柔軟性を高めて、柔らかい体になる!!
柔軟性を高めることによって、どんな良いことがあるのか?
①より高い位置を蹴ることができる!
※ただ蹴れるだけでなく、今までギリギリだった位置(高さ)を楽々蹴れるようになる。
②蹴りの際に、上半身を倒さなくても、上段を蹴れるようになる。
※股関節の柔軟性がないと、上段を蹴る際に、どうしても上半身を倒さないと蹴れません。骨盤を倒すことによって、開脚だけで上げることのできる限界値よりも、高い位置を蹴ることができますが、動作が大きくなってしまうので、ばれやすくなります。
➂型などで、姿勢を保ったまま、蹴ることができる。
型を行う際に、前蹴りなどの時に、股関節が固いとどうしても猫背になってしまいます。それは型の試合などでは、かなり大きいマイナスになります。
股関節が柔らかいと、猫背にならずに、そのまま姿勢を伸ばしたまま、スッと蹴ることができます。
④組手において、相手にバレるモーションを少なく蹴ることができる。
組手に際に、蹴る時にいちいち体を後ろに倒したり、横に倒したりしていては、すぐにバレてしまいます。
体を倒してから蹴ってしまうクセがあると、どうしても蹴りは入らないと思います。
➄楽に蹴れる。
※今まで、なんとかグッと力を入れて蹴っていた上段蹴りが、楽々スッと蹴ることができるようになります。
基本移動などで、蹴りがつらいと思いますが、柔軟性を高めると、蹴りの移動の際などでも少しだけ楽になるかも、しれません。
⑥ケガの予防
※相撲などで、力士は負けると土俵の上から落とされます。
その際の衝撃力はかなりのものらしく、体が硬いと大けがをすることもあるそうですが、力士は体が頑丈なだけではなく、柔軟性も高いために、捻挫や骨折など、重大なケガをしにくくなっているそうです。
空手においても、転倒や、なにか色々と体に衝撃が加わることが、たくさんありますが、柔軟性がないとすぐにケガをしてしまいます。
➆技が伸びやかになる。
※体が硬い人とくらべて、体が柔らかいとやはり、技がのびのびしています。
突きも、肩関節周りが硬い人、肩甲骨の動きが悪い人、股関節が硬い人、膝がガチガチの人など、やはり柔軟性を普段から高めている人のほうが、のびのびと動くことができます。
股関節だけではなく、肩まわりや、ひざ、腰、肘や手首や、足首、アキレス腱などを、普段から伸ばしてやっていることで、ケガも防げるし、技がのびのびと出せます。
⑧型が上手になる。
※股関節がとくに大切ですが、股関節が硬いと、移動する際にスムーズに動けません。
そして、立ち方が変です。
しっかりと、股関節を開いて、ヒザを張って立たないとならないわけですが、股関節が硬い人には、そもそも股関節をひらいて、ヒザを張って[騎馬立ち][前屈立ち][後屈立ち]などの基本の立ち方をやる際にも、股関節が硬いと、かっこ悪い立ち方になります。
立ち方をいつも、しかられている場合には、まずは柔軟を毎日やってみることが必要です。
股関節が硬いと、良い立ち方はできません。
股関節が柔らかくなり、良い立ち方ができるようになると、姿勢を伸ばしている時もより楽になり、蹴る際にも、移動する際にも、よりスムーズに、より無理なく、より早く技を出すことができます。
➈頭もやわらなくなる。
※体が硬いと、頭も固い。昔からそういわれているそうです。
自分なりに科学的な根拠のようなものを考えてみますと。
体が硬くなっている人は、日ごろから無理をしていたり、疲れがたまったままの状態でいつもいるわけですので、そんな状態で、柔らかい良い発想を生み出したり、良い対人関係を作ることは、難しいのではないかな、と思います。
➉疲れがとれる。
体を柔らかくすることで、固まった日頃の疲れをとることもできます。
柔軟体操や、ストレッチを行うと、体の代謝がよくなり、血流もよくなり、回復速度があがります。リラックス効果もあり、日ごろ疲れて交感神経が活発になっている人も、ゆっくりとリラックスしてストレッチや、柔軟体操を毎日とりいれることで、疲労回復にもなり、ストレスの回復にも役立ち、交感神経がおちつき、リラックス時になる、副交感神経が優位な状態になり、よく眠れるとゆうことです。
⑪健康になる。
体の筋肉を伸ばし、血流が良くなり、リラックス状態である副交感神経優位な状態になり、ちょっと道路や階段で足首をひねったりしても、捻挫もしにくく、道路で転んで手をついたときにも、普段から手首のストレッチを行っていれば、手首の捻挫もしにくくなります。
転んで、腰などを打った際にも、普段から腰まわりや、股関節のストレッチや柔軟体操を行っていることで、股関節の脱臼や、骨折などの予防にもなります。
より、長生きできる、可能性を高める効果もあります。
高齢者の場合、道路での転倒などの骨折の場合、そのまま寝たきりの状態になる可能性が非常に高いです。
若いから大丈夫と思わず、若いうちから、柔軟体操などを毎日行うことで、老後の自分の健康を守ることができるのです。
そして、空手をがんばることで、足腰をしっかりと若いうちから鍛えて、今でいうところの【貯金ならぬ貯筋】をがんばりましょう。
せっかく年金をもらえるようになったとしても、寝たきりでは意味がありません。
がんばりましょう、健康!柔軟体操!空手!!
そのように、ストレッチや柔軟体操で、体を柔らかくすることを日々、毎日行うようにすることで、空手の技術の向上だけでなく、健康や、長生きにもつながってきます。
肩がこっている人は、肩回りの筋肉が硬くなっています。
肩甲骨まわりの筋肉が弱っていたり、硬くなっているのです。
その場合、マッサージだけでなく、ストレッチもしっかり行うことが大切です。
腰がすぐに痛くなる人は、股関節や腰まわりの柔軟性や、筋力が落ちています。
股関節が硬くなると、どうしても腰は痛くなってきます。
ちょっとしたことで、ギックリ腰(魔女の一撃とも)にもなります。
結論 【柔軟性は大切!!】
では、失礼いたしますぞ(^^)/