せもっちの空手と筋トレブログ

主に空手についての考え方、練習、鍛錬などといったことや、筋トレについてなど書いていこうと思いますm(_ _)m押忍!

空手【ウェイトトレーニング(筋力トレーニング)】と【全空連系(寸止めルール)空手】における有効性を考える

こんにちは、こんばんは、せもっちです。

 

今回は、自分でもいささか、悩み、結論が完全に出ないような感じだったことの一つとしまして、【全空連(寸止め)系空手】と【ウェイトトレーニング(筋トレ)】の有効性、について、を書いていこうと思います。

あくまで、わたくし自身の考えや、現代のスポーツ理論などから出ている、今現在の考え方、とゆうことになります。

よろしくお願いいたします<(_ _)>

 

わたくし、若りし頃より、ウェイトトレーニングが大好きでして、ベンチプレスでは最高で[135kg]、デッド・スクワットなどは[160kg]ほど、挙げれるほどには、鍛えておりました。

しかし、全空連系空手の方々との、スピード合戦となりますと、それまでに何年も、10年以上もかけて行ってきた、ウェイトトレーニングの筋肉が、かえって、重りにすら感じることもありました。

とくに、腕の筋トレは大好きでしたので、上腕二頭筋などのトレーニングである【カール・ハンマーカール】などのカール系種目は大好きで、よくやりましたが、その、腕にたっぷりとついた筋肉が、全空連の空手の世界に、高校生の部活の頃以来に戻ってみますと、ただの、重りでしか、ありませんでしたね。

 

そうゆうような方々に、全空連の空手の世界に入ってしまった場合、どうしたら良いのか?

フルコンタクト空手とかをやればいいんじゃないか?」

もちろん、フルコンタクト空手を素直にやれば、やり続ければ、筋肉は素晴らしい攻撃力となり、最高の鎧となるでしょう。

ですが、それでも、全空連の空手をやりたい。

とゆう場合。

どうしたら良いのか?

とゆうことも、書きたいと思います。

 

では、まずいきなりですが、

筋トレ(ウェイトトレーニング)をやりこみ過ぎて、体が重たくなってしまった方は、どうしたら良いのか?

 

とゆうことについて、経験なども踏まえて書きます。

まず、いったん、ウェイトトレーニングから、離れたほうがいいです。

プロテインも、練習の後に、疲れた筋肉の疲労を回復させたり、そういった時に使うだけにして、筋肥大からは、いったん離れましょうか。

それでも、どうしてもウェイトトレーニングをやりたい、筋肉をでかくしたい、強くなりたい、そうゆう場合は、全空連系空手の大会に、参加しないほうがいいですね。

いきなり結論ですが。

全空連系の空手は、あまりにもスポーツ的な要素が強いのです。

たとえば、【バドミントン】で考えますと、必要でしょうか、筋肥大、巨大な筋肉。

【卓球】で、巨大な筋肉。いらないですね。

巨大なプロレスラー体系の者に【100メートル走】で10秒代、ムリですね。

超巨大な力士系体系の方に、【フルマラソン】、ムリですね。

そのように、はっきり言いますと、スポーツで強い人の体系を考えるとわかりますが。

なによりも

【スマートで引き締まった体】

これがもう、ベストなんですね。

「寸止めの選手なんて、全力パンチで、ガードごと突破できるでしょ(笑)」

ムリですね。ざんねんながら。

ほんのわずかに、肩が動いた瞬間に、もう自分の顔面に、ワンツーと回し蹴りが、0.2秒くらいの間に、なにも気づかないうちに、入れられていると思われます。

そして、技を入れられたと気づいた瞬間に、すでにもう、2メートルの間合いを取られているでしょう。

それくらい、スピードと高い技術力が、要求される世界です。

 

それで、どうするか?

まず、痩せること。

プロレスラー体系の方は、まず1にも2にも、痩せることです。

それまで、100kgのデカい体を自慢してきた場合も、まずは、痩せることです。

体脂肪が10パーセントになれば、腹筋が浮き出てきます。

そこまで痩せれば、もう、すでにパワー系の、良い全空連の選手としての道も、出てきました。

 

では、次に、本題です。

全空連系の空手と、ウェイトトレーニングの有効性、関係性。

 

まず、全空連系であること、が前提です。

極真空手などのフルコンタクト空手においては、ウェイトトレーニングがやればやるほど有効であることは、黒澤選手や、八巻選手などを見れば、誰でもわかることです。

実際に当てあうなら、筋肉があるほうが有利なのは、当然です。

 

では、全空連などの、寸止め系空手においては、どうなのか?

 

これですね、今、現代の空手界においても、まさに、十人十色、1000人の空手の先生がいたら、1000人の先生が、違うことを言ってもおかしくない、今だに、謎の一つ。

一般的な体、身体能力である場合、を前提とします。

 

【結論】

ウェイトトレーニングをやってもいい!!

です。

まず、実際の例でいいますと、有名どころである女性空手選手「植草歩」選手ですが。

ウェイトレーニングを取り入れてますね。

ラグビーの専門の先生から指導をうけている、とのことですが。

スクワットなどは、100kgを挙げるようです。

今は、120kgを目指してトレーニングを続けているそうです。

つまり、さらにウェイトトレーニングで、重たい重量を上げれることが、空手の競技力の向上に繋がる、と、植草選手が、実際に体で証明しているのです。

ハイクリーン(パワークリーン)でも70kgを挙げる、とのことです。

ハイクリーンは、多くの格闘技の選手が行っており、全身のスピードとパワーを向上させます。

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デッドリフトのようなフォームで持ち上げ、そのまま引き上げて、肩のあたりでいったん停止し、降ろす、とゆうような体幹の足腰、背中側や肩周りの爆発力をつけるトレーニングです。

 

植草選手のように、スクワット・ハイクリーンなどを行う際には、これはもう、100%、間違いなく全空連の空手においても、競技力が向上することは、間違いないでしよう。

ただ、腕を巨大にするようなトレーニング【カール】であったり。

大胸筋を巨大にするようなトレーニング【ベンチプレス】であったり。

そうゆう、体幹のトレーニング】以外のトレーニングは、あまり、やりこまないほうがいいでしょう。

大事なのは、体幹のトレーニング】です。

【足腰】

【腹筋・背筋】

などの【体幹】を主に、ウェイトトレーニングを行っていくと良いでしょう。

 

そして、しっかりと、トレーニングの後

【ストレッチ・柔軟】

を欠かさずに行うこと!!

なぜか?

トレーニングによって、筋肉は疲労し、そのままにしておくと、大切なパフォーマンスを生み出す【柔軟性】が、確実に低下してしまうからです。

柔軟性が低下しては、技の伸びも、腰のキレも、スピードも、全て低下してしまい。

さらに、そのままトレーニングを続けることで、硬くなった間接部分には、少しずつダメージが積み重なり、必ず、取り返しのつかないケガをすることになります。

ウェイトトレーニングの後には、必ず【ストレッチ・柔軟】を行い、鍛えて疲労した筋肉を、しっかりと念入りに、伸ばしてやる必要があります。

セルフマッサージなども良いでしょう。

筋力を効率よく向上させるために、プロテインや、肉食を増やして、たんぱく質をそれまでよりも、多く取る必要もあります。

たんぱく質の摂取量が少ないと、トレーニングによって傷ついた筋肉組織の修復に時間がかかり、まだ修復が終わっていない筋肉を、さらにトレーニングによってダメージを与えることによって、結果的に、筋力の向上どころか、筋力が低下してしまう場合もあります。

一日の、理想的なたんぱく質の摂取量としては、スポーツ選手(空手選手)の場合は

体重×1.5倍(グラム)

つまり、体重が70kgの選手は、1.5倍で、一日に[105g]のたんぱく質をできれば、摂取していかないと、せっかくのトレーニングも、台無しになってしまうとゆうことです。

筋肉組織は、たんぱく質で出来ているからです。

そもそも、原料となる【たんぱく質】がない以上は、どんなに大変なトレーニングをしても、いくら体が、「筋肉を大きくしたい!強くしたい!」と要求しても、食べものやプロテインなどで、たんぱく質を摂取しないことには、筋肉の原料がないわけですので、大きくなるわけがないのです。

 

ですが、カールやベンチプレスなどの、腕や胸など、空手競技にはあまり必要のない部分のトレーニングばかりして、大きい筋肉にしてしまうと。

重りになってしまう場合があります。

わたしの場合は、全空連の空手以外にも、いろいろな大会にもチャレンジしてきましたので、最低限の筋肉は必要でしたので、良かったんですが。

もちろん、将来的には、全空連だけでなく、フルコン空手や、総合格闘技や、いろいろな格闘技にチャレンジしたい!

とゆう場合には、ガンガンやっちゃって、良いとおもいます。

ボクシングなど体重制限が細かい競技の場合、筋肉は脂肪の3倍の重さがありますので、階級が上がってしまうことは、覚悟しないといけないでしょう。

全空連の空手も、組手の部の、全日本大会や、世界大会などの大きな大会では、細かく体重別になってますので、筋力が増えることで、階級が上がる場合もあると思います。

そこで、やはり、腕や、胸などを大きくするような、空手の技術やスピードとは、関係のない筋肉を大きくしてしまうことの、弊害が、ここでも出てきてしまいます。

突き(パンチ)は、腰や、上半身では、最も大切なのは【背中】の筋肉です。

デッドリフト・スクワットをやり込むと良いでしょう。

それらの種目は、主に、下半身や背中の種目ですが、それこそが実は

【突き】をとてつもないスピードにするのです。

 

言ってしまえば、腕の筋肉など【伸ばして、曲げる】ことができれば、それでいいんです。

むしろ、それくらいが、最も早いですね。

野球の【大谷】選手、すごいですね。

スピードも速いですね、160km以上のスピードで、球を投げます。

それって、筋力がすごいから?

違うんですね。

筋力なら、パワーリフターやボディビルダーのほうが、何倍も強いでしょう。

私が見たところですが、空手で言うところの

【ムチミ(鞭身)】

ですね。

あとは、腕や足の長さですね。

棒を振り回した時、より遠くの位置にある部分ほうが、トップスピードが早い。

 

筋力トレーニングをした後、スピードが遅くなった!!

 

そう考えていた時、そう感じた時、わたしもありました、今もあります。

しかし、とうとう、結論のようなものが出ました。

 

筋力トレーニングを行ったあと、最低でも【三日間】は、脳や体の神経系統が、【重たいもの】を持ち上げるイメージを持つ。

とゆうことです。

最初、ウェイトトレーニングを始めた頃、ベンチプレスが最初【35kg】しか挙げられなかったのに、たったの一ヶ月で【60kg】挙げられるようになった。

別に、普通ですし、みなさん、そうなるでょう。

なぜか?

 

それは、別に筋力が増えたわけではありません。

筋肉が、倍近くでっかくなったわけでも、ありません。

 

神経系統が、強化されたんです。

 

もちろん、筋力・筋肉量も、多少は向上しています。が。

いきなり一ヶ月で、倍の重さを上げられるほどに、筋力・筋肉量が増えることは、ありません。

神経系統が、発達したのです。

脳・体が、ベンチプレスを挙げるフォームで、いかに力を出すか、とゆうことに【慣れた】のです。

つまり、力を出す方向であったり、力を入れる感覚であったり、イメージであったり、そうゆう部分が強化され、一ヶ月で、倍近い重量を上げられるようになったのです。

ですが、ざんねんながら、【35kg→70kg】を一ヶ月で挙げられるようになった、その方が、二ヶ月後に【70kg→105kg】→【105kg→140kg】、とゆうようには、もちろん増えません。

神経系統の強化は、もう、ほぼ完了してしまっているからです。

もう、正しいフォームを習得し。

正しい、力の入れ方を習得し。

正しい、イメージを習得しました。

脳と体の神経系統も、ガッチリ繋がりました。

それによって、あっとゆうまに70kg挙げられるようにはなりましたが、基本的な筋肉・筋力は、そんなに向上してないからです。

そこからは、地道な筋力・筋肉量の向上を、小さく、長く、積み重ねていくしかありません。

 

そこで、なぜ、空手において、スピードが落ちたように感じるのか?

 

とゆうことなんですが、

何度も書きましたけれども。

【神経系統】

ですね。正体は。

 

ベンチプレスや、デッドリフト、カールなどで、できる限り、限界の重さにチャレンジする、なんとか、前回よりも1回、たったの1回、多くできる、挙げられる。

それを目指して、トレーニングを重ねていくわけです。

が。

そこで、ガッチリと強化される、神経系統。

ガッチリと強化される、重たいものを持ち上げるイメージ。

その後、三日間は残る、重たいものを持ち上げているイメージと、神経系統。

 

同じく、三日間ほど残る、筋肉の疲労。

 

これらです、まとめますと。

 

  ・ウェイトトレーニングで、体が重くなる原因・

 

・重たいものを持ち上げる【神経系統】が残っている。

 

・重たいものを持ち上げる【イメージ】が残っている。

 

・ウェイトレーニングによって、筋肉そのものが【疲労している】。

 

・疲労した筋肉は、柔軟性を欠いている(一時的に疲労によって硬くなる)。

 

そうゆう以上のことで、一時的に、形・基本・組手などをした場合、全空連の空手では、スピード感が非常に大事なので、特に一人で、その場基本などをした場合には、ウェイトトレーニングの翌日などは、体や腕、腰のキレなど、いろいろと重たくなります。

実際に、間違いなく、スピードも落ちています。

ですが、そこで、三日待ちましょう。

三日たつと、ベンチプレスや、重たいものを持ち上げた【イメージ】がなくなってきて、【神経系統】が開放されてきます。

もちろん、三日過ぎて、一週間が過ぎて、となりますと、せっかく行った筋力トレーニングそのものが、無駄になります。

そして、三日たつと、筋肉の疲労も抜けてきます。

 

その間も、しっかりと毎日、ストレッチ・柔軟を行うこと、たんぱく質をしっかりと摂取すること、お湯に入るなどして、体の代謝が良い状態にすること。

など、やっておくと良いことも、しっかりとやりましょう。

 

そうこうして、4・5日もすれば、ウェイトトレーニングの重たいものを持ち上げるイメージは、完全に消えます。

そして、重いものを持ち上げる【神経系統・イメージ】から完全に開放されます。

すると、どうなるのか?

 

体が、以前よりも、早く動くようになります。

 

余計なイメージがなくなり、筋力の向上だけが、残るからです。

 

もちろん、ウェイトトレーング後は、特に初心者のうちは、筋肉痛が出たりして辛いですが、空手の練習も、しっかりやりましょう。

 

そして、4・5日目。

ウェイトトレーニング(筋トレ)の疲労・重たいものを挙げるイメージは、完全に消えました。

そして、それを繰り返していきます。

 

そうすると、空手もうまくなり。

筋力もつき、体はより、スピーディに動き。

スクワット・デッドリフト・ハイクリーンなどの【体幹】のトレーニングを積み重ねた場合、体の【爆発力】が向上し、【瞬発力】が、劇的に向上しているでしょう。

 

そのように、ウェイトトレーニングを行った後、数日間は、重たいものを持ち上げるイメージ・疲労などによって、事実、体は重たくなり、スピードも落ちますが。

それは、一時的なものです。

 

       ・結論・

またまた結論ですが、

ウェイトトレーニングを行った場合、数日間は、体を重たく感じるが、数日後には、むしろ筋力が向上し、体は以前よりも早く動く。

②【体幹】以外の【腕・胸】など、空手の競技上、あまり必要としない部位のトレーニングは、必要以上に行わないようにする。

③大会前は、絶対にウェイトトレーニングは、行わない。大会前のほんの数日・数週間で、劇的に筋力が向上することは有りえないし、重たいものを持ち上げるイメージと、疲労を、完全に消す必要がある。

 

それらを守るように、空手をしっかりと練習しながら、ウェイトトレーニングも行っていけば、良い方向に成長していくと思います。

ただ、特に最初の頃は、ウェイトトレーニングをした次の日などは、キツくて、空手はなかなか出来ないかもしれません。

 

ウェイトトレーニングは、しっかりと頑張れば、【成長ホルモン】などの体に良い物質が出ます。

それによって、若返り効果や、健康効果。

精神的にも、良い効果があるとのことです。

ランニングなどの有酸素運動は、脂肪と共に、貴重な【筋肉】も燃焼してしまいますが、唯一、ウェイトトレーニングだけは、筋肉を向上させつつ、脂肪も燃焼させ、いわゆる【基礎代謝量】も向上させる、とゆう良いことがたくさんありますので、行わないのは、もったいない、とも言えると思います。

 

それでは、今回は、このあたりで、失礼いたします。

空手をして、自分や自分の子供らが、強くなっていくのは、なんだか、楽しいものですので、がんばりましょうか!

 

では、失礼いたします、<(_ _)>押忍!!