨てることを、ほぼ左手で行ってきたんですが。
その雪かき時に、雪がたっぷりと乗ったスコップを、ほぼ基本的に冬の間(4か月くらい)を、左手がメインでやっているものですので、左手のほうが、もしかすると、それもあって、関節の力が、関節の堪える力が、左手のほうが強いってことではないのか?
と、この冬、そんな小さな気づきがありましたね。
それからは、右手でもなるべく、雪がたっぷりと乗ったスコップを、持つようにしていましたが、やはり、右手では、筋トレの時などは強いのに。
長時間、雪がたっぷり乗ったスコップを、腕をまげて堪え続けることは、難しいことに気付きました。
雪国の雪かきでは、もっぱらどちらか片方の手で、雪をグイッ、と持ち上げた状態を何100回も毎日繰り返すわけですが。
左手だと、ほぼいくら持っていても、なかなか疲れないのに。
同じ重さのスコップを、力が強いはずの右手で持っていると、すぐに疲れてしまう。
ブルブルと、右手がすぐに疲れて、震えてきてしまう。
なるほど・・・・。
雪かきによって、左手の関節の力が強化されていたんだなぁ・・・
と言う、気づきが、今年の冬の雪かき作業で、訪れましたね。
雪国にお住まいの方は、ぜひ、いつもとは反対の手で、たっぷりと雪の乗ったスコップを、持ち上げてみてほしいです。
思いがけず、すぐに疲れてしまうと思います。
それをさらに、裏付ける事実が、もう一つあります。
そのように、幼少時から、左手をメインとして雪かきをしてきた私ですが。
アームレスリングさんに、今まで何度か通ってきたんですが。
左手は、何年もやっている活躍している人にはかなわないですが、アーム歴半年、くらいの人には、勝てたりしますね。
長くやっている人からも、アームの練習では、先輩の方々は、お互いに手を握りアームレスリングの状態から、力を出している時に、倒してこずに、耐えてくれるわけですが。
「左手はけっこうきてるね」
と言ってくれましたね。
しかし、右手は。
「右はあまりきてないね」
といったように、言われてしまっておりました。
わたしとしては、筋トレの時には、右手のほうが力も入るし、重たいものを持ち上げることができるので、不思議でどうにもなりませんでしたが。
先輩方いわく、左手のほうがきている、とのことでした。
そのことについては、まったくわかってなかったんですが。
近年まで、空手の技術練習などにおいて、効き手である右手よりも、あまり力まない、変に意識でコントロールしにくい、左手のほうが、関節の力が強くなっていたんだろうな、と考えていましたが。
もしかすると、それもあるのではないか?
とも思いますが。
どうやら、冬場の雪かきで、左手では、いくら重たい雪を乗せたスコップを、持っていても疲れないし、いくらでも雪を遠くに投げ捨てることができるのに。
右手で、重たい雪の乗ったスコップを持つと、すぐに疲れてしまうし、重たい雪を、遠くに放り投げることが、非常に大変で、すぐにブルブルと疲れてしまうことからしても、やはり、幼少からの左手メインの、雪かき作業によって、関節の力が鍛えられていたのではないか?
といったことを、考えるようになりました。
そういった関節の力は、非常に強い力で、長時間関節を固めることができます。
へたに、筋肉がデカくて、出力の大きい筋肉よりも、関節の力は、長い時間、ものすごい強い力で、関節を固めることができますので、それを、空手の組手で生かすことができます。
じっさいに、フルコンタクト空手で相手に攻撃を当てるさいには、手首・ヒジ・肩などのロックが、非常に重要であると、わたくしは考えております。
最大筋力で、ドーン!
と打っていくことも大事ですが、関節の力が弱いと、相手に100%力を伝えることができません。
とくに、手首が弱いと、最大筋力の10~30%程度しか、相手に伝えることができないような場合も多いと思います。
関節をロックする力が弱いのに、持前の最大筋力や体重でもって、フルパワーで打ち込むと、必ず手首を痛めます。
せっかくのフルパワーは、手首・ヒジ・肩関節などの、関節の力が弱いせいで、10~30%程度まで落ちてしまうことになります。
サンドバックなどを叩いてみても、わたしの場合などは、効き手で、筋力も強い右手よりも、左手のほうが完全に強いです。
ただ、パンチマシーンでは、右手のほうは、ちょっと前に200くらいでしたところ、左手だと130でしたので、数字上では、かなり右手のほうが強いようです。
ですが、腕相撲をしても、雪かきで雪をスコップで持ち上げるにしても、サンドバックを打つにしても、フルコンルールで組手をするにしても、左手のほうが圧倒的に強いのです。
それはやはり、幼少時からの、雪かきが良かったのではないかな?
と、今回、そんなお話しでした。
雪かきの際には、前の方の、雪の重さをグッと持ち、こらえている方の手の関節の力がどんどん鍛えられていきますので、なるべく雪を持ち上げたら、ある程度遠くのほうまで雪を持っていき、投げ捨てるようにすると効きます。
腕を伸ばして、雪をスコップで持つ人がいますが、それだと腕・手首・肩の関節のトレーニングになりませんので、しっかりスコップの前の手は、しっかり【45度くらい?】まげて、雪の重さに抵抗してください。
それによって、スコップを持っている前のほうの手の、いろいろな関節の力が鍛えられることになります。
雪国ではない方も、アームレスリングでは、相手の腕を押していく力よりも、耐える力のほうがなによりも大事である、と言われているらしく、腕を90度くらいにまげて、重たい重量で、ワンハンドカールの姿勢で耐えるようなトレーニングをよく行っているようですので、そのように、いわゆる動的トレーニングばかりではなく、いわゆる静的トレーニングもどんどん高重量で行うことで、関節の力が鍛えられることになりますので、行っていくと良いと思います。
それでは、このたびは【関節の力】「雪かき作業からの閃き」といったことで、書かせて頂きました。
ではでは、失礼いたします<(_ _)>押忍っ!!✨